平成30年中の定例会議開催概要
公安委員会定例会議(第32回)の開催状況
- 日 時
平成30年12月19日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事企画課長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
今年は、7月に豪雨災害に見舞われ、南予地区を中心に甚大な被害が発生したほか、9月には台風24号による被害が発生するなど自然災害の猛威にさらされた年でした。そういった中、本部長を中心に幹部の皆さん方の的確な指揮により、刑法犯認知件数や交通事故の発生件数の大幅な減少が図られるなど、県警として大きな成果を上げることができました。特に交通事故による死者数の減少率は四国4県で群を抜いており、本当によくやっていただいたと思っております。
先般、愛媛県警察柔道・剣道大会を視察しました。若い警察官が一生懸命戦っている姿と、それをチームが一丸となって応援している姿に非常に感銘を受けました。今後とも強い執行力を保持していくため、怪我の防止に努めながら、しっかり訓練に励んでいただきたいと思います。
警察の勤務は、不規則かつ激務です。部下の指導に当たっては、殉職・受傷事故の防止はもちろんのこと、栄養管理や生活習慣についても配意していただき、全警察職員が健康で生き生きと、その力を存分に発揮できるよう努めていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第31回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の受理について
総務室から、公安委員会宛て苦情の受理(2件)について伺いがあり了承した。
- 警察職員の援助要求の中止について
総務室から、警察職員の援助要求の中止について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者給付金(遺族給付金)支給裁定について
警務部から、犯罪被害者給付金(遺族給付金)支給裁定について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令及び緊急禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令及び緊急禁止命令の実施結果について伺いがあり了承した。
- 運転免許取消処分に係る審理経過及び裁決について
交通部から、運転免許取消処分に係る審理経過及び裁決について伺いがあり了承した。
- 優良運転者と異なる運転免許証の更新処分に係る審理経過及び裁決について
交通部から、優良運転者と異なる運転免許証の更新処分に係る審理経過及び裁決について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果17件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年12月定例県議会の開催結果について
総務室長から、平成30年12月定例県議会の開催結果について報告があった。
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年11月末)について
総務室から、苦情の受理及び処理状況(平成30年11月末)について報告があった。
- 平成31年中における愛媛県警察の主要行事について
警務部長から、平成31年中における愛媛県警察の主要行事について報告があった。
- 平成31年愛媛県警察観閲式の開催について
警務部長から、平成31年愛媛県警察観閲式の開催について報告があった。
委員から、
◇ |
できるだけ多くの県民に見ていただけるよう、しっかり準備をしていただきたい。 |
との発言があった。
- 年末年始における警察活動の強化について
生活安全部長から、年末年始における警察活動の強化について報告があった。
委員から、
◇ |
年末年始は、職員の休暇等も考慮しながら事件・事故の抑止に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 平成31年「110番の日」広報行事の実施予定について
生活安全部長から、平成31年「110番の日」広報行事の実施予定について報告があった。
- 特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕(松山南署)
刑事部から、特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕(松山南署)について報告があった。
- 平成31年の交通死亡事故抑止対策について
交通部長から、平成31年の交通死亡事故抑止対策について報告があった。
委員から、
◇ |
交通死亡事故を抑止していくためには、ドライバーに対する歩行者保護教育を徹底し、ドライバーの意識を変えていく必要がある。 |
との発言があった。
- 自動車保有手続ワンストップサービス(OSS)の運用開始について
交通部長から、自動車保有手続ワンストップサービス(OSS)の運用開始について報告があった。
- 「四国電力と4県警察によるサイバー攻撃対処共同訓練」の実施結果について
警備部長から、「四国電力と4県警察によるサイバー攻撃対処共同訓練」の実施結果について報告があった。
委員から、
◇ |
県警によるドローンの活用については、引き続き訓練を徹底し、操縦可能な職員を育てていく必要がある。 |
との発言があった。
その他
- 本部長から、「新年は、警察運営目標に沿って業務を推進するとともに、公務員の超過勤務上限規制の導入等の情勢を踏まえ、業務の合理化・効率化を一層強力に推進してまいりたい。」、「幹部に対しては、部下の能力や心身の状態、勤務時間を把握した上で、適正な指導を行うよう徹底してまいりたい。」との説明があった。
- 委員から、「北海道札幌市で発生した爆発事故については、社員に対する指導ができていなかったことを含め、会社自体のガバナンスに問題があったと言わざるを得ない。不適正事案を防止していくためには、定められた規則や手順を愚直に守っていく必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第31回)の開催状況
- 日 時
平成30年12月5日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
高知県安芸郡馬路村は、人口900人余りの山村で、特産物としてゆず製品が有名です。ゆず製品を紹介するパンフレットは、ほとんどが手書きにより作成されており、村独自の工夫が随所に見られます。
以前拝見した、大洲警察署の駐在所員が作成した広報紙も、手書きで作成されていました。昨今、パソコン文字が氾濫する中、手書き文字は、決してきれいではないかも知れませんが、書いた人の心がこもった温かみがあり、読む人をほのぼのとした気持ちにさせてくれます。
また、馬路村を流れる安田川に、キャンプや花火を楽しむ人向けの看板が立てられており、それには、「安田川は、夜の10時になると、鮎や鰻が寝床に着きます。魚が夜更かしすると、子供達が元気に川で遊べませんので是非ご協力をお願いします。」と書かれています。記載内容に禁止語はありませんが、これを読んだだけで、何をしたらいけないのか、誰もが素直にその意図を察することができる内容となっています。
警察の広報活動においても、人の心に訴える表現方法を工夫することが必要です。忙しないこの時代、AIでは醸し出せないアナログの良さにも目を向け、何が人の心に響くのか、じっくりと考えてみるのも大切なことだと思います。
決裁事項等
- 平成31年愛媛県警察運営目標(案)について
警務部長から、平成31年愛媛県警察運営目標(案)について説明があり、審議の結果これを了承した。
委員から、
◇ |
策定した運営目標については、確実に実施していただきたい。 |
との発言があった。
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第30回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察職員の援助要求について
総務室から、警察職員の援助要求について伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
警務部から、審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
- 運転免許取消処分に係る審理経過及び裁決について
交通部から、運転免許取消処分に係る審理経過及び裁決について伺いがあり了承した。
- 平成31年度安全運転管理者等講習業務委託に係る公安委員会認定審査について
交通部から、平成31年度安全運転管理者等講習業務委託に係る公安委員会認定審査について伺いがあり了承した。
- 平成31年度パーキングチケット発給設備の管理等の業務委託に係る公安委員会認定審査について
交通部から、平成31年度パーキングチケット発給設備の管理等の業務委託に係る公安委員会認定審査について伺いがあり了承した。
- 平成31年度運転免許関係事務委託業務に係る公安委員会認定審査について
交通部から、平成31年度運転免許関係事務委託業務に係る公安委員会認定審査について伺いがあり了承した。
- 自動車運転免許技能試験官の指定について
交通部から、自動車運転免許技能試験官の指定について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果13件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年度第2回警察署協議会開催結果について
総務室長から、平成30年度第2回警察署協議会開催結果について報告があった。
委員から、
◇ |
大規模災害対策を諮問した警察署が多いが、災害訓練については、関係機関と連携した積極的な実施に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 公務災害発生状況について
警務部長から、公務災害発生状況について報告があった。
委員から、
◇ |
街頭活動等における殉職・受傷事故の防止に努めるとともに、術科大会における怪我にも十分注意していただきたい。 |
との発言があった。
- 情報モラル推進員委嘱制度の運用状況について
生活安全部長から、情報モラル推進員委嘱制度の運用状況について報告があった。
委員から、
◇ |
小・中学生対象の情報モラル教室については、できるだけ多く開催していただきたい。 |
との発言があった。
- 暴力団幹部に対する中止命令の発出について
刑事部長から、暴力団幹部に対する中止命令の発出について報告があった。
- 特殊詐欺事件被疑者の逮捕(松山東署・松山南署・捜査第二課)について
刑事部から、特殊詐欺事件被疑者の逮捕(松山東署・松山南署・捜査第二課)について報告があった。
- 第51回愛媛県警察嘱託警察犬審査会の開催について
刑事部から、第51回愛媛県警察嘱託警察犬審査会の開催について報告があった。
- 県内における「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者」の現状について
警備部長から、県内における「北朝鮮による拉致の可能性を排除できない行方不明者」の現状について報告があった。
その他
- 本部長から、「本日議題となった、『平成31年愛媛県警察運営目標』については確実に実施し、その進捗状況は適宜のタイミングで報告したい。平成30年の目標達成状況についても、早急に取りまとめ、年明けの早い時期に報告したい。」との説明があった。
- 委員から、「物理学者寺田寅彦は随筆『津浪と人間』(昭和8年5月)に、『明治29年三陸地方が大津波に襲われ、37年後の昭和8年にも再び大津波に襲われた。人々は明治29年の災害記念碑を建てたが、今では2つに折れて倒れたままになって碑文などは全く読めない。こういう災害を防ぐには、人間の寿命を10倍か100倍に延ばすか、又は地震津波の周期を10分の1か100分の1に縮めるかすればよい。しかしそれができない相談であるとすれば、残る唯一の方法は人間がもう少し過去の記録を忘れないように努力するほかない。』と書き残している。今後の災害に備える参考にしていただきたい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第30回)の開催状況
- 日 時
平成30年11月28日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
先般、南予ブロックの女性警察官研修会に出席しました。基礎教養では、女性警察官を取り巻く現状等について説明が行われた後、実戦教養として、性犯罪被害者から鑑識資料を採取する実習が行われました。また、キャリアアップ講習では、女性警部による自らの体験に基づいた講演が行われ、多くの参加者の共感を得るなど大変有意義な研修会となりました。女性警察官のスキル向上のためにも、このような研修会を今後も続けていただきたいと思います。
先日、東京都で全国公安委員会連絡会議が開催されました。3つの分科会に分かれての討議となりましたが、私が参加した第2分科会の「変容する社会と警察〜高齢者・子供に関して〜」では、各県から様々な工夫を凝らした実践型施策の発表がありました。特に印象に残ったのは、身体能力低下を自覚させるためのオブジェという運転技能自動評価システムの活用により、自己の運転能力を評価するというもので、老人クラブ等で活用することにより、免許の自主返納にもつながっていることの紹介がなされました。
今回、会議に出席して感じたことは、高齢者や子供を守るためには、机上での取組ではなく、参加・体験・実践型の取組を行っていくことが重要であるということです。県民の安全・安心のため決意を新たにし、引き続き尽力していきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第29回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 「愛媛県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり推進計画」の次期計画(案)について
生活安全部から、「愛媛県犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくり推進計画」の次期計画(案)について伺いがあり了承した。
- 交通規制の実施について
交通部から、交通規制の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果26件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年12月定例県議会の開催について
総務室長から、平成30年12月定例県議会の開催について報告があった。
- 平成30年度(第64回)愛媛県警察柔道・剣道大会の開催について
警務部長から、平成30年度(第64回)愛媛県警察柔道・剣道大会の開催について報告があった。
委員から、
◇ |
技の向上と士気の高揚を図り、現場執行力の強化に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 表彰関係規程の改正(案)について
首席監察官から、表彰関係規程の改正(案)について報告があった。
委員から、
◇ |
業務全般について適正に評価していくことが職員の士気高揚につながるため、今後も積極的な職員の賞揚に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 事故による損害賠償事案の知事専決処分について
首席監察官から、事故による損害賠償事案の知事専決処分について報告があった。
- 全国警察逮捕術大会の出場結果について
警務部担当者から、全国警察逮捕術大会の出場結果について報告があった。
- 全国警察拳銃射撃競技大会の出場結果について
警務部担当者から、全国警察拳銃射撃競技大会の出場結果について報告があった。
委員から、
◇ |
非常に良い成績を残していただいた。引き続き訓練に励み、更なる向上を目指していただきたい。 |
との発言があった。
- 県警察施設におけるブロック塀の安全対策について
警務部担当者から、県警察施設におけるブロック塀の安全対策について報告があった。
- 自動車警ら隊の活動状況について
生活安全部長から、自動車警ら隊の活動状況について報告があった。
- 児童虐待事案の現状及び関係機関との合同対応訓練の実施について
生活安全部長から、児童虐待事案の現状及び関係機関との合同対応訓練の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
児童相談所等関係機関との連携については、警察がネットワークの中心となって関係機関への働きかけを行うなど、リーダー的な役割を担っていただきたい。 |
との発言があった。
- 西条警察署管内における行方不明事案について
生活安全部担当者から、西条警察署管内における行方不明事案について報告があった。
- 警察における取調べの録音・録画の試行の実施状況について
刑事部長から、警察における取調べの録音・録画の試行の実施状況について報告があった。
- 過去5年間における県内薬物検挙状況について
刑事部長から、過去5年間における県内薬物検挙状況について報告があった。
- 高齢運転者対策の推進状況について
交通部長から、高齢運転者対策の推進状況について報告があった。
- ブロック別署長会議開催結果について
警備部長から、大規模災害対策を協議議題として開催されたブロック別署長会議結果について報告があった。
その他
- 本部長から、「ブロック別署長会議では、各署に管内のハザードマップを紹介してもらった。予想される南海トラフ地震を始めとする各種災害への備えとして、平素からハザードマップを活用し、被害想定範囲を把握するとともに、消防団等と連携した住民の避難誘導訓練や個別訪問による注意喚起を行うよう指示した。」、「先般、部内に業務の高度化・効率化推進委員会を設けた。各部長のリーダーシップの下、業務の高度化・効率化に取り組んでいきたい。」との説明があった。
- 委員から、全国公安委員会連絡会議に関し、「会議の冒頭、元総務大臣の講師による『縮小社会を考える』と題する講演が行われた。これを踏まえた第3分科会では、縮小社会に向けての取組として、人材確保の面では警察OBや女性の活用、業務の合理化・効率化面では、AIやビッグデータの活用及び業務の切り離し等が議論された。今後、縮小社会の到来により想定される事態に対し、あらゆる面から対応策の検討を行い、確実に実施していく必要がある。」との発言があった。
- 委員から、全国公安委員会連絡会議に関し、「第1分科会で『来日外国人対策の拡充』を議題として、インバウンドや外国人居住者の増加に伴う諸問題に対する取組として、多国語ツールを取り入れたタブレット端末の整備や警察施設の外国語表記、110番三者通話システムの活用等が議論された。来年9月、当県はG20大臣会合を控えており、他県の取組も参考にしながら、外国人対策を進めていかなければならないと感じた。」、また、電気自動車や自動運転に関し、「リチウムイオン電池の登場によりEV市場が形成されつつあるが、バッテリー技術の進化や高効率モーターの開発など、今後も技術開発の進展が予想される。自動ブレーキ技術については、高度なセンシングが必要となり、これらのカギとなっているのがAI技術である。自動運転を実現するセンシング技術やAI技術をどう活用していくか、今後の課題はまだまだ残っている。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第29回)の開催状況
- 日 時
平成30年11月14日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
先般、四国管区内公安委員会連絡会議が本県で開催されました。協議に先立ち、愛媛県の取組として「自転車ヘルメットの着用促進方策」について紹介しましたが、他県の委員からは「ヘルメットの着用を促進するために、愛媛県が大変努力されていることが分かった。」等の感想が出るなど、非常に好評でした。
協議議題は、「交通死亡事故抑止対策の推進について」であり、当県は、交通事故の分析結果や季節的特性を踏まえた総合的な取組である「交通重大事故抑止3か月対策」について発表しました。
また、他県の取組としては、効果的な取締り方法や交通安全教育のほか、警察OBによる高齢者世帯訪問活動、コンビニエンスストアと提携した反射材の着用推進、自転車用ヘルメット着用モニター制度等の紹介があり、どの県も、創意工夫した取組をしていることがよく分かりました。
国家公安委員からは、本県の取組である「自転車ヘルメットの着用促進方策」を評価していただき、「自転車ヘルメットの着用については、全国に広めていきたい。非常に活発な意見交換がなされ大変有意義な会議であった。」等のコメントが寄せられました。
