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トップ刑事部組織犯罪対策課>覚醒剤等違法薬物Q&A

覚醒剤等違法薬物Q&A

あなたの素朴な疑問にお答えします!

Q1.覚醒剤って何?
Q2.なぜ覚醒剤や麻薬等を使うことが禁止されているのですか?
Q3.覚醒剤の使用は一回だけでもダメですか?
Q4.覚醒剤を乱用するとどうなるの?
Q5.覚醒剤って本当に怖いの?
Q6.誘われた場合、どうすればいいの?
Q7.本当に痩せられるの?
Q8.覚醒剤を乱用するとどんな処罰を受けるの?
Q9. 大麻とは何ですか?
Q10.大麻を乱用するとどのようになるのですか?
Q11.コカインとは何ですか?
Q12.クラックとは何ですか?
Q13.コカインやクラックを乱用するとどのようになるのですか?
Q14.ヘロインとは何ですか?
Q15.ヘロインを乱用するとどのようになるのですか?
Q16.合成麻薬とは何ですか?
Q17.合成麻薬を乱用するとどのようになるのですか?
Q18.向精神薬とは何ですか?
Q19.向精神薬を乱用するとどのようになるのですか?
Q20.覚醒剤等違法薬物問題の相談はどのようにすればいいの? 


Q1.覚醒剤って何?

覚せい剤 覚醒剤は「覚醒剤取締法」により取締りの対象とされている薬物で麻黄(マオウ)という植物から抽出されたエフェドリン等を原料として、化学的に合成して造られています。一般的には、白色の粉末又は無色透明の結晶で臭いはなく、やや苦みがあると言われています。乱用者の間では、「シャブ」「S(エス)」「スピード」などと呼ばれています。また、通称「ヤーバー」と呼ばれる錠剤型の覚醒剤もあります。

Q2.なぜ覚醒剤や麻薬等を使うことが禁止されているのですか?

 覚醒剤や麻薬等は、それを乱用する人間の精神や身体をボロボロにし、人間としての生活を営むことをできなくするだけでなく、場合によっては死亡することもあります。
 また、違法薬物の乱用による幻覚・妄想が、殺人、放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こすことがあるなど、乱用者本人のみならず、周囲の人、さらには社会全体に対しても、取り返しのつかない被害を及ぼしかねないものです。
 こうしたことから、覚せい剤、麻薬等の使用、所持等は法律により厳しく禁止されています。

Q3.覚醒剤の使用は一回だけでもダメですか?

注射器 覚醒剤は1回の使用によって死亡することもあります。また、覚醒剤乱用による幻覚・妄想は殺人や放火等の凶悪な犯罪や交通事故を引き起こすなど、乱用者本人はもとより、家族や周囲の人々に取り返しのつかない被害を及ぼします。
こうしたことからたとえ一回だけでも、覚せい剤を使用することを法律によって厳しく禁止しています。

Q4.覚醒剤を乱用するとどうなるの?

 覚醒剤乱用者は「覚醒剤を使用すると眠気、疲労感がなくなり、頭が冴えたようになる」と効能があるように話しますが、錯覚によるもので覚醒剤に効能はありません。
 また、ある覚醒剤乱用者は、警察の取調べで「覚醒剤をやめたいという気持ちがありながらも意のままにならず、頻繁に使用していた」と話しているように、覚醒剤は、乱用薬物の中でも特に中毒性・依存性の強い薬物で、覚醒剤が切れると激しい脱力感や疲労感に襲われ、それを解消するため覚醒剤が欲しくなって繰り返し使用し自分でなかなかやめられなくなり、連続して乱用するようになります。乱用を続けると幻覚や妄想等の病状が現れ、発作的に他人に暴力を加えたり人を殺したりすることがあります。
 覚醒剤に一度手を出せば、心も体も薬物の虜になってしまい、悲惨な結果を招くことになります。

Q5.覚醒剤って本当に怖いの?

