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第3回「出会い」

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音楽隊は、行事でよく小学校や中学校を回ります。

行事名はさまざまですが、金管バンド部や吹奏楽部のある学校では、一緒に演奏したりまた楽器別で練習したりします。隊員にとっては、いい加減なことはできない(言えない)ということで、よい緊張状態が生まれます。必然的に技術の向上にもつながります。そんな演奏会を、年回10数回こなしています。先月も子供たちと一緒に練習していると、自分が吹奏楽を始めた頃を思い出しました。

高校から吹奏楽を始めた私は、まず担当楽器を決めることから始まりました。実は中学3年の秋に従兄弟からフルートを譲り受け、音階程度は吹けるようになっていましたので、私は当時の顧問のN先生に大胆にも「フルートが吹けます。」と言ってしまいました。(今思い出すとお恥ずかしい限りですが、何せ初心者の言ったことですから。)間髪入れず返ってきた答えは「うん?おまえはテューバな。」でした。何回も言いますが初心者です。フルートやトランペット、サクソフォーンなどは知っていましたがテューバとは・・・正体不明???です。発音だけでは、楽器の形をイメージすることもできません。

放課後、部室に行くとテューバの先輩が待っていて、楽器庫まで案内してくれました。そこで見たものは、黒い大きな棺桶様のケースでした。先輩曰く「今日からこれ吹いて。はい、これ運指表。頑張ってね!」ケースを開けると、フルートの何十本分もあるような金属の固まりが横たわっていました。とりあえず、組み立て方(マウスピースを差し込むだけですが・・・)と音の出し方を教わって、運指表片手に屋外でブーブーやってました。

2週間くらいで何とか音階が吹ける?ようになった頃、先輩から行進曲の楽譜を手渡されました。曲目は「ザ・ロンゲスト・デイ」、6月の高校総体の入場行進曲でした。私の吹奏楽デビュー曲です。あわせてコンクールの課題曲と自由曲も渡されました。その課題曲は、臨時記号が多く(特に#)赤ペンで書き込んだ指番号で真っ赤だったのを覚えています。

あれから約30年、いまだに吹奏楽を続けています。私の担当楽器を勝手に決めてしまったN先生とは、いまだに親しくおつきあいさせて頂いています。そんなことを思い出しながら子供たちと練習していると、ふと「この中の何人が音楽を続けていってくれるんだろう。」と考えてしまいます。どんな形でも良いから、音楽に触れ続けていって欲しい、そして、音楽が「音が苦」にならないように、と願いながら県内の小中学校を回っているのです。余談ですが、私は子供の頃、酢の物が大嫌いで全く食べませんでした。それが、この料理と出会って好物の一つになってしまいました。さて今月は、だいぶん旬になってきました、「あじ」を使った定番料理を紹介します。

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