本県においては、残念ながら、交通事故死者数50人未満という目標の達成は成りませんでしたが、これまで着実に成果を上げてきた取組を継続するとともに、達成できなかった原因を分析し、新たな対策を取り入れるなど、1件でも悲惨な交通事故を抑止するよう取り組んでいただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第28回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の調査結果について
総務室から、公安委員会宛て苦情の調査結果について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果26件の行政処分を決定した。
報告事項
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年10月末)について
総務室長から、苦情の受理及び処理状況(平成30年10月末)について報告があった。
- 愛媛県警察ナイトガイダンスの実施について
警務部長から、愛媛県警察ナイトガイダンスの実施について報告があった。
- 犯罪被害者週間に向けた取組について
警務部長から、犯罪被害者週間に向けた取組について報告があった。
- 全国警察柔道・剣道大会結果報告について
警務部長から、全国警察柔道・剣道大会結果について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 愛媛県警察サイバーセキュリティ戦略及び重点施策の改定と今後の取組について
生活安全部長から、愛媛県警察サイバーセキュリティ戦略及び重点施策の改定と今後の取組について報告があった。
委員から、
◇ |
サイバー捜査力の向上に向け、専門的な知識・技能を有する警察官の育成に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 捜査支援室の活動概況について
刑事部長から、捜査支援室の活動概況について報告があった。
委員から、
◇ |
各種捜査支援システム等新しい技法については、引き続き、各部門の捜査員に教養していく必要がある。 |
との発言があった。
- 労働者派遣法違反(禁止業務への労働者派遣)事件の検挙(合同捜査〜組織犯罪対策課・大洲署・宇和島署)について
刑事部長から、労働者派遣法違反(禁止業務への労働者派遣)事件の検挙(合同捜査〜組織犯罪対策課・大洲署・宇和島署)について報告があった。
委員から、
◇ |
こういった事件を積極的に検挙して、暴力団の資金源を絶っていく必要がある。 |
との発言があった。
- 殺人等事件の公判結果について
刑事部長から、殺人等事件の公判結果について報告があった。
- 平成30年度愛媛県警察白バイ・パトカー安全運転競技大会の実施について
交通部長から、平成30年度愛媛県警察白バイ・パトカー安全運転競技大会の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
事故防止に留意するとともに、運転技術の向上に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 交通死亡事故抑止対策について
交通部長から、交通死亡事故抑止対策について報告があった。
- 大規模商業施設におけるNBCテロ対処訓練(今治署)の実施について
警備部長から、大規模商業施設におけるNBCテロ対処訓練(今治署)の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
有事の際に適切な対応がとれるよう、このような訓練を各署で実施していく必要がある。 |
との発言があった。
その他
- 本部長から、「11月9日に警察庁において本部長招致検討会が、11月13日には四国管区警察局において管区内本部長会議が開催された。来年は、統一地方選や参院選、G20大臣会合などの重要な行事が控えており、計画的に業務を進めてまいりたい。」との発言があった。
- 委員から、四国管区内公安委員会連絡会議で紹介した、交通事故の犠牲となった男子高校生の御遺族が作成したスライド『大地の花束』について、「父親の生の声によるナレーションは見る人の心を強く打ち、交通安全を訴える効果は非常に高い。今後、更に交通死亡事故を減らしていくためには、常に取組の効果を検証しながら、あらゆる工夫を重ねていく必要がある。」、予想される南海トラフ地震に関し、「西暦684年10月14日に発生した大地震により道後の湯が止まったことが日本書紀に書かれている。また、855年5月23日の大地震では奈良の大仏の頭が落ちたことや、1185年7月9日に京都地方を襲った大地震の様子などが方丈記に書かれている。いずれも先人が、後世のために貴重な体験を書き残したものであり、我々も警戒を怠ることなく災害に対する備えに万全を期する必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第28回)の開催状況
- 日 時
平成30年11月7日(水)
午後2時10分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
先般、松山東警察署協議会に出席させていただきました。署長からは、「大規模災害への対応」について諮問がなされ、災害により署の機能が麻ひした場合の代替施設などについて紹介がありました。警察署協議会は、地域住民の視点で貴重な意見をいただける大切な機関でもあり、今後も署協議会と連携・協力しながら住民目線の警察署運営を行っていただきたいと思います。
また、10月28日(日)に国道317号を車で走っていたところ、3台の白バイに出会いました。この日、今治市などで「サイクリングしまなみ2018」が開催されており、その警備に向かう途中と思われましたが、白バイ隊員の青い制服が山の緑に映え、りりしくさっ爽とした姿は、通行するドライバーに安全運転を呼び掛けるのに大きな効果があると感じました。
今、日本では「縮小社会」ということが言われています。私が新任教師として赴任した大三島の小学校は、当時、200人以上の児童がいましたが、今では他校と統合された上、児童も70人ほどまでに減り、小学校自体の数も減っています。今後、ますます縮小社会の進展が予想されますが、社会情勢の変化を見据えた上で、その地域の実情に応じた柔軟な対応をとっていく必要があるのではないかと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第27回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等早期援助団体に関する規則に基づく書類提出について
警務部から、犯罪被害者等早期援助団体に関する規則に基づく書類提出について伺いがあり了承した。
報告事項
- 女性専用施設の整備について
警務部長から、女性専用施設の整備について報告があった。
委員から、
◇ |
女性専用施設の整備については、しっかりアピールして、女性警察官採用募集活動に生かしていただきたい。 |
との発言があった。
- 留置施設視察委員の人選について
警務部から、留置施設視察委員の人選について報告があった。
- 高額被害にかかる特殊詐欺事件被疑者の逮捕について
刑事部長から、高額被害にかかる特殊詐欺事件被疑者の逮捕について報告があった。
委員から、
◇ |
他県警察としっかり連携して犯行グループの実態解明に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 「平成30年度鑑識・科学捜査技術研究発表会」の開催結果について
刑事部長から、「平成30年度鑑識・科学捜査技術研究発表会」の開催結果について報告があった。
委員から、
◇ |
今回の研究成果は、日頃から問題意識を持って仕事に取り組んだ結果だと思う。今後もいい研究を期待したい。 |
との発言があった。
- 薄暮時における交通重大事故抑止対策の取組状況(平成30年10月中)について
交通部長から、薄暮時における交通重大事故抑止対策の取組状況(平成30年10月中)について報告があった。
委員から、
◇ |
今日は、新居浜市内でパトカーや白バイをよく見かけた。引き続きパトカーや白バイ、警察官の姿を県民に見せていただき、交通事故抑止に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 交通機動隊・高速隊の活動状況(平成30年10月末)について
交通部長から、交通機動隊・高速隊の活動状況(平成30年10月末)について報告があった。
- 「サイクリングしまなみ2018」実施結果について
交通部長から、「サイクリングしまなみ2018」実施結果について報告があった。
- 松山市消防局との合同災害救助訓練の実施について
警備部長から、松山市消防局との合同災害救助訓練の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
消防と警察との合同訓練は、お互いの連携が強化されるとともに、救助技術の向上につながる。今後も継続した訓練に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 平成30年7月豪雨災害検証委員会について
警備部長から、第1回愛媛県平成30年7月豪雨災害検証委員会の開催結果について報告があった。
- 平成30年度上半期における通信活動状況について
情報通信部長から、平成30年度上半期における通信活動状況について報告があった。
その他
- 本部長から、11月9日に警察庁において本部長招致検討会、11月13日に四国管区警察局において管区内本部長会議が開催されることについて報告があった。
- 委員から、「先般、『政府は、単純労働を含む分野で、外国人労働者を受け入れるための新たな在留資格である特定技能を設ける方針を固めた。』との報道がなされた。年々、外国人技能実習生の失踪が増加している中で、更に外国人労働者の受け入れが増えてくると、新たな治安上の問題が発生することも考えられる。警察としては、治安水準を落さないよう、諸活動を強化していくとともに、外国人労働者を犯罪の被害者にも加害者にもさせない取組を進めていく必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第27回)の開催状況
- 日 時
平成30年10月24日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
前回の定例会議で公安委員3人による互選を行い、引き続き公安委員長を務めさせていただくことになりました。これからの1年間も、充実した公安委員会にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
先般、大学生による情報モラル教室が松山市内の小学校で開催されているのをテレビで拝見しました。先生役である大学生の話を、子供達が目を輝かせながら真剣に聞いている様子を見て、大変すばらしい内容であることがうかがえました。この教室は、大学生にとっても、子供達にとっても、とてもいい勉強になったことと思います。このような大学生や子供達が、将来警察官を目指していただけるよう、勧誘活動にもしっかり取り組んでほしいと思います。
また、先日、城山公園で開催された「お城下リレーマラソン」に、警察署の若手チームや警察本部チームが参加していました。皆が心を一つにして一生懸命タスキをつないでいる姿が目に浮かび、ほのぼのとした気持ちになりました。今後も、このようなイベントに参加することで、警察の魅力を県民にどんどんアピールしていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第26回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 四国管区内公安委員会連絡会議(秋季定例会議)の開催について
総務室から、四国管区内公安委員会連絡会議(秋季定例会議)の開催について伺いがあり了承した。
- 公文書非公開決定に対する審査請求案件に係る愛媛県情報公開・個人情報保護審査会からの答申を受けての裁決について
総務室から、公文書非公開決定に対する審査請求案件に係る愛媛県情報公開・個人情報保護審査会からの答申を受けての裁決について伺いがあり了承した。
- 平成29年度監査結果について
警務部から、平成29年度監査結果について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について伺いがあり了承した。
- 暴力団員に対する再発防止命令の発出について
刑事部から、暴力団員に対する再発防止命令の発出について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果22件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年度愛媛県殉職警察職員・警察協力殉難者慰霊祭の実施について
警務部長から、平成30年度愛媛県殉職警察職員・警察協力殉難者慰霊祭の実施について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 金融機関等に対する特別防犯指導「CPP作戦」の実施について
生活安全部長から、金融機関等に対する特別防犯指導「CPP作戦」の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
年末における犯罪の未然防止のために、引き続き金融機関に対する強盗対応訓練や防犯指導をしっかり行っていただきたい。 |
との発言があった。
- 狩猟期における指導取締りについて
生活安全部長から、狩猟期における指導取締りについて報告があった。
- 西条・新居浜祭典警備実施結果について
生活安全部長から、西条・新居浜祭典警備実施結果について報告があった。
- 特殊詐欺事件“受け子”の逮捕(松山南署)について
刑事部長から、特殊詐欺事件“受け子”の逮捕(松山南署)について報告があった。
- 平成30年度上半期の「鑑識課・科学捜査研究所」活動概況について
刑事部長から、平成30年度上半期の「鑑識課・科学捜査研究所」活動概況について報告があった。
- 松山市暴力団排除条例の改正について
刑事部長から、松山市暴力団排除条例が改正されることについて説明があった。
- 「サイクリングしまなみ2018」の実施に伴う交通対策について
交通部長から、「サイクリングしまなみ2018」の実施に伴う交通対策について報告があった。
委員から、
◇ |
参加者や大会関係者のみならず、沿道の観衆を含めて事故防止には最善を尽くしていただきたい。 |
との発言があった。
- 大規模停電時等の信号機用発動発電機の提供に係る協定締結(久万高原署)について
交通部から、大規模停電時等の信号機用発動発電機の提供に係る協定締結について報告があった。
- 東京2020オリンピック聖火リレー開催に向けた取組について
警備部長から、東京2020オリンピック聖火リレー開催に向けた取組について報告があった。
- 新入学留学生に対するコミュニケーション対策の実施について
警備部長から、新入学留学生に対するコミュニケーション対策の実施について報告があった。
- 四国電力伊方原発3号機再稼働に伴う警備実施について
警備部長から、四国電力伊方原発3号機再稼働に伴う警備実施について報告があった。
その他
- 本部長から、10月19日都内で開催された全国警察本部長会議の開催概要について報告があった。
- 委員から、「クラシック音楽の中に、クラリネットと弦楽四重奏で演奏されるクラリネット五重奏曲がある。モーツァルトのクラリネット五重奏曲イ長調K581と約100年後に作曲されたブラームスのクラリネット五重奏曲ロ短調とは、今の季節にふさわしい名曲であるが、これらクラリネットの活躍する曲は、モーツァルトの場合もブラームスの場合も、当時のクラリネットの名手の演奏を聴き、創作意欲を刺激されて生まれた名曲である。人間は、互いに刺激を与え合いながら生きており、我々も、先人や隣人からのよい刺激を、どんどん自分の行動や生活に生かしていけたらと思う。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第26回)の開催状況
- 日 時
平成30年10月10日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
読書の秋ということで、藤原ていさん作の「流れる星は生きている」という、満州引き揚げの実体験に基づいて書かれた小説を紹介します。その内容は、作者たちが敗戦の混乱の中で子供を守りながら、必死で帰国しようとする姿を描いたものですが、この本には、たくさんの子供や女性など弱い立場の人々が犠牲となっていくという悲しいことも書かれています。そんな敗戦後のどん底を味わいながらも、最後まで希望を捨てず生き抜いていく姿には、非常に感銘を受け、勇気をもらうことができました。
現在、日本の治安は安定していますが、世界では社会の混乱がいたるところで起こっています。世の中が不安定になると凶悪な犯罪が多発し、子供や女性など弱い立場の方が苦しめられることとなります。引き続き治安の維持・向上に努め、常に弱い立場の方を守る警察であってほしいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第25回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察職員の援助要求及び回答について
総務室から、高知県公安委員会からの援助要求に基づき、警察職員を派遣することについて伺いがあり了承した。
- 自転車防犯登録実施要領の変更承認申請について
生活安全部から、自転車防犯登録実施要領の変更承認申請について伺いがあり承認した。
- 愛媛県公安委員会事務専決規程の一部改正について
生活安全部から、愛媛県公安委員会事務専決規程の一部改正について伺いがあり了承した。
- 暴力団員に対する再発防止命令に係る意見聴取等の実施について
刑事部から、暴力団員に対する再発防止命令に係る意見聴取等の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許取消処分に係る審理終結について
交通部から、運転免許取消処分に係る審理終結について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果16件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年9月定例県議会の開催結果について
総務室長から、平成30年9月定例県議会の開催結果について報告があった。
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年9月末)について
総務室長から、苦情の受理及び処理状況(平成30年9月末)について報告があった。
委員から、
◇ |
何気なく言った言葉でも、人によっては敏感に反応する場合もあるということに注意していく必要がある。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 西条・新居浜祭典警備の実施予定について
生活安全部長から、西条・新居浜祭典警備の実施予定について報告があった。
- 重大事故抑止3か月対策(第2期)総括について
交通部長から、重大事故抑止3か月対策(第2期)総括について報告があった。
委員から、
◇ |
継続した対策により、重大事故の抑止につなげていただきたい。 |
との発言があった。
- 反射材着用定着化に向けた取組について
交通部長から、反射材着用定着化に向けた取組について報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き、反射材着用定着化に向け、工夫した取組をしていただきたい。 |
との発言があった。
- 第49回全国白バイ安全運転競技大会開催結果について
交通部長から、第49回全国白バイ安全運転競技大会開催結果について報告があった。
各委員から、
◇ |
よく頑張っていただいた。継続した訓練により、来年もよい成績を残していただきたい。 |
等の発言があった。
- 平成30年度愛媛県原子力防災訓練への参加について
警備部長から、平成30年度愛媛県原子力防災訓練への参加について報告があった。
- 平成30年度上半期の機動隊活動概要について
警備部長から、平成30年度上半期の機動隊活動概要について報告があった。
その他
- 本部長から、「本日は、機動隊活動概況を報告したが、今後は他の所属職員の活動状況についても、定例会で積極的に報告していきたい。」との説明があった。