注射痕 覚醒剤の乱用の害は一生涯続くと言われています。覚醒剤の乱用でひとたび幻覚や妄想等の症状が生じると、治療によって表面上は回復しているかに見えても、これらの症状が再び起こりやすい下地が残ってしまうのです。乱用をやめて、普通の生活に戻ったようでも、飲酒、心的ストレス等ほんの小さなきっかけで突然、幻覚、妄想等が再熱することがあります。これを「フラッシュバック現象」と言いますが、このように覚醒剤は大変怖い薬物です。

Q6。誘われた場合、どうすればいいの?

 覚醒剤の乱用は、友達や先輩から「疲れがとれてスッキリする薬があるから」「痩せるのにいい薬があるんだけど」などと誘われて、面白そうだという好奇心や仲間外れになりたくない等のきっかけから始まります。
 誰でもまわりから誘われる恐れがありますが、何よりも必要なのは断る勇気を持つことです。覚醒剤の乱用がもたらす恐ろしい結果について正しく理解し、絶対に手を出さないという自覚が大切です。

Q7.本当に痩せられるの?

 ある覚醒剤乱用女性は、警察の取調べで「同僚から、すぐに痩せられる薬があると勧められ、覚醒剤を始めて3日位で5キロ程痩せることができたが、一方で体が怠くなると覚醒剤を使わずにはいられない体にもなってしまい、幻覚まで見えるようになった」などと話しているように、ダイエットを目的に覚醒剤を使用する事例が発生し、悲惨な結果を招いています。覚醒剤を使用すると不眠状態が発生するほか、空腹感を感じなくなるなど、健康が損なわれて体が痩せることになりますが、一方で中毒症状が現れ、幻覚妄想等の症状が発生し、体も心もボロボロになる結果を招くことになります。

Q8.覚醒剤を乱用するとどんな処罰を受けるの?

 覚醒剤等の違法薬物の乱用は犯罪です。その罰則には国によって違いがありますが、どの国でも大変厳しい罰則があります。最高の刑は死刑という国もあります。我が国では覚醒剤をたとえ一回使用しても、少量持っていても、また、譲渡したり、譲受けても厳しく取締まっています。覚醒剤の使用、所持、譲渡し、譲受けは、10年以下の懲役刑で重い処罰を受けることになっています。

左:錠剤型覚せい剤(通称ヤーバー) 右:覚せい剤粉末

錠剤型覚せい剤覚せい剤粉末

Q9.大麻とは何ですか?

県内で押収した大量の乾燥大麻 大麻とは、アサ科の1年草である大麻草とその製品をいい、「大麻取締法」で規制されています。
大麻には、大麻草の葉を乾燥させた乾燥大麻(マリファナ)、樹脂(やに)や若芽をすりつぶして固めた大麻樹脂 (ハシッシュ)、葉や樹脂から成分を抽出した液体大麻(ハシッシュオイル)があります。

Q10.大麻を乱用するとどのようになるのですか?

県内で押収した大麻吸引器具 大麻を乱用すると、一般的には、気分が快活、陽気になり、よくしゃべるようになるといわれていますが、その一方で、感覚が過敏になり、変調を来したり、現在・過去・未来の観念が混在して、思考が分裂し感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って暴力や挑発的な行為を行うことがあり、さらには、幻覚や妄想に襲われるようになります。また、何もやる気のない状態となる「無動機症候群」に陥ることもあり、大量の大麻を摂取すると、意識障害を伴う中毒性精神病の状態になることもあります。
 大麻を「害がないドラッグ」等と認識して乱用する若者が増加していますが、これはとんでもない間違いです。

Q11.コカインとは何ですか?

 コカインは、「麻薬及び向精神薬取締法」により取締りの対象とされている薬物で、コカの木の葉を原料として作られています。一般的に、無色の結晶又は白色の粉末で臭いはありません。
 コカの葉は、ほとんどが、コロンビア、ペルー、ボリビア等の南アメリカで不正に栽培されています。我が国には、航空機や船舶等を利用して持ち込まれています。

Q12.クラックとは何ですか?

クラック クラックは、コカインと重曹を化学 的に反応させて作られるコカインの一種で、火であぶり、その煙を吸うなどの方法により、アメリカを中心に乱用されています。

Q13.コカインやクラックを乱用するとどのようになるのですか?

