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インターネットは、私たちの生活にとって非常に便利なものですが、子ども(18歳未満の者をいう。)にとって有害な情報が氾濫しています。その有害情報によって、事件やトラブルに巻き込まれ、被害に遭うだけではなく、けんかやいじめの加害者になるケースもあります。そんな危険から子どもたちを守るために大事なことが「フィルタリング」です。
インターネット上で、子どもの有害なサイト(アダルト、出会い系、詐欺、暴力など)へのアクセスを制限し、子どもを犯罪から守ろうというサービスです。
スマートフォンの場合は、通常の携帯電話回線のほかに、WiFiなどの無線LAN回線やアプリのダウンロードに対しても、フィルタリングを設定する必要があります。
フィルタリングの方式
1.ホワイトリスト方式
子どもにとって安全と思われるサイトのみアクセスでき、それ以外のサイトへはアクセスを制限する方式。
2.ブラックリスト方式
出会い系やアダルトサイトなど、子どもにとって有害な特定カテゴリのサイトへのアクセスを制限する方式。
3.利用時間制限
子どもが一人で夜中にアクセスできないよう、夜間から早朝にかけて全てのサイトへのアクセスを停止させる方式。
4.カスタマイズ
個別にサイト設定、カテゴリ設定を行いアクセスを制限する方式。
これらフィルタリングの設定方法など詳細は、各携帯電話販売店又はプロバイダーへお問い合わせください。
「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律(青少年インターネット環境整備法)」の中で、事業者等にフィルタリング提供等が義務づけられているだけではなく、保護者に対しても以下のような義務が課せられています。
保護者の義務
1.子どものために携帯電話等を購入、使用させる場合は、保護者はその旨を事業者に申し出ること。
2.インターネット上には有害な情報がたくさんあることを認識した上で、子どもの発達段階に応じて、インターネットの利用状況を適切に把握すること。
3.フィルタリング等の利用により、インターネット利用を適切に管理すること。
4.子どもがインターネットを適切に活用する能力の習得を促すこと。
インターネットを利用するにあたって、子どもたちが以下のような犯罪被害に遭うかもしれません。
犯罪の被害に遭う子どものほとんどは、携帯電話等にフィルタリングを設定していなかったことなどが原因でした。
○誘い出しによる性的被害
ある女子中学生は、無料のゲームサイトを通じて知り合った男性と直接会う約束をした結果、執拗に脅迫され、性的被害を受けた。
○児童ポルノ被害
ある女子高校生は女子高校生になりすました男性に求められるがまま、自分の裸の写真を送信した結果、これがネット上に流出した。
犯罪やトラブルなどの危険が潜むインターネット。そんな危険から子どもを守るために、以下の3つのポイントが重要です。
1.フィルタリングの活用
子どもの安全のために、必ずフィルタリングを設定しましょう。
2.家庭でのルールづくり
利用時間、場所、料金等インターネットを利用する時は家庭でルールを決めましょう
3.情報モラルの厳守
相手を思いやり、自分の行動に責任を持つこと、インターネットを安全に利用するための知恵を磨くことが大切です。
「青少年健全推進育成ヒーロー フィルタリングマン」は愛媛県内のフィルタリング普及啓発のために日々活動をしています。活動の様子を見るには、下の画像をクリックしてください。
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フィルタリングマン活動レポート