- 委員から、「先般、ペップトークの勉強会に参加した。ペップトークは元々スポーツ選手を励ますために、指導者が選手に伝える短い激励のメッセージを指すもので、選手が力を発揮するのに非常に効果があると言われている。テニスの大坂なおみ選手のコーチの言葉や福島第一原発の消火活動に向かう東京消防庁ハイパーレスキュー隊の妻のメールメッセージが有名である。職場内においても効果的なペップトークにより、部下のやる気を起こさせ、業務の活性化を図る必要がある。また、勉強会では、感情をコントロールするアンガーマネジメントについても触れられた。諸説あるが、怒りのピークは長くて6秒と言われており、この6秒をやり過ごすだけで不用なトラブルを回避することができる。怒りの感情への対処スキルを身に付け、警察活動に役立てていただきたい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第25回)の開催状況
- 日 時
平成30年10月3日(水)
午後1時30分 〜 午後4時00分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
最近、性的少数者LGBTに対する、ある月刊誌の論評がマスコミで問題となっています。私は、以前に人権教育の講演会に出席したことで、世の中には多様な性があることを知りました。その人たちが、これまで、どれだけつらい思いをし、様々な葛藤の中で苦しんできたかという話を聞かせていただきました。性的少数者は、周りから受け入れてもらえないため、誰にも相談できず孤独な日々を送り、また、自分自身を受け入れることもできず、悩んだ挙句、自殺に追い込まれる人もいたとのことでした。最近では、人権教育が普及し、性的少数者に対して偏見を持つ人も少なくなってまいりましたが、まだまだ理解が充分とは言えないようです。
警察活動を行うに当たって、どのような人に対しても、相手の気持ちや立場を考えながら対処するということが大切です。そのためにも、性的少数者に対する正しい知識を習得し、偏見を持たないで、適切に対応できるよう努力していただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第24回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 留置施設視察委員の選任に関する申入れについて
総務室から、留置施設視察委員の選任に関する申入れについて伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について伺いがあり了承した。
報告事項
- 警察署庁舎のセキュリティ対策について
警務部長から、警察署庁舎のセキュリティ対策について報告があった。
委員から、
◇ |
交番・駐在所も含めて、万全なセキュリティ対策に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 宇和島警察署新庁舎の概要等について
警務部長から、宇和島警察署新庁舎の概要等について報告があった。
- 「第31回勲章伝達式」の開催について
首席監察官から、「第31回勲章伝達式」の開催について報告があった。
- 平成30年度第1四半期における警察庁長官及び四国管区警察局長の行う総合監察・随時監察の受監結果並びに本県における随時監察の実施結果について
首席監察官から、平成30年度第1四半期における警察庁長官及び四国管区警察局長の行う総合監察・随時監察の受監結果並びに本県における随時監察の実施結果について報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き、継続した監察により、業務の向上につなげていただきたい。 |
との発言があった。
- 古物営業法の一部改正について
生活安全部長から、古物営業法の一部改正について報告があった。
- 選挙違反取締本部の設置について
刑事部長から、選挙違反取締本部の設置について報告があった。
- 台風24号接近に伴う被害状況について
警備部長から、台風24号接近に伴う被害状況について報告があった。
- 本県選出参議院議員の入閣に伴う警護について
警備部長から、本県選出参議院議員の入閣(国家公安委員長兼防災担当相)に伴う警護について報告があった。
- 初任科生に対する分限処分としての免職に係る運用要領の制定について
警察学校長から、初任科生に対する分限処分としての免職に係る運用要領の制定について報告があった。
委員から、
◇ |
運用要領にあるように、指導日誌を作成し、記録に残しておくことは、後に指導状況を検証できる意味でも非常に大切である。 |
との発言があった。
- 初任科第175期生入校式の実施について
警察学校長から、初任科第175期生入校式の実施について報告があった。
その他
- 本部長から、「刑法犯認知件数や交通死亡事故発生件数は、前年比で減少しており、このペースを維持してまいりたい。引き続き重要犯罪の発生を抑止し、認知している事件については早期検挙に向け捜査を進めていく。また、今後、祭典警備や大規模なイベント等が控えているが、事故のないよう万全の対応をしてまいりたい。」との説明があった。
- 委員から、「先般、八幡浜警察署協議会に陪席した。卒業配置されて間もない署員3人も参加させ、新任教育として大変良い取組であると感じた。今回の諮問は『今後の大規模災害への備え』であり、署長から、7月豪雨による被災状況、南海トラフ巨大地震への備え、署員の殉職・受傷事故防止等について説明があった。委員からは、複合災害への対応や情報の伝達方法等についても意見が出されたが、住民の半数近くが、避難情報の意味を正しく理解していない実態がある上、風雨の影響で防災無線が聞こえない場合の対応、高齢者や障害者の避難誘導など、検討すべき課題は多い。消防など関係機関と連携しながら訓練を重ねるとともに、防災意識の向上に努めていただきたい。」との発言があった。
- 委員から、「先般、警察学校の卒業式に参加した。卒業生が一斉に行う敬礼はとてもメリハリがあり、厳正な規律の大切さを改めて感じた。」、また、現在、世間をにぎわしている某銀行の問題に関し、「経営者が、自らを律するということや、現場の意見をよく聞き、会社の置かれている現状をしっかりと把握しておくことの必要性を感じた。成果ばかりを求め続けるという経営方針にも問題があるのではないかと思う。また、ある大手企業の社長は、『経営というものは、10年に1度、危機が訪れる。それを想定外の一言で片付けるのは、経営者として失格である。緊急時の対応マニュアルを持つ会社は多いが、本当の非常時にはあまり役に立たない。肝心なことは、その企業の哲学が社員に浸透しているかどうかである。』と言っている。このような失敗又は成功した経営者の言動から貴重な教訓を得て、これからの警察業務に生かしていただきたい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第24回)の開催状況
- 日 時
平成30年9月26日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
先般、仙台市の交番で警察官が刃物で襲われたという報道がなされました。その後、模倣事案の発生もあり、早急な未然防止対策を講じていただきたいと思います。
先日、砥部町文化会館で犯罪被害者支援バザーがあり、町民の一人として参加しました。松山南警察署や警察本部の職員らが提供した食器やタオル、犯罪被害者支援の趣旨に賛同した企業の商品、町特産の砥部焼などが販売され、多くの来場者でにぎわっていました。また、県警音楽隊のコンサートや白バイ・パトカーの体験乗車もあり、大変好評でした。バザーの運営に携わられた職員の皆さんは、企画・運営を通じて犯罪被害者の立場を考えながら仕事をしていくことの大切さを学んだことと思います。このような行事は、職員の人権意識を高めるとともに、犯罪被害者支援活動や警察活動について県民の理解を深めることにつながりますので、これからも継続して行っていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第23回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の調査結果について
総務室から、公安委員会宛て苦情の調査結果について伺いがあり了承した。
- 警察職員等の援助要求について
総務室から、広島県、高知県及び徳島県公安委員会への警察職員等の派遣に係る援助要求に対する回答について伺いがあり了承した。また、大分県公安委員会からの警察職員等の派遣に係る援助要求に対する回答について伺いがあり了承した。
- 愛媛県公安委員会文書管理規則の一部改正について
総務室から、愛媛県公安委員会文書管理規則の一部改正について伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
警務部から、審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果25件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年「秋のプロムナードコンサート」開催予定について
総務室長から、平成30年「秋のプロムナードコンサート」開催予定について報告があった。
委員から、
◇ |
「プロムナードコンサート」は、警察広報の絶好の機会である。コンサートを通じて、警察の仕事をどんどんアピールしていただきたい。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 警察官の任用について
警務部担当者から、警察官の任用について報告があった。
- 新居浜市内発生の元夫婦間における殺人事件被疑者の逮捕(新居浜署)について
刑事部長から、新居浜市内発生の元夫婦間における殺人事件被疑者の逮捕(新居浜署)について報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き必要な捜査を推進し、事案の全容解明に取り組んでいただきたい。 |
との発言があった。
- 第49回全国白バイ安全運転競技大会出場について
交通部長から、第49回全国白バイ安全運転競技大会出場について報告があった。
委員から、
◇ |
全力を尽くし、上位入賞ができるよう頑張っていただきたい。 |
との発言があった。
- サイバー攻撃対処セミナーの開催予定について
警備部長から、サイバー攻撃対処セミナーの開催予定について報告があった。
- 被災地御見舞行幸啓警衛警備の実施結果について
警備部長から、被災地御見舞行幸啓警衛警備の実施結果について報告があった。
その他
- 本部長から、「先日の警衛警備については、悪天候により御日程が大幅に変更されるなど、極めて困難な条件の下、警備部長を中心にそれぞれが自らの任務を遂行し、本警衛警備を完遂した。」、「宮城県で発生した殉職事案については、警察は民間の方に防犯指導する立場にあることを踏まえ、交番を含む警察施設についても、その模範となるよう万全のセキュリティ対策を行っていく必要がある。」との説明があった。
- 委員から、「交通死亡事故については、的確な事故分析に基づき、速度取締りの強化や歩行者保護対策等を推進してきた結果、現在、大幅に死者が減少し、その効果が表れている。また、最近の報道を見ると、他県の対策として、信号交差点における歩行者用信号を車両用より数秒早く「青」にする取組や、横断歩道におけるセンサー付き照明の導入、バス停付近の横断歩道上で死亡事故が発生したことにより、両者の設置場所の見直し等、効果的な取組が紹介されている。今後、交通死亡事故を更に抑止していくためには、こういった取組も参考としつつ、その効果を見極めた上で取り入れていく必要がある。」との発言があった。交通部長から、「御指摘を踏まえて交通死亡事故抑止に向けてあらゆることを考え、取り入れ、対処していきたい。」との説明があった。
公安委員会定例会議(第23回)の開催状況
- 日 時
平成30年9月12日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務部長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
先般、警察OBが集う愛媛県警友大会に参加しました。警察という厳しい職務を全うした皆さん方の姿を拝見したところ、とてもお元気で立ち振る舞いも素晴らしく、退職後も楽しく充実した生活を送っていることが窺えました。警友会は、「警察活動への協力」や「安全・安心な明るい社会の実現」といった会の趣旨のもと、多くの警察OB会員が活動されております。今後も、地域社会の安全・安心のため御尽力いただけたらと思います。
先日読んだある本に、「退職後にボケないためには、生きがいを持つことが必要である。」と書かれていました。警友会員の中には、警察経験を生かしたボランティア活動を自分の生きがいとしている方が多くいると聞いています。私も、教員経験を生かした学習ボランティアを行っていますが、お世話になった社会への恩返しと充実した老後を送るためにも、これからも続けていきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第22回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 全国公安委員会連絡会議(総会)の開催について
総務室から、全国公安委員会連絡会議(総会)の開催について伺いがあり了承した。
- 警察職員等の援助要求について
総務室から、徳島県公安委員会に対する警察職員等の派遣に係る援助要求について伺いがあり了承した。
- 指定自動車教習所に対する行政処分の処分量定について
交通部から、指定自動車教習所に対する行政処分の処分量定について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果19件の行政処分を決定した。
報告事項
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年8月末)について
総務室長から、苦情の受理及び処理状況(平成30年8月末)について報告があった。
委員から、
◇ |
苦情事案に対して謙虚に対応していることを評価する。 |
との発言があった。
- 平成30年度警察官(高校卒程度)等採用試験の申込状況
警務部長から、平成30年度警察官(高校卒程度)等採用試験の申込状況について報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き採用募集活動に取り組んでいただきたい。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 動画サイトを利用した公然わいせつ事件の検挙について
生活安全部長から、動画サイトを利用した公然わいせつ事件の検挙について報告があった。
- 交通重大事故抑止3か月対策(第3期)に向けた分析と取組について
交通部長から、交通重大事故抑止3か月対策(第3期)に向けた分析と取組について報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き事故分析に基づいた対策に取り組んでいただきたい。 |
との発言があった。
- 交通事故防止広報・教育用ムービーの製作について
交通部長から、交通事故防止広報・教育用ムービーの製作について報告があった。
委員から、
◇ |
老人会や交通教室等あらゆる機会において、しっかり活用していただきたい。 |
との発言があった。
- 「平成30年7月豪雨」による被災地御見舞行幸啓について
警備部長から、「平成30年7月豪雨」による被災地御見舞行幸啓について報告があった。
- 関係機関との「大規模災害時の相互協力に関する協定」の見直しについて
警備部長から、関係機関との「大規模災害時の相互協力に関する協定」の見直しについて報告があった。
- 初任科生卒業式・入校式の実施について
警察学校長から、初任科生の卒業式及び入校式の実施について報告があった。
その他
- 9月6日付けで配置となった警務部長から、着任の挨拶があった。
- 本部長から、「9月10日に開催された本部長招致検討会において、生活安全部及び警務部が所掌する事案を議題とした対策を協議した。」との説明があった。
- 委員から、「古代ローマ人のカエサルは、著書『内乱記』に『人間ならば誰にでも現実の全てが見えるわけではない。多くの人は、自分が見たいと欲する現実しか見ていない。』と書いている。また、プリニウスは手紙に、『我々の勤勉、我々の熱意、我々が抱いている名誉を重んずる心、それらを胸に抱いて精勤を続けて行くのが人生だ。』と書いている。いずれも、今から2,000年も前に書かれたものであるが、今の時代にも十分当てはまる。現代の我々も、勤勉さと熱意、それに名誉を重んずる心をもって、目の前にある課題に向き合っていくことが肝要である。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第22回)の開催状況
- 日 時
平成30年9月5日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、総務室長、警務課長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、情報通信部長、総務課長
- 議事の概要
委員長説示
この度、久万高原警察署は、「ひまわりの絆プロジェクト」の一環として、久万金融協会と協同でひまわりの写真が印刷されたバッジを製作し、久万高原町内の全ての幼稚園から高校までの児童・生徒に配付したと大きく報道されていました。このような活動を通じて、子どもたちの交通安全意識がどんどん高まって行くことを期待します。
先般、西予警察署と大洲警察署管内の被災地を視察しました。いまだに洪水被害の痕跡がそのまま残っており、改めて被害の甚大さを実感しました。西予警察署管内の野村町では、休日にボランティアで復旧に取り組んでいる警察官がいるということを知り、警察官と地域住民のつながりの深さを感じました。また、大洲警察署では、署員同士がファインプレー(被災後の困難な状況の中、署員がとったちょっとした心遣いや心温まるエピソード)を紹介し合う文集を警察署内に掲示していました。署員は、警察署や自宅が被災した厳しい状況であるにもかかわらず、皆、明るい表情で、前向きに困難に立ち向かっていて、その姿がとても印象的でした。今後もこういった署員の士気を高める取組を継続していただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第21回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情申出書の受理について
総務室から、公安委員会宛て苦情申出書の受理について伺いがあり了承した。
- 警察署協議会委員の解嘱申請について
総務室から、警察署協議会委員の解嘱申請について伺いがあり了承した。
- 警察職員等の援助要求について
総務室から、広島県及び高知県公安委員会に対する警察職員等の派遣に係る援助要求について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果(3件)について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果(3件)について伺いがあり了承した。
報告事項
- 平成30年9月定例県議会の開催について
総務室長から、平成30年9月定例県議会の開催予定について報告があった。
- 愛媛県警察音楽隊「新居浜ふれ愛コンサート」の実施について
総務室長から、愛媛県警察音楽隊「新居浜ふれ愛コンサート」の実施について報告があった。
- 愛媛県警察情報管理システムにおける「勤務時間管理業務」の導入について
警務課長から、愛媛県警察情報管理システムにおける「勤務時間管理業務」の導入について報告があった。
委員から、
◇ |
こういったシステムを導入し、業務を合理化することは大事である。今後も業務の合理化を進めていただきたい。 |
との発言があった。
- 四国管区警察局の組織改編について
警務部担当者から、四国管区警察局の組織改編について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 交通事故に関する損害賠償事案の知事専決処分について
首席監察官から、交通事故に関する損害賠償事案の知事専決処分について報告があった。
- 平成30年「全国地域安全運動」の実施について
生活安全部長から、平成30年「全国地域安全運動」の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
毎年、各警察署で工夫を凝らしたイベントが報道機関に取り上げられている。犯罪被害や事故を防止するため、今後も積極的な広報に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 平成30年上半期のサイバー犯罪の現状と今後の対策について
生活安全部長から、平成30年上半期のサイバー犯罪の現状と今後の対策について報告があった。