コカイン粉末 コカインには、覚醒剤と同じように神経を興奮させる作用があるため、疲労感、空腹感がなくなったり、体が軽く感じられ、腕力、知力がついたような錯覚が起こります。乱用を続けると覚醒剤と同じように幻覚、妄想等の症状が現れます。
 クラックは、覚醒剤や普通のコカインに比べて、薬理作用が強く、短期間で強い精神的依存に陥りやすい大変危険な薬物です。

Q14.ヘロインとは何ですか?

 ヘロインは、けしを原料とした薬物で、けしからあへんを採取し、あへんから抽出したモルヒネを精製して作られ、「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬として規制されています。
 純粋なヘロインは、白色粉末ですが、純度の低いものに灰色や灰褐色のものもあり、粉末のほかに棒状、板状、粒状等さまざまな形状のものがあります。
 一般的には無臭ですが、中には酢酸の臭いのするものもあります。
 ヘロインの原料となるけしは、東南アジアや中近東諸国等で不正に栽培されています。
 我が国には、航空機や船舶等を利用して持ち込まれています。

左よりヘロイン・モルヒネ・粗製モルヒネ

Q15.ヘロインを乱用するとどのようになるのですか?

 ヘロインには神経を抑制する作用があり、乱用すると強い陶酔感を覚えることから、このような快感が忘れられず、乱用を繰り返すようになり、強い精神的依存が形成されます。
中毒になると、2〜3時間ごとに摂取しなければ体中の筋肉に激痛が走り、骨がバラバラになって飛散するかと思うほどの痛み、悪寒、失神等の激しい禁断症状に苦しむこととなり、余りの苦しさから精神に異常を来すこともあります。
 ヘロインは心身への影響が非常に強いことから、医学的な使用も一切禁止されている大変危険な薬物なのです。

Q16.合成麻薬とは何ですか?

LSD(カプセル) 合成麻薬はけしやコカ等の植物からではなく、他の化学薬品から合成された麻薬になります。
 主なものとして、LSD、MDA及びMDMA等と呼ばれているものがあります。
 MDMAは「エクスタシー」、MDAは「ラブドラッグ」と乱用者の間では呼ばれており、いずれも幻覚剤で「麻薬及び向精神薬取締法」で取締りの対象とされています。

Q17.合成麻薬を乱用するとどのようになるのですか?

 LSDは幻視作用が強く、MDA・MDMAは幻覚作用を有し、乱用すると不眠等に悩まされます。また、強い精神的依存性を持っており、乱用を続けると記憶障害等にも陥ります。
 若者の間では、「ソフトドラッグ」等と誤った認識を持って乱用するケースがあるようですが、危険性は覚醒剤等の薬物と何ら変わりません。

MDA MDMA錠剤

Q18.向精神薬とは何ですか?

 向精神薬は鎮静、興奮の精神機能に影響を及ぼす薬物の総称で、「麻薬及び向精神薬取締法」で規制の対象とされています。
 最近問題となっている「トリアゾラムを含有する睡眠薬」は向精神薬の一つです。

Q19.向精神薬を乱用するとどのようになるのですか?

 向精神薬は、ほとんどが医用品として流通していますが、医師の指示によらず乱用すると、感情が不安定になる、判断力が鈍くなる、歩行困難になるなど、心身への障害が生じ大変危険です。また、幻覚症状等も発生します。

Q20.覚醒剤等違法薬物問題の相談はどのようにすればいいの?

 これまでは暴力団等の密売人から覚醒剤を手に入れる場合が多く見られましたが、最近は都会を中心に来日外国人による街頭での密売やインターネットによる密売が行われ、覚醒剤等の薬物が簡単に手に入るようになっています。また、覚醒剤の乱用による凶悪事件等、悲惨な事件・事故が発生しています。このように覚醒剤等違法薬物問題は、一部の限られた人の話ではなく、社会全体の問題となっています。
見たり、聞いたり、家庭で困っている場合等、警察に連絡、相談をお願いします。
 警察本部、警察署、交番、駐在所では、覚醒剤等違法薬物事犯について通報、相談を受けています。

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