- 未成年者行方不明事案の発生及び保護について
生活安全部担当者から、松山西警察署管内及び宇和島警察署管内で発生した未成年者行方不明事案の発生及び保護について報告があった。
- 重大事故抑止3か月対策(第2期)中間検証(8月中)について
交通部長から、重大事故抑止3か月対策(第2期)中間検証(8月中)について報告があった。
委員から、
◇ |
数年前に比べて、速度取締りをしている警察官をよく見かけるようになった。交通死亡事故を抑止するための取締りを継続していただきたい。 |
との発言があった。
- 西予警察署野村交番における運転免許手続きの再開について
交通部長から、西予警察署野村交番における運転免許手続きの再開について報告があった。
- G20大臣会合を見据えた国際空港(松山空港)対策について
警備部長から、G20大臣会合を見据えた国際空港(松山空港)対策について報告があった。
委員から、
◇ |
昨今、どこでテロ事件が発生するか分からない状況である。テロの未然防止に万全を期していただきたい。 |
との発言があった。
その他
- 本部長から、「昨日開催予定であった四国管区内本部長会議は台風21号の影響により延期となった。9月10日に予定されている本部長招致検討会では、生活安全部及び警務部が所掌する事案を議題として、対策が協議される予定である。」との説明があった。
- 委員から、「洪水被害にあった大洲警察署の督励を行ったが、泳ぎが苦手な警察官が、住民を洪水の中から救助したという話を聞き、職務に対する意気込みを感じた。また、水没した書類をドライヤーで乾かしている作業を見て、警察署の復旧作業の大変さと、今後の書類等の管理方法についての検討も必要であると感じた。」また、「自動車の産業は、ガソリン車から電気自動車へと、さらには自動運転の時代へと大きく変わりつつある。自動運転化により、交通事故防止への期待は高まるが、技術的な問題や交通事故を起こした場合の責任の所在など、まだまだ検討すべき課題は多い。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第21回)の開催状況
- 日 時
平成30年8月22日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
福島県へ特別派遣された機動隊員の感想文を読ませていただきました。それには、復旧が全く進んでいない帰還困難地域の現状や、隊員が一生懸命活動している状況、地元の方々から感謝を受けたことなどが書かれており、隊員のありのままの思いが直に伝わってきました。隊員は、今回の派遣活動を通じ、たくさんのことを学び、今後の自分の生き方にまで考えが及んだことと思います。今後、彼らが警察官として一回りも二回りも大きく成長してくれることを期待しています。
また、今回の体験記録は、次に派遣される隊員への貴重な資料ともなります。これからも積極的に体験記録を残し、警察の貴重な財産として、次世代に引き継いでいってほしいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第20回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 平成30年度組織別定数の策定について
警務部から、平成30年度組織別定数の策定について伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官の指名(2件)について
警務部から、審査請求の申立て及び総括審理官の指名(2件)について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果(3件)について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果(3件)について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果30件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年度第1回警察署協議会の開催状況について
総務室長から、平成30年度第1回警察署協議会の開催状況について報告があった。
- 苦情の受理状況(平成30年上半期・平成30年7月末)について
総務室長から、苦情の受理状況(平成30年上半期・平成30年7月末)について報告があった。
委員から、
◇ |
職務執行するに当たっては、どこで誰に見られてもよい適切な対応をしていく必要がある。 |
との発言があった。
- 愛媛県警察インターンシップの実施について
警務部長から、愛媛県警察インターンシップの実施について報告があった。
委員から、
◇ |
インターンシップについては、今後も継続して実施していただきたい。 |
との発言があった。
- 愛媛県警察における被留置者の逃走防止措置について
警務部長から、大阪府警における被留置者逃走事案の発生を受けて、愛媛県警察における被留置者の逃走防止措置について報告があった。
- 愛媛県警察における障がい者雇用状況について
警務部長から、愛媛県警察における障がい者雇用状況について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件2件について報告があった。
- えひめ性暴力被害者支援センターの開設について
警務部担当者から、えひめ性暴力被害者支援センターの開設について報告があった。
委員から、
◇ |
暴力団対策については、今後も粘り強くやっていただきたい。 |
との発言があった。
- 平成30年「秋の全国交通安全運動」の実施について
交通部長から、平成30年「秋の全国交通安全運動」の実施について報告があった。
- 平成30年7月豪雨被災地を対象とした小学校通学路の緊急安全点検の実施について
交通部長から、平成30年7月豪雨被災地を対象とした小学校通学路の緊急安全点検の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
今後も継続して通学路の安全点検を行っていただきたい。 |
との発言があった。
- 教習を終了していない者に対する技能検定実施事案の発生について
交通部担当者から、教習を終了していない者に対する技能検定実施事案の発生について報告があった。
- 旅客フェリーに対する官民連携のテロ対処訓練(八幡浜署)について
警備部長から、旅客フェリーに対する官民連携のテロ対処訓練(八幡浜署)について報告があった。
- 台風19号・20号接近に伴う警戒及び対策について
警備部長から、台風19号・20号接近に伴う警戒及び対策について報告があった。
その他
- 本部長から、「大阪府警では、勾留中の被留置者の逃走事案が発生している。これに限らず、思わぬ事案を発生させないよう、何事も基本を遵守するとともに、組織の総合力を発揮して未然防止に努めていきたい。」との説明があった。
- 委員から、各警察署で取り組んでいるひまわりの絆プロジェクトに関し、「ひまわりの絆プロジェクトは、どの警察署においても、幼稚園児や小・中学生が参加している。このプロジェクトを通じて、子供たちの交通安全や防犯に対する意識が培われ、保護者の意識も高まる。それが警察活動への理解につながり、地域との協働の礎となる。警察としては、これらのイベント等に取り組む一方で、警察にしかできない犯罪捜査や交通違反取締り等についても、地域の理解を得ながら強力に進めていただきたい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第20回)の開催状況
- 日 時
平成30年8月8日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
今日の新聞に、運転免許センターと愛南警察署で行われた、「ひまわりの絆プロジェクト」の記事が載っており、園児らが大切に育てたひまわりが見事に大輪を咲かせたことが紹介されていました。一生懸命ひまわりを育てると、ひまわりに対する思い入れも強くなり、愛着も湧きます。これが、命の大切さを学ぶことにつながり、交通安全教育にも生きてきます。是非このプロジェクトをもっと広めていってほしいと思います。
豪雨災害から1か月が経ち、先日、公安委員による宇和島警察署管内の被災地の視察を行いました。今後も被災地の生の状況や、現地での警察活動をこの目で見て、公安委員として、どのようなお役に立てるのか、考えていきたいと思います。また、先日の新聞に、災害現場で人命救助に当たる大洲署員の活躍が紹介されていました。普段の厳しい訓練があったからこそ、想定外の現場でとっさの判断や機転を利かせた活動ができたものと思います。このような活躍の裏側では、地道に住民の安全安心を守っている警察官もいます。被災者のために頑張っている全ての警察職員にエールを送りたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第19回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察官等の派遣に係る援助要求及び回答について(3件)
総務室から、滋賀県及び鹿児島県公安委員会に対する警察官等の派遣に係る援助要求の回答について伺いがあり了承した。
また、長野県公安委員会からの援助の要求に基づき、警察職員を派遣することについて伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の調査結果について
総務室から、公安委員会宛て苦情の調査結果について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等早期援助団体からの定期提出書類の提出について
警務部から、犯罪被害者等早期援助団体からの定期提出書類の提出について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等早期援助団体の規則に基づく書類提出について
警務部から、犯罪被害者等早期援助団体の規則に基づく書類提出について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等給付金(遺族給付金)支給裁定について
警務部から、犯罪被害者等給付金(遺族給付金)支給裁定について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等給付金(障害給付金)支給裁定についてについて
警務部から、犯罪被害者等給付金(障害給付金)支給裁定について伺いがあり了承した。
- 監査の実施について
警務部から、平成29年度会計を対象とする監査委員による監査の実施について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について(2件)
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果(2件)について伺いがあり了承した。
- 交通規制の実施について
交通部から、交通規制の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果25件の行政処分を決定した。
報告事項
- 「平成30年7月豪雨」における警察活動の実施状況(第3報)について
警備部長及び刑事部長から、「平成30年7月豪雨」における警察活動の実施状況(第3報)について報告があった。
委員から、
◇ |
災害現場における救助活動は危険を伴うので、警察官の殉職受傷事故防止にも万全を期していただきたい。 |
との発言があった。
- 平成30年上半期の警察相談受理状況について
総務室長から、平成30年上半期の警察相談受理状況について報告があった。
委員から、
◇ |
警察相談は、相談者に対して親身になって対応することが大切である。そのためには、相談を受理する側のスキルアップが大事である。 |
との発言があった。
- 愛媛県警察職員身上指導要綱の制定について
首席監察官から、愛媛県警察職員身上指導要綱の制定について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 平成30年上半期の少年非行概況について
生活安全部長から、平成30年上半期の少年非行概況について報告があった。
- 外国人による石像等対象の器物損壊事件被疑者の検挙(西条署・松山南署・機動捜査隊)について
刑事部長から、外国人による石像等対象の器物損壊事件被疑者の検挙(西条署・松山南署・機動捜査隊)について報告があった。
- 重大事故抑止3か月対策(第2期)中間検証(7月中)について
交通部長から、重大事故抑止3か月対策(第2期)中間検証(7月中)について報告があった。
委員から、
との発言があった。
その他
- 本部長から、「豪雨災害から1か月が経ち、被災地を管轄する警察署も徐々に落ち着いてきた。各警察署や警察本部が執った警察活動については、客観的記録をきちんと整理し、それをしっかり検証・分析することによって、問題点を洗い出し、今後の警察活動に役立てていきたい。」との説明があった。
- 委員から、8月6日に実施した宇和島警察署の督励に関し、「大規模災害発生時における関係機関との連携の重要性や、周囲から孤立する中、孤軍奮闘し人命救助に当たった駐在所員の御苦労がよく分かった。実際に被災した現場も視察したが、土砂や家屋がそのままの状態で残っており、災害の凄まじさと復旧の困難さを改めて認識した。」との発言があった。
- 委員から、「75歳以上の高齢ドライバーが、軽自動車で事故を起こした場合の死亡率は1.22%で、普通車の0.77%と比べると1.6倍になるという。軽自動車は、構造的に運転席が狭く、衝突時に胸をハンドルに打ちつけ、肋骨などを骨折するケースが多い。また、ブレーキペダルとアクセルペダルの間隔が狭く、緊急時に踏み間違い等の誤操作のおそれも普通車に比べて多いとのことである。このような軽自動車の構造をよく理解した上で運転することも交通事故を抑止するためには必要である。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第19回)の開催状況
- 日 時
平成30年7月25日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
豪雨災害が発生して2週間余り経過しましたが、連日、行方不明者の捜索活動など、被災地の状況が報道されており、猛暑の中、活動されている方々には本当に頭が下がる思いです。特に警察活動では、女性警察官部隊による避難所の巡回訪問や、24時間体制での防犯・警戒活動、警察学校の初任科生を動員した行方不明者捜索活動など、改めて警察業務の大変さを痛感いたしました。
安政南海地震(1854年)での出来事をもとにした「稲むらの火」という物語があります。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を説いたもので、防災教材として後世まで伝えられてきました。それと同じように、今回の豪雨災害においても、災害の予防活動や被災後の諸活動について、しっかり検証し、貴重な教訓として後世に伝えていってほしいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第18回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察官等の派遣に係る援助要求の回答について
総務室から、静岡県公安委員会に対する警察官等の派遣に係る援助要求の回答について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について伺いがあり了承した。
- 運転免許取消処分に係る審理経過及び裁決について
交通部から、運転免許取消処分に係る審理経過及び裁決について伺いがあり了承した。
- 運転免許停止処分に係る審査請求の審理終結について
交通部から、運転免許停止処分に係る審査請求の審理終結(2件)について伺いがあり了承した。
- 交通規制の実施について
交通部から、四国横断自動車道下り線における交通規制の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果13件の行政処分を決定した。
報告事項
- 「平成30年7月豪雨」における警察活動の実施状況(第2報)について
警備部長から、「平成30年7月豪雨」における警察活動の実施状況(第2報)について報告があった。
委員から、
◇ |
被災地では、復旧活動が続けられている。安心して活動に専念できるよう、治安維持活動をしっかり行っていただきたい。 |
との発言があった。
委員から、
◇ |
女性警察官による避難所巡回を行っているが、女性は男性警察官以上にソフトで細やかな対応が期待できるので、避難されている方に、より安心感を持ってもらえるのではないか。 |
との発言があった。
委員から、
◇ |
警察学校の初任科生による行方不明者捜索活動は、警察官としての使命感を醸成する上で非常に良い経験になったと思う。 |
との発言があった。
- 次回愛媛県議会の開催予定について
総務室長から、次回愛媛県議会の開催予定について報告があった。
- 平成30年夏季人事異動の日程について
警務部長から、平成30年夏季人事異動の日程について報告があった。
- 平成30年上半期の特殊詐欺の現状と抑止対策について
生活安全部長から、平成30年上半期の特殊詐欺の現状と抑止対策について報告があった。
委員から、
◇ |
徹底した水際阻止等、被害防止対策に取り組んでいただきたい。 |
との発言があった。
- 平成30年上半期の人身安全関連事案対応状況について
生活安全部長から、平成30年上半期の人身安全関連事案対応状況(暫定値)について報告があった。
- 平成30年上半期刑法犯認知・検挙状況について
刑事部長から、平成30年上半期刑法犯認知・検挙状況について報告があった。
- 特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕と突き上げ捜査の推進(四国中央署・新居浜署)について
刑事部長から、特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕と突き上げ捜査の推進(四国中央署・新居浜署)について報告があった。
その他
- 本部長から、豪雨災害に伴う警察活動に関し、「被災地域の復旧は徐々に進みつつある。先般、総理大臣をはじめ関係閣僚が相次いで来県し、南予地域の被災地を視察したが、県警では万全の警護警備を実施した。また、予想された交通渋滞も事前広報等の実施により、大きな渋滞は見られなかった。今後の被災地における各種警察活動や諸対策については、情勢を踏まえつつ、適時、見直しを行うなど、柔軟かつ効果的な実施に努めていきたい。」との説明があった。
- 委員から、起訴後の余罪取調べにおける出頭義務等について、最近の裁判例等を踏まえ、実務上留意すべき点について説明があり、「根拠法令を正しく理解して業務を行うことが大事であるが、そのためには、平素から基本の理解を徹底する必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第18回)の開催状況
- 日 時
平成30年7月11日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
まずは、今回の豪雨災害で亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。このたびの自然の驚異によって、各地で甚大な被害が発生し、一瞬のうちにたくさんの方々の大切な命が奪われました。今回の災害は、被害の大きさから、復旧には相当な時間を要すると思われ、その間、被災者は長期の避難生活を強いられることから、警察としては、被災者の不安を解消するための取組を強力に進めていかなければなりません。
先日、私が居住する地区に、警察官が巡回連絡にきてくれました。警察官は、1軒1軒訪問し、詐欺等の犯罪被害防止を呼び掛けていましたが、こういう時こそ、警察官の姿を見せる活動が住民の安心感を向上させるものだと思いました。被災地においても、警察官の積極的な訪問活動や声掛けなどにより、被災者の精神的な支柱となって、不安感を取り除いてほしいと思います。被災していない警察署や本部所属は、被災地を管轄する警察署をしっかり支援し、警察活動にいささかの間隙も生じないようにお願いします。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第17回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察官等の派遣に係る援助要求及び回答について
総務室から、広島県公安委員会からの援助要求に基づき、警察官等を派遣することについて伺いがあり了承した。
また、静岡県公安委員会及び滋賀県公安委員会に対して警察職員の派遣、鹿児島県公安委員会に対して航空機及び警察職員の派遣を要求することについて伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果22件の行政処分を決定した。
報告事項
- 「平成30年7月豪雨」における警察活動の実施状況について
警備部長及び警務部長から、「平成30年7月豪雨」における警察活動の実施状況について報告があった。
委員から、
◇ |
被災者に対するケアをしっかりやっていただくとともに、被災地で発生する犯罪については、検挙して広報してほしい。そうすることで被災者が安心し、犯罪の抑止にもつながる。 |
との発言があった。
委員から、
◇ |
被災者に目配り、気配りをした活動をお願いする。 |
との発言があった。
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年6月末)について
総務室長から、苦情の受理及び処理状況(平成30年6月末)について報告があった。
- 愛媛県警察オープンキャンパス等の実施について
警務部長から、愛媛県警察オープンキャンパス等の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
オープンキャンパスでは、できるだけたくさんの方に、警察業務等の現実を見ていただくことが大事である。 |
との発言があった。
- 児童生徒に対する情報モラル対策の推進について
生活安全部長から、児童生徒に対する情報モラル対策の推進について報告があった。
委員から、
◇ |
児童生徒に対する情報モラル対策は非常に重要であるので、引き続いて推進していただきたい。 |
との発言があった。
- 6県警察合同による不正プログラムを使用した組織的ワンクリック詐欺事件の検挙について
生活安全部長から、6県警察合同による不正プログラムを使用した組織的ワンクリック詐欺事件の検挙について報告があった。
その他
- 本部長から、豪雨災害に伴う警察活動に関し、「避難生活の長期化が予想される上、断水や暑さの影響から生活面、衛生面の悪化が懸念される。そのような中で我々は、被災者に寄り添い、県民の安全、安心をしっかり守っていかなければならない。特に、被災地域の防犯対策、流言飛語の打消し、女性警察官による訪問活動、各種相談業務、交通対策等の取組については、情勢により人員の増強を図るなど、適切に対応していきたい。一方で、県内全体を見ると、事件事故も平素と変わりなく発生しており、犯罪捜査、防犯対策、交通事故防止等の各種活動を通常どおり行い、治安水準を落とすことのないよう対応していきたい。」、警察施設及び警察職員等の被災に関し、「被災した警察署等での業務については、代替措置を講じた。被災した職員のサポートについても、しっかり行っていきたい。」との説明があった。
- 委員から、「世界保健機構が、オンラインゲームなどに熱中し生活に支障をきたす症状を、新たな病気(ゲーム障害)として認定したという記事が新聞に掲載された。アルコール・ギャンブル・薬物等の依存症については、医療機関で対処療法が行われているが、ゲーム障害については、今のところ有効な対処療法がないという。これからの時代、ゲーム障害の実態や社会に及ぼす影響等を正しく理解するとともに、新たな病気に対してどう対応していくかということを真剣に考える必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第17回)の開催状況
- 日 時
平成30年7月4日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先日、東京で全国公安委員会連絡会議が開催されました。自由討議は「高齢者を守る」と「非違事案対策について」の2題でした。最初の議題「高齢者を守る」では、高齢運転者による死亡事故の実態と事故防止対策、高齢者を標的とする特殊詐欺対策、認知症に係る行方不明者対策について討議がなされ、各県から認知症に関するハンドブックや教養DVDの作成配布、学生ボランティアによる高齢者を守る活動など、創意工夫を凝らした取組が紹介されました。
もう1つの議題である「非違事案対策について」では、ある県の委員長から、「非違事案が発生するたびに処分内容や再発防止対策等の報告を受けているが、一向になくならない。事案に応じた効果的な再発防止対策をとるよう県警に強く指示した。」とのコメントがありました。同感であり、公安委員会としても危機感を持ち、県警を指導しなければならないと感じました。また、ある県からは、現に発生した非違事案を題材として警察官が再現するDVDを作成し、各種教養で活用していることが紹介されました。
今回、会議に出席して感じたことは、各種取組を行っていく上で大事なのは、十分に議論するということと、ハード面のみならず、心に訴えるソフト面の取組が重要であるということです。県民の安全・安心のため決意を新たにし、尽力したいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第16回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察官等の派遣に係る援助要求及び回答について
総務室から、愛知県公安委員会からの援助要求に基づき、警察官等を派遣することについて伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
警務部から、運転免許行政処分の取消しを求める審査請求の申立ての受理及び総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
報告事項
- リクルーター指名式及び検討会の開催について
警務部長から、警察官(高卒程度)及び警察事務職員(初級)採用試験受験者の募集・勧誘活動を効果的に行うため、若手警察職員をリクルーターに指名するリクルーター指名式及び検討会の開催について報告があった。
委員から、
との質問があり、警務部長から、「活動要領冊子の内容について、具体的な募集活動のやり方を追加するなど、冊子のバージョンアップを図っている。」との説明があった。
- 松山市繁華街における風俗環境浄化対策の推進について
生活安全部長から、松山市繁華街における風俗環境浄化対策の推進について報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 指定暴力団六代目山口組傘下組織組長等に対する再発防止命令等の発出について
刑事部長から、指定暴力団六代目山口組傘下組織組長等に対する再発防止命令等の発出について報告があった。
- 重大事故抑止3か月対策(第1期)総括について
交通部長から、重大事故抑止3か月対策(第1期)総括について報告があった。
委員から、
◇ |
交通死亡事故が減少傾向にある。効果的な施策等については、引き続き推進するとともに次代に引き継いでいただきたい。 |
との発言があった。
- 東日本大震災に伴う管区機動隊の福島県への特別派遣結果について
警備部長から、東日本大震災に伴う管区機動隊の福島県への特別派遣結果について報告があった。
その他
- 本部長から、6月定例県議会に関し、「一般質問が終了した。7月6日にはスポーツ文教警察委員会が開催されるので、引き続き、適切な説明をしていきたい。」、風俗環境浄化対策に関し、「住民が安心して暮らせるよう、暴力団の排除も含め、繁華街・歓楽街対策に取り組んでいきたい。」、交通死亡事故抑止対策に関し、「本県は、全国に比べて発生件数に占める死亡事故の割合が高い。例年、夏場は早朝に死亡事故が多く発生していることから、同時間帯の速度違反取締りを強化するとともに、交通事故の発生状況を分析しながら、しっかりと対策を取っていきたい。」との説明があった。
- 委員から、「犯罪や交通事故、あるいは災害から県民を守っていくためには、単に被害防止を呼びかけるだけでは不十分である。県民に深刻に受け止めてもらい、実際に行動に移してもらえるような心に訴える伝え方を工夫していく必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第16回)の開催状況
- 日 時
平成30年6月27日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先日、北海道へ行ってきました。私が滞在した山の奥でも警察のパトカーがパトロールをしていましたが、こういった不慣れな場所でパトカーを見ると、普段以上に安心した気持ちになるとともに、警察は全国共通で、いつでも私たちを見守ってくれている頼もしい機関であるということを改めて感じました。
また、北海道滞在中に、本を数冊読みましたが、その中で特に心に残ったのが「不機嫌は罪である」という本です。この本の内容は、「近年SNSの普及、人間関係の希薄化、ストレス等によって社会に無数の不機嫌がまん延し、社会の空気を淀ませている。自分自身が不機嫌だと仕事に集中できず仕事の生産性が下がるほか、上司が不機嫌だと部下が報告に二の足を踏む可能性がある。逆に自身が上機嫌になれば、周りも上機嫌に変わっていく。」というものでした。
働きやすい職場環境を作るという意味からも、職員皆が上機嫌で仕事をすることが大切であり、気分をうまくコントロールすることによって、業務効率や人間関係の向上に努めていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第15回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て文書の受理及び回答について
総務室から、公安委員会宛て文書の受理及び回答について伺いがあり了承した。
- 銃砲刀剣類所持等取締法第4条の3第2項又は第12条の3の診断を行う医師の指定について
生活安全部から、銃砲刀剣類所持等取締法第4条の3第2項又は第12条の3の診断を行う医師の指定について伺いがあり了承した。
- 暴力団員に対する再発防止命令等の発出について
刑事部から、暴力団員に対する再発防止命令等の発出について伺いがあり了承した。
- 運転免許取消処分に係る審理結果及び裁決について
交通部から、運転免許取消処分に係る審理結果及び裁決について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果30件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年6月定例県議会の開催について
総務室長から、平成30年6月定例県議会の開催について報告があった。
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年5月末)について
総務室長から、苦情の受理及び処理状況(平成30年5月末)について報告があった。
委員から、
◇ |
相手の立場に立った対応が大切である。今後も通報者や相談者の立場に立った対応を徹底していただきたい。 |
との発言があった。
- 愛媛県警察通信指令競技会の開催結果について
生活安全部長から、愛媛県警察通信指令競技会の開催結果について報告があった。
委員から、
◇ |
今後も訓練を重ねて技能の向上に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- マンション新築工事現場から電動工具等を窃取する広域窃盗事件の検挙(松山東署)について
刑事部長から、マンション新築工事現場から電動工具等を窃取する広域窃盗事件の検挙(松山東署)について報告があった。
- G20愛媛・松山労働雇用大臣会合日程の決定について
警備部長から、G20愛媛・松山労働雇用大臣会合日程の決定について報告があった。
その他
- 本部長から、6月定例県議会の開催に関し、「県議会の状況は連日報道で取り上げられるなど、社会の関心も高いことから、県警としても取組をしっかりアピールしていきたい。」、富山県で発生した警察官の拳銃が奪取された事件に関し、「今回の事件や過去の事例を教訓として、しっかりと対策や訓練を行っていきたい。」、G20の日程が決定したことに関し、「警護警備の完遂のため、諸対策をしっかり推進していきたい。」との説明があった。
- 委員から、「ある企業で社長が解任された事例がある。その社長は、高学歴で非常に頭の良い人であったが、部下の発言をすぐに否定する癖があった。その結果、部下が報告しなくなり、そのうち、偽りの報告がされるようになるなど、会社の運営自体がおかしくなったため、役員会を経て社長を解任、それ以降は会社が健全に機能するようになった。組織の健全化のためには、上司に対しても苦言を言えるような風通しのよい職場環境が大切であり、そうでないと部下が育たず、組織自体が傾く。」との発言があった。
- 委員から、「定例会議の運営について、最近は議題を絞った上で、皆さんの発言の機会を増やそうとしており、非常に良い傾向である。結論が出ない場合でも、警察にとって重要な問題については、意見を交わす時間をしっかり取る必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第15回)の開催状況
- 日 時
平成30年6月13日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
昨日、久万高原署で開催された「ひまわりの絆プロジェクト」に参加してきました。本プロジェクトは、交通事故で亡くなった4歳の男の子が育てていたひまわりの種を、多くの場所で開花させることにより、命の大切さや交通事故防止を呼びかけていくことを目的に開催されたものです。町長を始め多くの方々が参加されており、プロジェクトの趣旨は、皆の心にしっかりと刻まれたことと思います。
交通事故を防止するためには、交通事故分析に基づく交通取締りなどハード面の取組のほか、本プロジェクトのような心に訴えるソフト面の取組も重要であると思います。
また、本プロジェクトに参加した警察官は皆笑顔がすばらしく、その姿は、強さと優しさを兼ね備えた理想の警察官像であると思いました。
今後のプロジェクトに期待したいことは、教育委員会との連携も図っていただき、心の教育として定着させてほしいということです。ひまわりを見ると、皆が「交通安全」を思い出してもらえるよう、引き続きひまわりの輪を広げていってほしいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第14回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察職員の援助要求及び回答について
総務室から、大分県公安委員会からの援助要求に基づき、警察職員を派遣することについて伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の受理について
総務室から、公安委員会宛て苦情の受理について伺いがあり了承した。
- 留置施設視察委員会の退任委員への感謝状贈呈式の開催について
警務部から、留置施設視察委員会の退任委員への感謝状贈呈式の開催について伺いがあり了承した。
- 留置施設視察委員会の委員の任命式の開催について
警務部から、留置施設視察委員会の委員の任命式の開催について伺いがあり了承した。
- 暴力団員に対する再発防止命令に係る意見聴取等の実施について
刑事部から、暴力団員に対する再発防止命令に係る意見聴取等の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果17件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年度警察官等選考採用試験の実施について
警務部長から、平成30年度警察官等選考採用試験の実施予定について報告があった。
- 「警察記念日表彰式」の開催について
首席監察官から、「警察記念日表彰式」の開催予定について報告があった。
委員から、
◇ |
特に永年勤続職員表彰は、職員の士気の向上につながるため、今後も引き続き行っていただきたい。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について3件の報告があった。
- サイバー空間の脅威に対する取組状況
生活安全部長から、サイバー空間の脅威に対する取組状況について報告があった。
- 六代目山口組傘下組織幹部組員らによる松山市暴力団排除条例違反(「暴力団排除特別強化地域」におけるみかじめ料等の授受)の検挙について
刑事部長から、六代目山口組傘下組織幹部組員らによる松山市暴力団排除条例違反(「暴力団排除特別強化地域」におけるみかじめ料等の授受)の検挙について報告があった。
- 重大事故抑止3か月対策(第2期)に向けた構造的要因分析と対策について
交通部長から、重大事故抑止3か月対策(第2期)に向けた構造的要因分析と対策について報告があった。
委員から、
◇ |
交通事故抑止に関する戦略的な広報を、引き続き行っていただきたい。 |
との発言があった。
- 「愛媛県外国人問題対策協議会」第13回定期総会の開催について
警備部長から、「愛媛県外国人問題対策協議会」第13回定期総会の開催予定について報告があった。
- 初任科学生に対する学校規則の緩和方策について
警察学校長から、初任科学生に対する学校規則の緩和方策について報告があった。
その他
- 本部長から、議事冒頭の委員長説示に関して、「委員長から話があった心に訴えるソフト面の取組は非常に重要で、交通事故防止対策はもちろん、犯罪抑止対策においても進めていきたい。」、サイバーの関係で、「情報モラル教室の取組を進めているが、これに限らず、犯罪の被害者にも加害者にもならないような教育を行うことが重要である。警察から犯罪の実態等を情報提供することにより、学校と連携してしっかりと取り組んでいきたい。」との説明があった。
- 委員から、犯罪に対する考え方について、「世間の風潮は被疑者の人権擁護から、被害者側の人権擁護へと変化してきている。物事を考える場合、立場を置き換えて見るということも大事である。警察活動に取り組む上においても、世の中の流れを敏感に把握し、その流れに沿って考え方を調整していく必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第14回)の開催状況
- 日 時
平成30年6月6日(水)
午後1時30分 〜 午後4時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
昨日、香川県で四国管区内公安委員会連絡会議が開催されました。議題は、「警察活動を支える取組(若手警察官の早期戦力化)」で、協議の冒頭、「愛媛県警察採用プロモーション映像」を紹介しました。各県の委員から、「すばらしかった。」等の感想や、「どうやって作ったのか。」等の質問が出るなど、非常に好評でした。
協議では、若手警察官の「早期育成プログラム」を中心とした当県の取組を発表し、他県の委員からは、「体系的に初級、中級とレベルアップが図られ、教養を受ける側から自分の立ち位置がよく分かる。」との感想をいただきました。
他県の取組としては、電子教養ツールの活用や、若手指導官制度等の紹介があり、どの県も若手警察官の育成に力を入れていることがよく分かりました。
国家公安委員からは、愛媛県の取組である、「アンケートによる若手の意見の吸い上げ」を評価していただくとともに、「パワハラ防止への配慮や書類作成能力の向上を念頭に置いた教育が必要である。」等のコメントをいただきました。
県警察においては、早期育成プログラムを確実に履行するとともに、他県の取組も参考としながら、若手警察官の早期戦力化を図り、県民の安全・安心の向上に努めていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第13回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察職員の援助要求及び回答について
総務室から、福島県公安委員会からの援助要求に基づき、警察職員を派遣することについて伺いがあり了承した。
- 公安委員会表彰(感謝状)の推薦について
警務部から、最大任期を満了する「愛媛県留置施設視察委員会委員」に対する公安委員会表彰(感謝状)の推薦(1人)について上申があり了承した。
報告事項
- 平成30年度愛媛県警察事務職員(上級)等採用試験の申込状況について
警務部長から、平成30年度愛媛県警察事務職員(上級)等採用試験の申込状況について報告があった。
委員から、
◇ |
今後の採用募集活動を考えていく上で、採用した人を、いかに大事に育てていくかが重要である。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について3件の報告があった。
- 青パト燃料用プリペイドカード贈呈式の開催について
生活安全部長から、青色防犯パトロール活動支援事業に取り組んでいる「太陽石油株式会社四国事業所」から「愛媛県青色パトロール隊連絡協議会」に対し、燃料用プリペイドカード15万円分(2,000円カード75枚)を贈呈した、「青パト燃料用プリペイドカード贈呈式」の開催について報告があった。
委員から、
◇ |
今後も、継続して取り組んでいただくとともに、青色防犯パトロール活動支援事業者を新たに開拓するなど、支援事業の活発化を図ることが重要である。 |
との発言があった。
- 六代目山口組傘下組織組長による口座開設等詐欺(表明・確約)事件の検挙について
刑事部長から、六代目山口組傘下組織組長による口座開設等詐欺(表明・確約)事件の検挙について報告があった。
- 重大事故抑止3か月対策中間検証について
交通部長から、重大事故抑止3か月対策中間検証について報告があった。
委員から、
◇ |
速度抑制の効果の検証もしっかり行っていただきたい。 |
との発言があった。
- 暴走訓練車両捕捉訓練の実施について
交通部長から、暴走訓練車両捕捉訓練の実施結果について報告があった。
- 「新緊急連絡システム」の運用開始について
警備部長から、「新緊急連絡システム」の運用開始について報告があった。
- 「テロ対策愛媛パートナーシップ推進会議」第2回総会の開催について
警備部長から、「テロ対策愛媛パートナーシップ推進会議」第2回総会の開催について報告があった。
- 東日本大震災に伴う管区機動隊の福島県への特別派遣について
警備部長から、東日本大震災に伴う管区機動隊の福島県への特別派遣の活動内容等について報告があった。
その他
- 本部長から、警察事務職員採用試験の申込状況に関して、「警察事務職員の人気が高いのに対し、警察官採用試験の応募者が少ない。その原因を解明し、改善すべきは改善して警察官の魅力を発信していきたい。」、 交通死亡事故抑止対策に関して、「交通取締りによる速度抑止効果が表れてきている。引き続き、夜間も含め、交通事故を抑止できる取締りを続けていきたい。交通取締りの必要性については、警察署協議会でも議論をしていただき、理解を深めて貰うこととしたい。」との説明があった。あわせて、6月4日に開催された、全国警察本部長会議の開催状況についての報告があった。
- 委員から、警察官の採用募集と早期育成に関して、「一般企業においても、採用と教育の問題は重要な課題となっている。優秀な人材を確保するためには、採用面接の段階で、取得できる資格や将来のキャリアアップの道を具体的に示すことも大事である。計画的な採用と教育を行っている企業が成功しているということを参考としてほしい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第13回)の開催状況
- 日 時
平成30年5月30日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先般、愛南警察署と久万高原警察署の警察署協議会に出席しました。愛南警察署では、分かりやすく、親しみやすい資料作成がなされていました。各課とも顔写真等を使用した課員紹介を取り入れており、協議会委員と署員が、今まで以上に身近な存在になることと思います。
また、久万高原署では、同署で開催予定の「ひまわりの絆プロジェクト」の紹介があり、開催準備に当たって、署長が地元の農業関係者に相談したところ、種を植える場所の提供を受けたり、地元の幼稚園児や小学生に手伝ってもらったり、地元の方に看板を作っていただいたりと、町全体を巻き込んだ取組をされていることが分かりました。
どちらの署も、地域住民の方々と一体となって、地域の安全・安心のために御尽力されていることが分かりました。引き続き警察署協議会の活性化に努めていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第12回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察署協議会委員の委嘱について
総務室から、警察署協議会委員の委嘱について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情申出書の受理について
総務室から、公安委員会宛て苦情申出書の受理について伺いがあり了承した。
- 審査請求に対する答申の受理について
総務室から、審査請求に対する答申の受理について伺いがあり了承した。
- 公安委員会表彰の推薦について
警務部から、公安委員会表彰の推薦について伺いがあり了承した。
- 留置施設視察委員の任命予定者について
警務部から、留置施設視察委員の任命予定者について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について報告があり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の調査結果について
生活安全部から、公安委員会宛て苦情の調査結果について報告があり了承した。
- 交通規制の実施について
交通部から、交通規制の実施について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、19件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成30年版「まもると安心の白書」の発刊について
警務部長から、平成30年版「まもると安心の白書」の発刊について報告があった。
委員から、
との質問があり、警務部長から、「関係機関・団体等へ配布するほか、リクルーターが学生を勧誘する際にも使用している。」との回答があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について2件の報告があった。
- 生命保険協会愛媛県協会等との「特殊詐欺等の被害防止に関する協定」の締結について
生活安全部長から、県内で多発している特殊詐欺被害の防止に向け、警察本部、県内25の会員会社で組織される一般社団法人生命保険協会愛媛県協会及び四国財務局松山事務所の三者間における「特殊詐欺等の被害防止に関する協定」の締結について報告があった。
- 平成30年度夏山山岳警備救助訓練の実施について
生活安全部長から、山岳遭難の発生状況及び夏山山岳警備救助訓練の概要について報告があった。
委員から、
◇ |
しっかり訓練を行い、遭難者の安全な救助と技能向上に努められたい。 |
との発言があった
- 特殊詐欺事件の突き上げ捜査の推進について
刑事部長から、親族をかたる借用金名目のオレオレ詐欺事件リクルーター被疑者の逮捕(新居浜署)及び特殊詐欺事件首魁被疑者の逮捕(警視庁・宮崎県・愛媛県警合同捜査本部)について報告があった。
委員から、
◇ |
よくやっていただいた。犯行グループの解明と余罪立件に向けた突き上げ捜査に期待する。 |
との発言があった。
- 「第11回愛媛県警察嘱託警察犬競技会」の開催結果について
刑事部長から、「第11回愛媛県警察嘱託警察犬競技会」の開催結果について報告があった。
その他
- 本部長から、『まもると安心の白書』の発刊に関し、「平成17年から発刊しており全国的にも珍しい取組である。今後も県民に分かりやすく作成し、積極的に活用していきたい。」との説明があった。
- 委員から、「特殊詐欺や交通事故に遭ったことのない人は、頭では被害の大変さを分かっていても、本当の大変さは身に染みて分かっていないと思う。先般、運転免許センターで、夜間における反射材や服装の色による見え方の違いやハイビームの効果などを検証したが、これらを県民に分かりやすく広報するなど、自分のこととして理解してもらう取組が必要である。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第12回)の開催状況
- 日 時
平成30年5月16日(水)
午後1時30分 〜 午後5時00分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、警察学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
新潟市の小学校2年生の女児が、突然大切な命を奪われるという痛ましい事件は、身体が震えるほどの大きな衝撃を受けました。犯人が早期に捕まったのは良かったと思いますが、今後の課題として児童の安全をどのように守っていくのかということを、関係機関と連携しながら社会全体で取り組んでいく必要があります。
また、最近、ニュース等でセクハラ問題が取り上げられています。パワハラやセクハラは、力の強い人が弱い人の人権を踏みにじるというものです。警察官は、相手に対する思いやりや優しさも必要です。今後も、各所属においてパワハラやセクハラに関する勉強会を取り入れ、警察官の人権意識の高揚を図り、業務に役立てていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第11回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察署協議会委員欠員補充候補者の上申について
総務室から、警察署協議会委員の欠員補充候補者の上申について伺いがあり了承した。
- 平成28年度監査結果に対する措置報告について
警務部から、平成28年度監査結果に対する措置報告について伺いがあり了承した。
- 愛媛県警察会計監査に関する訓令に基づく会計監査の平成29年度実施結果及び平成30年度実施計画について
警務部から、愛媛県警察会計監査に関する訓令に基づく会計監査の平成29年度実施結果及び平成30年度実施計画について伺いがあり了承した。
- 留置施設に対する「実地監査計画(案)」の策定について
警務部から、留置施設に対する「実地監査計画(案)」の策定について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について報告があり了承した。
報告事項
- 苦情の受理及び処理状況について
総務室長から、4月中の苦情取扱状況について報告があった。
- 平成30年度愛媛県警察事務職員(上級)等の採用募集活動について
警務部長から、平成30年度愛媛県警察事務職員(上級)(鑑識(法医)も含む。)及び少年補導職員の採用募集活動について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について2件の報告があった。
- 単純逃走事件被疑者の逮捕について
刑事部長から、単純逃走事件被疑者(松山刑務所大井造船作業場受刑者)の通常逮捕について報告があった。
- 殺人事件被疑者の逮捕について
刑事部長から、西条市氷見における殺人事件被疑者を通常逮捕したことについて報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 安全運転啓発動画の上映開始式等の実施について
交通部長から、安全運転啓発動画の上映開始式及び安全運転サポート車の普及啓発等に関する協定締結式を実施したことについて報告があった。
委員から、
◇ |
安全運転サポート車の機能も完全ではないことから、過信しないことが必要である。 |
との発言があった。
- 県警ホームページ「白バイ・パトカー日記」コーナーの新設について
交通部長から、県警ホームページに「白バイ・パトカー日記」コーナーを新設したことについて報告があった。
- 災害警備活動用備蓄食糧の更新について
警備部長から、災害警備活動用備蓄食糧の更新について報告があった。
- 初任科教養の現状について
警察学校長から、初任科教養の現状について報告があった。
委員から、
◇ |
従前よりも緩和された規則など、初任科教養の現状を広く県民に知ってもらい、警察官募集活動に生かしていただきたい。 |
との発言があった。
その他
- 本部長から、「警察学校における初任科教養や規則等については、現状に合った合理的な運用をしていく必要がある。また、警察官の採用募集活動については、再任用警察官の活用等を検討しながら取り組んでいきたい。」との説明があった。
- 委員から、初任科教養に関連して、「民間企業についても、従来に比べ、指導する側、指導を受ける側とも意識が変化してきている。そのため、まずは自己の能力を自覚させるところから教え、『こういう仕事をしてほしい。そのためにはこういう能力が必要となり、こういう努力をしていかなければならない。』など、一つ一つ問題点を示してやりながら教養を行う必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第11回)の開催状況
- 日 時
平成30年4月25日(水)
午後1時30分 〜 午後4時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先般、保護司選考会に出席しました。私は、以前に少年犯罪の再犯率が高いということを聞き、再犯を防ぐ良い方法はないものかと常々考えていましたが、今回、保護司選考会に参加して、様々な方が罪を犯した人の更生保護活動に尽力されていることが分かりました。
現在、県警が一丸となって逃走受刑者の捜索活動を行っていますが、住民の安全・安心を守るため、また、逃走受刑者を早く更生させるという観点からも、引き続き、全力で捜索活動に取り組んでいただき、一日も早い解決を願っています。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第10回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
警務部から、審査請求の申立て及び当該審査請求に係る総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について報告があり了承した。
- 指定自動車教習所卒業初心運転者の交通事故防止貢献教習所に対する表彰について
交通部から、指定自動車教習所卒業初心運転者の交通事故防止貢献教習所に対する表彰について、被表彰教習所の選考について伺いがあり了承した。
報告事項
- スポーツ文教警察委員会の開催状況について
総務室長から、平成30年4月23日に開催されたスポーツ文教警察委員会の開催状況について報告があった。
- 平成30年度警察官(大学卒)採用試験の申込状況について
警務部長から、平成30年度警察官(大学卒)採用試験の申込状況について報告があった。
委員から、
◇ |
受験倍率を上げることも大事であるが、採用者がすぐやめるようなことがないよう指導育成方法にも工夫が必要である。 |
との発言があった。
- 平成30年度総合監察の実施計画
首席監察官から、平成30年度における総合監察の実施計画について報告があった。
- 特殊詐欺の突き上げ捜査の推進状況について
刑事部長から、特殊詐欺の突き上げ捜査の推進状況について報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 歩行者事故の分析と対策について
交通部長から、歩行者事故の分析と対策について報告があった。
- 署長会議における協議事項の進め方について
交通部長から、署長会議における協議事項の進め方について報告があった。
- 最近の警護警備について
警備部長から、最近の警護警備について報告があった。
その他
- 本部長から、「警察署に対する巡視を終えた。社会では高齢化が進んでいるが、逆に警察署には若い警察官が多いという印象を受けた。若手警察官の育成については、組織的な指導教養を行いながらしっかり取り組んでいきたい。」との説明があった。
- 委員から、他県での拳銃事案に関連して、「拳銃に対する心構えをしっかりと教え込んでほしい。」、また、部下の指導育成について、「部下のやる気をなくさないよう、部下の気持ちも考えながら決裁の受け方や指導方法を工夫してほしい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第10回)の開催状況
- 日 時
平成30年4月11日(水)
午後1時30分 〜 午後4時05分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先日から春の全国交通安全運動が始まりました。テレビや新聞では、各署の交通安全の取組や行事が競い合うように報道されており、交通事故防止に県警を挙げて取り組んでいただいていることにとてもありがたく思います。先日、松山市立花付近を通りかかった際に、横断歩道の両脇に真新しい横断旗があるのを見かけました。横断旗があることで、横断歩道の存在感が増し、ドライバーに対する注意喚起にとても効果があると思いました。
また、前回の公安委員会で、小学1年生の児童の交通事故率が高いという話がありました。私が教員をしていたときも、小学校低学年の事故率は高かったように思います。それは、幼稚園や保育園から小学1年生になったばかりの児童は成長が未熟な上、入学と同時に生活環境が大いに変化するからです。登下校中、道路を横断するときにも飛び出すのではないかとハラハラしながら見守っていました。小学6年生にもなるとしっかりと行動できるようになりますが、警察や学校による安全指導を通じて子供も徐々に成長していくのだと思います。
子供は、未来のドライバーでもありますので、社会全体でしっかりと交通ルールを教えていただき、交通事故の防止に努めてほしいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第9回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等早期援助団体に関する規則に基づく書類提出について
警務部から、犯罪被害者等早期援助団体に関する規則に基づく書類(犯罪被害者相談員の選任)が提出されたことについて報告があり了承した。
- 犯罪被害者等早期援助団体から定期提出書類の提出について
警務部から、犯罪被害者等早期援助団体から当年度の事業計画等が提出されたことについて報告があり了承した。
- 犯罪被害者等給付金裁定について
警務部から、重傷病給付金の支給裁定について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、27件の行政処分を決定した。
報告事項
- 苦情の受理及び処理状況(平成30年3月末)について
総務室長から、苦情の受理及び処理状況(平成30年3月末)について報告があった。
- 若手警察官を対象とした早期育成プログラムの構築について
警務部長から、若手警察官を対象とした早期育成プログラムの構築について報告があった。
委員から、
◇ |
若手警察官を対象とした教養については、早期戦力化を図る意味からも、しっかり行っていただきたい。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から、監察案件について報告があった。
- 特殊詐欺の現状と抑止対策について
生活安全部長から、特殊詐欺の現状と抑止対策について報告があった。
委員から、
◇ |
水際阻止対策に加え、高齢者が被害に遭うと、老後の資金がなくなり非常に深刻な事態となるため、特に高齢者被害を防止する必要がある。 |
との発言があった。
また、委員から、
◇ |
今後、電子マネーによる被害の増加と手口の巧妙化が考えられるため、被害防止対策を一層考えていく必要がある。 |
との発言があった。
- サイバー犯罪対策課の新設と発足式の実施について
生活安全部長から、サイバー犯罪対策課の新設と発足式の実施について報告があった。
- 松山刑務所大井造船作業場受刑者による単純逃走事件の発生について
刑事部長から、松山刑務所大井造船作業場受刑者による単純逃走事件の発生について報告があった。
委員から、
◇ |
早期に身柄を確保して住民の安全・安心の確保に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 当面の各種警備部隊訓練日程について
警備部長から、当面の各種警備部隊訓練日程について報告があった。
- 平成30年度の通信施設整備予定について
情報通信部長から、平成30年度の通信施設整備予定について報告があった。
その他
- 本部長から、苦情対応について、「反省すべきところは反省し、適切に対応していきたい。」、特殊詐欺の抑止対策について、「本県における分析結果を踏まえた諸対策をしっかり行っていきたい。」、受刑者逃走事件について、「被疑者の検索等捜査を徹底し、早期に身柄の確保に努めてまいりたい。」との説明があった。
- 委員から、仮想通貨の歴史と現状について説明があり、「今後も仮想通貨の流通は増えていくと予想される。仮想通貨を舞台としたヤミ市場、資金洗浄、投資詐欺等にも着目した対策が必要となるだろう。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第9回)の開催状況
- 日 時
平成30年4月4日(水)
午後1時30分 〜 午後3時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先週、警察学校の桜が満開の中、卒業式に出席しました。今回卒業したのは10月採用の学生であり、これまでの生活習慣や考え方などがそれぞれ違う中、同じ志を持って勉学に励み、大きく成長した姿を拝見し、非常に頼もしく思いました。また、今春退職された前警察学校長が出席されており、前学校長の卒業生を大切に思う気持ちや優しさに大変感動しました。
県警音楽隊が卒業生に贈る演奏は、何ごとにも代えがたいプレゼントです。今後も継続していただくとともに、卒業生に対して、組織的な目配り・気配り等のサポートを行い、若手警察官の育成に努めていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第8回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 人事異動に伴う総括審理官等の指名変更について
警務部から、人事異動に伴う総括審理官等の指名変更について伺いがあり了承した。
報告事項
- 平成30年「春のプロムナードコンサート」の開催予定について
総務室長から、愛媛県美術館で開催する警察音楽隊の「春のプロムナードコンサート」の開催予定について報告があった。
- 平成29年度第4四半期における四国管区局長監察の受監結果及び本県の随時監察実施結果について
首席監察官から、平成29年度第4四半期における四国管区局長監察の受監結果等について報告があった。
- 「第30回勲章伝達式」の開催について
首席監察官から、5月8日に危険業務従事者叙勲受章者の「第30回勲章伝達式」が開催されることについて報告があった。
- 平成30年「春の全国交通安全運動」の実施について
交通部長から、4月6日から4月15日までの10日間実施される「春の全国交通安全運動」について報告があった。
委員から、
◇ |
歩行者側に立ったスローガンであるが、ドライバーに対する取組もしっかり行っていただきたい。 |
との発言があり、交通部長から、「歩行者やドライバーを含め、全県民に対して広報等を徹底していきたい。」との発言があった。
- 2019年G20愛媛労働雇用大臣会合の開催決定について
警備部長から、2019年G20愛媛労働雇用大臣会合の開催場所が、愛媛県松山市に決定したことについて報告があった。
その他
- 本部長から、四国管区内本部長会議において「再任用職員の現状と課題」、「雪害、豪雨災害発生時の対応」及び「警察学校教養」をテーマに協議を行ったことについて報告があった。その中で、「福井県における大雪、九州地方における豪雨や昨年の台風18号被害等を教訓に、将来予想される南海トラフ地震を含めたあらゆる災害に備え、事前対策をしっかり行っていきたい。」等の説明があった。
- 委員から、「今の時期、寒暖の差が激しいため、体調不良が起こりがちである。特に部下職員に対する体調管理に気を配っていただきたい。」、「新聞記事によると、5月に小学生の交通事故が多く、しかも小学校1年生の死傷者数は6年生の3倍であるという。これらを踏まえた対策が必要である。」、「昨今、過労死が問題となっているが、居眠り運転の原因が過労という「過労事故死」というものもある。75歳以上の高齢者の死亡事故率が高いことも踏まえ、体調不良の際には運転を控えるということを県民に周知・徹底していく必要がある。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第8回)の開催状況
- 日 時
平成30年3月28日(水)
午後1時30分 〜 午後3時45分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
県内の桜が満開となり、このような春爛漫の日に、新しいメンバーで第8回公安委員会定例会議が開催されることを、大変うれしく思います。
先日、本部長の着任会見を拝見し、本部長の熱い思いを受け止めさせていただきました。定例会の新しいメンバーの皆さんには、今後も一層充実した定例会になるよう御協力をお願いするとともに、チーム県警が、本部長の指揮の下、心を一つにして頑張っていただきたいと思います。
私たち公安委員3人も、それぞれの視点から適切な管理ができるよう、一層努力してまいりたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第7回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 平成30年度組織別定数の策定について
警務部から、平成30年度の組織別定数の策定について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の調査結果について
交通部及び刑事部から、公安委員会宛て苦情2件の申出に対する調査結果及び回答について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取・聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、28件の行政処分を決定した。
報告事項
- 監察案件について
首席監察官から監察案件について報告があった。
- 銃砲刀剣類所持等取締法違反被疑者の逮捕について
刑事部長から、松山市内において真正けん銃1丁所持の被疑者1人を現行犯逮捕したことについて報告があった。
委員から、
◇ |
早く解決できて、良かったと思っている。今後の突き上げ捜査に期待する。 |
との発言があった。
- 重体ひき逃げ事件の発生・検挙について
交通部長から、新居浜市内で発生した重体ひき逃げ事件の発生及び被疑者1人を緊急逮捕したことについて報告があった。
委員から、
◇ |
横断中の事故や夜間事故が多いと聞く。交通事故の特徴や対策等について、積極的な広報を実施して交通事故抑止に努めていただきたい。 |
との発言があった。
その他
- 本部長から、交通死亡事故抑止対策について、「本県は、全国に比べて、発生件数に占める死亡事故の割合が高いという特徴が見られる。そこには何か原因があると思うので、しっかり分析し、恒常的に死者を減らしていきたい。」との説明があった。
- この度の人事異動で、新たに公安委員会メンバーとなった、本部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長及び学校長から、それぞれ挨拶があった。
公安委員会定例会議(第7回)の開催状況
- 日 時
平成30年3月14日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
間もなく県警の定期異動となります。本日開催される定例会議が本部長を始め、現在のメンバーでの最後の定例会議となりました。
本部長には、県警の運営に誠心誠意取り組んでいただいたことに、心からありがとうと申し上げたいと思います。また、退職される皆さんには、これまで警察の厳しい勤務の中で、県民の安全と安心を守るための活動に積極的に取り組んでいただいたことに対し、本当に素晴らしいと思うとともに感謝を申し上げたいと思います。
引き続き、後輩を見守ることに加え、これからは地域の安全安心の要として警察で培われた知識や経験を地域活動にも役立てていただきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第6回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察署協議会委員の委嘱及び委嘱状の交付について
総務室から、警察署協議会委員を委嘱し、委嘱状を交付することについて報告があり了承した。
- 愛媛県警察組織規則の一部改正について
警務部から、愛媛県警察組織規則の一部改正について伺いがあり了承した。
- 自転車防犯登録手続の変更について
生活安全部から、自転車防犯登録手続の変更について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令1件を実施したことについて報告があり了承した。
- 平成30年度少年指導委員の委嘱等について
生活安全部から、任期満了等に伴い少年指導委員18名を委嘱することについて伺いがあり了承した。
また、本年4月に県警本部において平成30年度少年指導委員委嘱式を開催することについて伺いがあり了承した。
- 放置違反金納付命令処分に係る審査請求の審理経過及び裁決について
交通部から、放置違反金納付命令処分に係る審査請求の審理経過及び裁決について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、28件の行政処分を決定した。
報告事項
- 平成29年度第3回警察署協議会の開催状況について
総務室長から、平成29年度第3回警察署協議会の開催状況について報告があった。
- 苦情の受理及び処理状況について
総務室長から、2月中の苦情取扱状況について報告があった。
- 平成29年度におけるワークライフバランス等推進のための取組について
警務部担当者から、平成29年度におけるワークライフバランス等推進のための取組状況について報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き、超過勤務の縮減と女性職員の施設充実に努めていただきたい。 |
との発言があった。また、委員から、
◇ |
今後も女性警察官に対する研修会を開催していただきたい。 |
との発言があった。
- 監察案件について
首席監察官から監察案件について報告があった。
- サイバーセキュリティシンポジュウム道後2018の開催について
生活安全部長から、サイバーセキュリティシンポジュウム道後2018の開催状況について報告があった。
委員から、
◇ |
不審メールによるウイルス感染被害が懸念されている。引き続き、企業や関係機関等と連携した活動を広げていただきたい。 |
との発言があった。
- 特殊詐欺事件の突き上げ捜査の推進について
刑事部長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件の突き上げ捜査により、リクルーター役の被疑者2人を通常逮捕したことについて報告があった。
- 簡易郵便局長にかかる業務上横領事件について
刑事部長から、西宇和郡伊方町で発生した業務上横領事件で簡易郵便局長の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
- 初任科生卒業式・入校式の実施について
学校長から、初任科第172期生の卒業式及び初任科第173、174期生の入校式を実施することについて報告があった。
その他
- 本部長から、県議会対応について、「本日、文教警察委員会が開催され、平成30年度警察関係予算等の審議があり可決された。警察活動について多岐にわたる質問があったが適切に対応した。」との報告があった。また、本部長の異動について、「本日、異動の内示を受けた。公安委員会委員には定例会議等を通じて御指導いただいたほか、県警の各種行事・会議などへの御出席や職員との懇談等を通じて激励をいただいた。公安委員会委員からの御意見や御指導のおかげで県警の組織運営、業務運営を適切に遂行できたことに感謝申し上げる。」との発言があった。
- 3月9日付けで着任した情報通信部長から挨拶があった。
- 今春退職する生活安全部長、刑事部長、交通部長及び学校長から挨拶があった。
公安委員会定例会議(第6回)の開催状況
- 日 時
平成30年3月7日(水)
午後2時30分 〜 午後5時25分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全企画課長、刑事企画課長、交通企画課長、警備部長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先日、砥部町の「七折梅まつり」へ行ってきました。この祭りは1900年以来の歴史があるとのことで、会場には16,000本もの梅の木から花が咲き乱れ、多くの方々が花を楽しまれていました。その中で「蝋梅の花」など早咲きの花は、後から咲いた花に譲るように終わろうとしていました。
今春の定期異動で退職される警察職員の方々の手記が掲載された機関誌を拝見しました。退職される皆さん一人一人が、自分の仕事に誇りを持ってそれぞれの部署で花を咲かされているということがよく分かり、とても素晴らしいと思いました。
退職される方々に対して公安委員会を代表して感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第5回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察署協議会委員欠員補充候補者の決定について
総務室から、警察署協議会委員の欠員補充に伴う候補者決定について伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等給付金裁定について
警務部から、重傷病給付金の支給裁定について伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
警務部から、運転免許停止処分にかかる審査請求の申立てを1件受理したことについて報告があった。また、総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
- 愛媛県道路交通規則の一部改正について
交通部から、愛媛県道路交通規則を一部改正することについて伺いがあり了承した。
報告事項
- 復帰を前提としない出向による警察官の採用制度の導入について
警務部長から、復帰を前提としない出向による警察官の採用制度の導入について報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 警察官(大学卒)の採用募集活動について
警務部長から、警察官(大学卒)の採用募集活動について報告があった。
委員から、
◇ |
採用情勢は依然として厳しい状況にあるので、あらゆる広報媒体を活用して、効果的な採用活動に努めてほしい。 |
との発言があった。
- 電子システム「職員サポート業務」の導入について
首席監察官から、電子システム「職員サポート業務」の導入について報告があった。
- 宇和島署管内における殺人事件の発生及び被疑者の逮捕について
刑事企画課長から、宇和島署管内で発生した殺人事件で被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 交通事故発生状況(2月末現在)について
交通企画課長から、2月末現在の交通事故発生状況について報告があった。
委員から、
◇ |
一般の方に交通事故防止に関する意識が浸透するように努めてほしい。 |
との発言があり、また、委員から
◇ |
反射材の着用も事故防止対策として有効であるが、中でも自発光式の反射材が効果的であると思う。 |
との発言があった。
- 人事案件に関する報告について
警務部から、人事案件に関する報告があった。
その他
- 本部長から、県議会について、「本日で一般質問が終了した。県警に対しても、様々な観点から質問があり、それぞれ答弁を行った。」、県警の人事異動期における警察活動について、「異動期に入るが、事件・事故への対処を含め、警察活動に間隙が生じないようしっかりと取り組む。」との発言があった。
- 3月9日付で異動する情報通信部長から、離任のあいさつがあった。
公安委員会定例会議(第5回)の開催状況
- 日 時
平成30年2月28日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
先日北海道へ行った際、北海道警察本部庁舎の前で立哨をされていた警察官と話す機会がありました。私が愛媛から来たことなどを話すと、その警察官はとても親切に優しく対応していただきました。その時、私は対応していただいた警察官だけでなく北海道警察に対しても、とても好印象を持つことができました。
同じく先週、愛媛県警では数件の不祥事が報道されました。一人の警察官が不祥事を起こすと、全ての警察職員に対する、県民の信用を失墜してしまうということに気を付けなければならないと思います。
職員の皆さんには、職務倫理の基本をいつも意識して、県民の安全と安心の確保のための警察活動に引き続き取り組んでいただきたい。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第4回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 警察署協議会委員の解職申請について
総務室から、警察署協議会委員の解職申請を受理したことについて報告があり了承した。
- 公文書非公開決定に伴う諮問案件における反論書の提出について
総務室から、公文書非公開決定に伴う愛媛県情報公開・個人情報保護審査会への諮問案件に関して、審査請求人から弁明書に対する反論書が提出されたことについて報告があり了承した。
- 行政監査について
警務部から、監査委員による県警に対する監査の実施結果及び措置状況について報告があり了承した。
- 運転免許停止処分に係る審理結果及び裁決について
交通部から、運転免許停止処分に係る審査請求の審理結果及び裁決について報告があり了承した。
- 交通規制の実施について
交通部から、道路交通法に基づく交通規制の実施について伺いがあり了承した。
- 平成30年度交通関係業務委託に係る公安委員会認定審査及び認定結果通知書の送付について
交通部から、運転免許関係業務及び講習業務の委託に関し、認定審査の実施と審査結果の通知について伺いがあり了承した。
報告事項
- 平成29年度愛媛県警察拳銃射撃競技大会の開催結果について
警務部担当者から、拳銃射撃競技大会の開催結果について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から監察案件について報告があった。
- 売春防止法違反、職業安定法違反事件の検挙
生活安全部長から、松山市内で発生した売春防止法違反及び職業安定法違反事件で被疑者4人を通常逮捕したことについて報告があった。
- 証拠物件管理システム(通称「SKS」)の開発と運用について
刑事部長から、証拠物件管理システムの開発経緯及び運用経過等について報告があった。
委員から、
◇ |
人間の力だけでなく、情報技術を活用して、捜査員がしっかり捜査できるような環境づくりが必要である。 |
との発言があった。
- 六代目山口組三代目弘道会傘下組織組員らによる保険金詐欺事件の検挙について
刑事部長から、交通事故に絡む保険金詐欺事件で暴力団組員を含む被疑者5人を通常逮捕したことについて報告があった。
その他
- 委員から、
◇ |
最近、人前で堂々と話せる若者をよく目にするが、教育や指導がしっかりなされた結果、こうした人物が生まれるのだと感じている。我々も人を育てることの重要性を再認識する必要がある。 |
との発言があった。
- 本部長から、懲戒処分について、「いずれも重大な規律違反行為である。県警として重く受け止め、再発防止に取り組んでまいりたい。あわせて、職員の士気高揚にも幹部が意を用いながら取り組んでいきたい。」との発言があった。
公安委員会定例会議(第4回)の開催状況
- 日 時
平成30年2月14日(水)
午後1時30分 〜 午後5時30分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事企画課長、交通部長、公安課長、学校長、総務課長、通信庶務課長
- 議事の概要
委員長説示
〇 昨日、今治市内で発生した殺人事件については、事件発生直後からスピーディな捜査をして被疑者を検挙してくれました。県警が早期に殺人事件を解決したことで、全県民、特に今治市民の皆さんの安心と安全の確保ができたことは、とてもすばらしいことだと思います。
〇 これまで県内の警察署を順次訪問していますが、先日、大洲警察署にお伺いしました。女性職員が明るく、生き生きとした雰囲気で仕事に取り組まれていたのがとても印象的でした。女性が働きやすいということは、職場全体の雰囲気もよい職場であると思います。明るく働きやすい職場環境づくりに幹部の皆さんがトップに立って「チーム県警」で取り組んでいる様子に、とても感銘を受けました。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第3回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 公安委員会宛て苦情の受理について
総務室から、2月13日付けで公安委員会宛て苦情を2件受理したことについて報告があり了承した。
- 愛媛県情報公開・個人情報保護審査会への諮問について
総務室から、公文書非公開決定等に対し審査請求の申立てがあったことについて報告があり了承した。また、愛媛県情報公開・個人情報保護審査会に対し諮問することについて伺いがあり了承した。
- 犯罪被害者等給付金裁定について
警務部から、遺族給付金の支給裁定について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく緊急禁止命令等の実施について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく緊急禁止命令等を実施したことについて報告があり了承した。
- 平成30年度交通関係業務委託に係る公安委員会認定審査及び認定結果通知書の送付について
交通部から、平成30年度の安全運転管理者等講習及びパーキング・チケット発給設備の管理等の業務委託に関し、認定審査の実施と審査結果の通知について伺いがあり了承した。
- 運転免許取消処分に係る審理経過について
交通部から、運転免許取消処分に係る審査請求の審理経過について報告があり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、21件の行政処分を決定した。
報告事項
- 苦情の受理及び処理状況について
総務室長から、1月中の苦情取扱状況について報告があった。
- 平成30年度組織改編の概要について
警務部長から、平成30年度組織改編の概要について報告があった。
委員から、
◇ |
業務負担の平準化を図ることで、職員の士気高揚にも繋がる。 |
との発言があった。また、委員から
◇ |
今後もサイバー犯罪への対応強化が重要であると感じる。 |
との発言があった。
- 人事案件について
警務部長から、人事案件について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から監察案件について報告があった。
- 平成29年中の山岳遭難発生状況及び冬山警備救助訓練の実施について
生活安全部長から、平成29年中の山岳遭難発生状況及び冬山警備救助訓練の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
特に、冬山登山は危険であるとの広報啓発に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 今治市別宮町における女性被害の殺人事件被疑者の逮捕について
刑事企画課長から、今治市内で発生した殺人事件の被疑者1人を緊急逮捕したことについて報告があった。
委員から、
◇ |
スピード逮捕することができて良かった。県民の安心に繋がった。 |
との発言があった。また、委員から
との発言があった。
- 特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕と突き上げ捜査の推進について
刑事企画課長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件で被疑者1人を現行犯逮捕したことについて報告があった。また、昨年、県内で発生した特殊詐欺事件の突き上げ捜査により、リクルーター役の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 高齢運転者事故抑止対策の推進について
交通部長から、高齢者が関与する交通事故等の抑止に向けた「創ろう!シルバーセーフティ愛媛」推進会議の開催状況及び安全運転サポート車の普及促進に向けた取組について報告があった。
- 治安出動にかかる自衛隊との共同実動訓練の実施について
公安課長から、治安出動にかかる自衛隊との共同実動訓練の実施について報告があった。
- 平成29年中の通訳センター運用状況について
公安課長から、平成29年中の通訳センター運用状況等について報告があった。
委員から、
◇ |
今後も企業や大学関係者等との連携強化に努めていただきたい。 |
との発言があった。
その他
- 本部長から、「昨日、県議会臨時会議が開催され、委員長に出席対応していただきお礼を申し上げる。間もなく、2月定例県議会が開会され、県警察への質問も予想されるが、丁寧で分かりやすい答弁に努めたい。」との説明があった。また、本県における平成29年中の刑法犯・特殊詐欺等の発生状況及び前年・全国対比による治安指標について説明があった。
公安委員会定例会議(第3回)の開催状況
- 日 時
平成30年2月7日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全企画課長、刑事企画課長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長
- 議事の概要
委員長説示
最近、警察行事へ出席して感じたことなどを数点申し上げたいと思います。
1点目は、警察学校で行われた初任科生の卒業式に出席した時のことです。
希望に満ちた凛々しい卒業生の姿を拝見し、胸が熱くなるとともに「ゆずり葉の木の話」を思い出しました。ゆずり葉は新芽を育てるため、冬の間も養分を蓄え、新芽が大きく育つための準備をしますが、新芽が出るとゆずるように落葉します。
今春退職される職員の皆さんは、これまで新芽となる警察官の指導に幾度となく取り組まれてきたと思います。残された現役の時間をどうか思い残すことが無いよう、しっかりとそのバトンを後輩職員に渡していただきたいと思います。
2点目は、四国4県警察音楽隊演奏会に出席した時のことです。
県警音楽隊のすばらしい演奏やカラーガード隊の演技のほか、工夫を凝らした警察広報や四国4県の息の合った合同演奏を視聴し、たいへん感銘を受けました。
3点目は、先日開催された愛媛マラソンのテレビ中継を見た時のことです。
先導の女性白バイ隊員や沿道で交通整理に従事する警察官の姿を見てとても頼もしく感じました。また、愛媛マラソンの成功は県民の皆さんの理解と協力の下、大会を裏で支える関係者や警察官のおかげだと感じました。県警職員の様々な尽力に対し、県民を代表して御礼を申しあげたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第2回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 第355回愛媛県議会臨時会の出席要請及び回答について
総務室から、本年2月13日に開催される「第355回愛媛県議会臨時会議」の出席要請及び回答について伺いがあり了承した。
- 交通規制の実施について
交通部から、道路交通法に基づく交通規制の実施について伺いがあり了承した。
報告事項
- 警察相談及び苦情の受理・処理状況(平成29年中)について
総務室長から、平成29年中の警察相談及び苦情の受理・処理状況について報告があった。
- 被疑者取調べ監督実施状況(平成29年中)について
総務室担当者から、平成29年中の被疑者取調べ監督実施状況について報告があった。
- 訪日外国人等の急増への取組状況について
警務部長から、訪日外国人等の急増への取組状況及び今後の取組施策について報告があった。
- 平成30年度当初予算等の概要について
警務部長から、平成30年度当初予算等の概要について報告があった。
- 平成29年度県総合監察実施結果について
首席監察官から、平成29年度県総合監察実施結果について報告があった。
- 損害賠償額の専決処分の報告について
首席監察官から、知事の専決を受けた公用車の交通事故による損害賠償事案について、県議会臨時会に報告する旨の報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から監察案件について報告があった。
- 平成29年中の少年非行概況について
生活安全企画課長から、平成29年中の少年非行概況及び今後の対策について報告があった。
委員から、
◇ |
非行グループ対策や地域ぐるみの対策が重要である。 |
との発言があった。また、委員から、
◇ |
再犯等を防ぐため、検挙・補導後の支援も大切である。 |
との発言があり、生活安全企画課長から、「引き続き、家族や児童相談所等の関係機関と連携し、少年の立ち直り支援等に努める。」との説明があった。
- 六代目山口組傘下組織組長らによる松山市暴力団排除条例違反及び売春防止法違反事件の検挙について
刑事企画課長から、松山市暴力団排除条例違反及び売春防止法違反事件で暴力団組長を含む被疑者7人を検挙したことについて報告があった。
委員から、
との発言があった。
- 外国人技能実習生をめぐる諸問題について
警備部長から、外国人技能実習生をめぐる諸問題について報告があった。
委員から、
◇ |
協議会等で問題点も含め事案対策に取り組む必要がある。 |
との発言があり、警備部長から、「引き続き、協議会の活性化を図るとともに、外国人実習生の支援や意思疎通に努めたい。」との説明があった。
その他
- 委員から
◇ |
本日、警察学校で訓育を行ったが、全ての初任科生が熱心に耳を傾けてくれた。委員会の活動や視察・督励等を通じて私自身も勉強になっている。 |
との発言があった。
- 本部長から、「各委員には、県警の諸行事に出席していただき感謝申し上げる。警察学校での卒業式や初任科生への訓育などを通じ、卒業生や在校生共に感銘を受けているところである。また、委員長から愛媛マラソンの対応について説示していただいたが、全職員の励みになると思う。」との発言があった。また、「平成30年度当初予算では、警察署の耐震化について、懸案であった松山東警察署の建て替えを含め、計画的な整備に必要な予算の内示を受けることができた。耐震化の必要な警察署及び交番・駐在所についても、引き続き、整備に向けて取り組んでまいりたい。」との説明があった。
公安委員会定例会議(第2回)の開催状況
- 日 時
平成30年1月24日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、公安課長、学校長、総務課長、通信庶務課長
- 議事の概要
委員長説示
最近、交通事故についてのニュースや番組をよく目にするようになりました。
先日も、県内の交通事故の現状と併せて、高齢者の方が被害となる交通事故の原因や交通事故に遭わないための反射材着用や早めのライト点灯、ライトのこまめな切り替えなどについて、県民に分かりやすい内容で具体的に報道されていました。
本県では、交通死亡事故が増加している中で、特に高齢者の交通事故防止対策は喫緊の課題です。
高齢者の方の事故を減らすには、運転免許の自主返納等の対策も重要ですが、それに加えて高齢者の方の行動実態などにも踏み込んで交通事故につながる要因を明らかにして、その防止対策を講じることが必要だと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議の会議録について
総務室から、平成30年第1回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
- 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
警務部から、運転免許更新処分等にかかる審査請求の申立てを受理したことについて報告があった。また、総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令1件を実施したことについて報告があり了承した。
- 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部改正等について
生活安全部から、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行条例の一部改正等について伺いがあり了承した。
- 愛媛県警察関係事務手数料条例の一部改正について
交通部から、愛媛県警察関係事務手数料条例の一部改正について伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、18件の行政処分を決定した。
報告事項
- 「第14回愛媛県警察音楽隊ふれ愛コンサート」の開催について
総務室長から、2月10日(土)に松山市民会館で「警察音楽隊ふれ愛コンサート」を開催することについて報告があった。
- 平成30年春季人事異動の日程について
警務部長から、春季人事異動の日程について報告があった。
- 平成29年度第3四半期における警察庁長官及び四国管区警察局長が行う監察等の受監結果並びに本県の随時監察実施結果について
首席監察官から、平成29年度第3四半期における警察庁長官及び四国管区警察局長が行う監察等の受監結果並びに本県の随時監察実施結果について報告があった。
- 監察案件について
首席監察官から監察案件について報告があった。
- 平成29年中の刑法犯認知・検挙状況について
生活安全部長及び刑事部長から、平成29年中の刑法犯認知及び検挙状況について報告があった。
委員から、
◇ |
一般住宅を対象とした侵入窃盗事件が減少している要因は何か。 |
との質問があり、刑事部長から、「防犯カメラの普及等による監視性の高まりや世相を反映した犯行形態の変化などが考えられる。」との説明があった。
- 平成29年中の人身安全関連事案対応状況(暫定値)について
生活安全部長から、平成29年中の人身安全関連事案対応状況について報告があった。
- 受傷警察官の復職及び支援状況について
生活安全部担当者から、行方不明者の捜索中に受傷した警察官の復職及び支援状況等について説明があった。
- 愛媛駅伝及び愛媛マラソンに伴う交通対策等について
交通部長から、愛媛駅伝及び愛媛マラソンに伴う交通対策等について報告があった。
委員から、
◇ |
大会主催者を始め、関係者等との連携・協力が重要である。 |
との発言があった。また、委員から、
◇ |
現コースとなって9回目となるが、引き続き、安全な大会の開催に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 平成29年度中国・四国管区合同広域緊急援助隊等災害警備訓練の実施について
公安課長から、平成29年度中国・四国管区合同広域緊急援助隊等災害警備訓練の実施について報告があった。
委員から、
◇ |
災害はいつ発生するか分からない。今後も訓練を継続することが大切である。 |
との発言があった。また、委員から、
◇ |
大規模災害の対応は、広域にわたる関係機関の連携が重要である。引引き続き、様々な想定訓練を重ねていただきたい。 |
との発言があった。
- 平成29年中の機動隊活動概況について
公安課長から、平成29年中の機動隊活動概況について報告があった。
その他
- 本部長から、交通死亡事故抑止対策について、「あらゆる機会を通じて、県民に交通事故の実態についてよく知っていただけるよう積極的に情報発信をしてまいりたい。また、地道に行わなければならないことを確実に行うとともに、交通事故実態を踏まえた新たな対策についても常に考えながら取り組んでいきたい。」、また、刑法犯の認知・検挙状況について、「県内の刑法犯認知件数については、14年連続して減少を続けており、ピーク時(平成15年)の3分の1にまで減少している。また、県内の刑法犯の検挙についても、検挙力の目安となる検挙率は全国平均の検挙率を上回っている。これらの成果は、職員の努力とともに、県民の方々、事業所、関係機関・団体等の理解と協力が実を結んだものである。引き続き、県民の安全・安心を確保するための諸対策に『チーム県警』で取り組んでまいりたい。」との報告があった。
公安委員会定例会議(第1回)の開催状況
- 日 時
平成30年1月10日(水)
午後1時30分 〜 午後5時10分
- 出席者 渡部委員長、増田委員、曽我部委員
本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、通信庶務課長
- 議事の概要
委員長説示
今年は戌年ですが、戌年には、「次のステップに向けて何かを準備する、種を撒く年」という意味があると言われています。
昨年中の県内の交通事故死者数が前年よりも増加したことがテレビや新聞などで報道されていますが、中でも高齢者の方がたくさん被害に遭われているとのことでした。県内の交通死亡事故の現状について、県民の方々に知っていただくことは、一人一人の交通安全意識を高める上でとても大切であると思います。
それとともに、交通死亡事故を減少させるために県警が今後どうすべきか、何をすべきかについて知恵を出し合って考えていくことが必要です。
これからの県民の安全と安心を確保するための良い種を撒き、今後大きく実ることを期待しています。
公安委員会も皆さんと共に真摯に知恵を出していきたいと思います。
決裁事項
- 公安委員会定例会議会議録について
総務室から、平成29年第31回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
- 愛媛県情報公開・個人情報保護審査会への諮問について
総務室から、公文書非公開決定に対し審査請求の申立てがあったことについて報告があり了承した。また、愛媛県情報公開・個人情報保護審査会に対し諮問することについて伺いがあり了承した。
- ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施について
生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令1件を実施したことについて報告があり了承した。
- 苦情申出に対する調査結果及び回答について
交通部から、公安委員会宛苦情申出に対する調査結果及び回答について伺いがあり了承した。
- 平成30年度運転免許関係事務委託業務に係る公安委員会認定審査について
交通部から、平成30年度運転免許関係事務の業務委託に係る公安委員会認定審査要領を作成・公告し、審査を実施することについて伺いがあり了承した。
- 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、25件の行政処分を決定した。
報告事項
- 災害発生時における情報管理システム保全・復旧訓練の実施について
総務室長から、災害発生時における情報管理システム保全措置及び復旧訓練の実施について報告があった。
- 女性警察官の採用・登用拡大に向けた数値目標の再設定について
警務部担当者から、女性警察官の採用・登用拡大に向けた数値目標の再設定について報告があった。
委員から、
◇ |
少子化問題も含め、職員の採用が厳しい現状にある。引き続き、魅力ある職場環境づくりが大切である。 |
との発言があった。
- 平成30年愛媛県警察観閲式の実施について
警務部担当者から、1月12日に「愛媛県警察観閲式」を実施することについて報告があった。
- 平成29年中の110番通報受理状況について
生活安全部長から、平成29年中の110番通報受理状況について報告があった。
- 平成29年中の交通事故発生状況について
交通部長から、平成29年中の交通事故発生状況について報告があった。
委員から、
◇ |
交通事故死者数をどうやって減少させるかが、今後の最大の課題である。中でも、高齢者対策が重要でありシートベルトや反射材の着用等、高齢者自身の意識に働きかける対策が必要である。また、実施施策について厳密に検証し、見掛けの因果関係にだまされないようしっかりと対策を講じていただきたい。 |
との発言があった。また、委員から、
◇ |
全国的にも高齢者が関与する交通事故が多発している。広報啓発活動や家族を巻き込んだ対策が重要である。 |
との発言があった。さらに、委員から、
◇ |
県民の交通事故防止に対する意識の度合いが重要である。一人一人が意識を高く持ち、安全行動を取らないと交通事故は減らない。 |
との発言があった。
- 危険運転車両対応訓練の実施について
交通部長から、危険運転車両による暴走事案発生対応訓練の実施状況について報告があった。
委員から、
◇ |
実際に資機材を使用した訓練を行うことが効果的である。 |
との発言があった。
- 重体ひき逃げ事件の発生・検挙について
交通部長から、松山市内で発生した重体ひき逃げ事件の被疑者を緊急逮捕したことについて報告があった。
委員から、
◇ |
引き続き、電動車いすの利用者に対する交通安全指導に努めていただきたい。 |
との発言があり、また、委員から、
◇ |
歩行者優先の交通ルールを周知徹底する必要がある。交通ルールを守らなければ交通死亡事故などの重大事故に直結するという意識を浸透させなければならない。 |
との発言があった。
- 初任科第171期生卒業式について
学校長から、1月26日に初任科生第171期生(長期課程)の卒業式を実施することについて報告があった。
その他
- 委員から、
◇ |
高齢者を狙った、リバースモーゲッジ(自宅を担保とした融資制度)を語る訪問詐欺の発生が懸念されている。引き続き、詐欺の様々な形態を想定し、未然防止の徹底に努めていただきたい。 |
との発言があった。
- 本部長から、「本年も、県民の安全・安心のため、全職員力を合わせて『チーム県警』で取り組んでまいりたい。委員長説示のとおり、昨年の県内の交通事故死者数は78人で前年を上回る結果となった。また、人口10万人当たりの死者数では全国ワースト2位であった。県内の交通死亡事故の現状について県民の方々に知っていただくとともに交通事故防止の意識の高揚を図るため、今後も広報活動を積極的に行っていきたい。明後日、開催される警察署長会議では、交通死亡事故の抑止をテーマとした協議を予定している。各委員の御臨席と協議における御指導をお願いしたい。」との報告があった。
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