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平成29年中の定例会議開催概要

公安委員会定例会議(第23回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年9月13日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時10分

  2. 出席者 増田委員長、渡部委員、曽我部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警衛対策課次長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 公安委員会では、行政処分に関する意見の聴取・聴聞を通じて、運転免許の取消し事案を取り扱うが、その多くが酒気帯び運転や酒酔い運転である。
 例えば、酒気帯び運転をすれば刑事処分と行政処分を受けることになるが、刑事処分では多くが罰金刑となり、行政処分では運転免許の取消し処分となる。しかし、刑事処分と行政処分とではその目的・性質は同じではない。
 刑事処分は、酒気帯び運転した行為者本人に対する応報や教育など、本人を懲らしめるという意味合いを持つ(刑罰である)のに対し、行政処分である運転免許の取消しは、酒気帯び運転行為の持つ危険性を踏まえ道路交通社会から「隔離」するという意味合いを持っている。
 また、刑事処分の場合は故意や過失が問題となる。犯罪行為と認識していたか、あるいは犯した行為の結果について責任を負わせる能力があるかといったところが問題となるが、行政処分である運転免許の取消しの場合には、厳格に点数制で積み重ねていき道路交通に対する危険性の程度を決めていくことになる。
 刑事処分と行政処分について酒気帯び運転を例に申し上げたが、それぞれ処分を加える目的が違うと解釈も異なってくる。私たちが何かを行う場合も、目的は何かということをよく考え、解釈の指針として考慮に入れることが大切である。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議の会議録について
     総務室から、平成29年第22回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
  2. 犯罪被害者等早期援助団体の規則に基づく書類提出について
     警務部から、犯罪被害者等早期援助団体から、本年度の職員名簿等の変更に伴う書類が提出されたことについて報告があり了承した。
  3. 犯罪被害者等給付金裁定について
     警務部から、遺族給付金の支給裁定について伺いがあり了承した。
  4. 「公文書非公開決定」に対する審査請求の申立てについて
     警務部から、公文書非公開決定に対し審査請求の申立てがあったことについて報告があり了承した。
  5. 運転免許更新処分に係る審理経過について
     交通部から、運転免許更新処分に係る審理経過について報告があり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、23件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. “みきゃんとまもるの安心交番”の指定・運用について
     総務室長から、国体開催期間中、松山市内の主要5交番を“みきゃんとまもるの安心交番”(愛称)として国体関連広報及びイベント案内並びに安全安心情報の発信基地として運用することについて報告があった。
     委員から、
     具体的には、どのような情報発信を行うのか。
    との質問があり、総務室長から、「関係機関・団体等と連携し、国体の競技日程等の案内のほか、交通規制や渋滞状況等をリアルタイムで提供する。また、交通事故防止等の安全安心情報の発信に努める。」との説明があった。
  2. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、8月中の苦情取扱状況について報告があった。
  3. 平成29年「秋のプロムナードコンサート」開催予定について
     総務室長から、警察音楽隊が9月から11月の間、愛媛県美術館前庭で開催する「秋のプロムナードコンサート」について報告があった。
     委員から、
     県警音楽隊のコンサートは、県民の皆さんからの反響も大きく、大変喜ばしく感じている。引き続き、コンサート会場での警察広報活動も積極的に実施していただきたい。
    との発言があった。
  4. 平成29年度警察官採用試験の申込状況について
     警務部長から、本年度の警察官(高校卒程度)採用試験の申込状況について報告があった。
     委員から、
     女性警察官の申込者数が増加するなど、採用活動の効果が表れている。
    との発言があった。また、委員から、
     若者の人口減少等、人材確保に向けて厳しい状況が続くが、優秀な人材を確保するため、今後も積極的な採用募集活動に努めていただきたい。
    との発言があった。さらに、委員から、
     申込者が確実に受験するようフォローアップに努めてほしい。
    との発言があった。
  5. 平成30年愛媛県警察運営目標の策定方針について
     警務部から、平成30年愛媛県警察運営目標の策定方針について報告があった。
  6. 刑事部門におけるメンター制度の運用について
     刑事部長から、刑事部におけるメンター制度の運用状況等について報告があった。
     委員から、
     若い捜査員に対して、仕事の魅力や価値を伝えることが大切である。
    との発言があり、刑事部長から、「今後も、仕事のやりがいや達成感が感じられる指導に努めたい。」との説明があった。
  7. 県立学校講師にかかる郵便法違反事件について
     刑事部長から、新居浜市内で発生した郵便法違反(切手類偽造)事件で県立学校講師の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  8. 松山外環状道路空港線の側道部開通に伴う交通対策について
     交通部長から、松山外環状道路空港線の概要及び側道部開通に伴う交通対策について報告があった。
     委員から、
     引き続き、高齢ドライバーにも分かりやすい交通規制に努めていただきたい。
    との発言があった。
  9. 交通死亡事故多発緊急対策実施結果について
     交通部から、交通死亡事故多発緊急対策実施結果(8月21日〜31日)について報告があった。
  10. 「えひめ国体」における効果的な交通対策について
     警衛対策課次長から、「えひめ国体」における効果的な交通対策について報告があった。
  11. 初任科生卒業式・入校式の実施について
     学校長から、初任科第170期生の卒業式及び初任科第172期生の入校式の実施予定について報告があった。
     委員から、
     学生の成長を見てもらうためにも、出身校や教育関係者の方々に列席していただくことが大切であると感じる。
    との発言があり、学校長から、「来賓の方々に多数出席していただき、警察活動への理解を更に深めていただくとともに、学校関係者の方々にも参加していただくことで、警察職員の人材確保に繋げたい。」との説明があった。

その他

  1. 本部長から、「えひめ国体の警衛警備まで2週間余りとなった。県警察では、警衛警備のほかにも術科部員等が選手として出場するほか、職員が監督や審判員等として競技に参加する。各選手は、大会に向けて厳しい稽古を重ねている。県警音楽隊は、開会式等でファンファーレの演奏を担当するほか、カラーガード隊員が選手の入場の先導を行う。今後も、警衛警備の完遂を目指して諸対策を推進するとともに、それぞれの職員が心を一つにして任務を全うすることを期待している。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第22回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年9月6日(水)
    午後1時00分 〜 午後3時10分

  2. 出席者 増田委員長、渡部委員、曽我部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 女性の権利が、どのように認められてきたのか歴史を振り返ってみたい。
 日本で普通選挙が実施されたのは、1925年(大正14年)とされているが、男女平等の参政権が認められたのは、第二次世界大戦敗戦と同年の1945年(昭和20年)である。これに対し、アメリカは第一次世界大戦後の1920年、イギリスは1928年に男女平等の選挙権を実現している。
 戦前の女性には結婚や離婚、相続等の自由や権利が認められておらず、現代の「成年後見」を夫などから受けているような状態であったが、1948年(昭和23年)の新民法の施行により民法上の権利が認められた。
 また、1947年(昭和22年)の刑法改正では、女性のみが対象主体となる「姦通罪」が廃止され、本年7月の刑法改正では性犯罪の厳罰化により、「強姦罪の法定刑が強盗罪よりも軽いのはおかしい」との女性等の声を受けて、強制性交等罪(強姦罪)の法定刑の下限が懲役「3年」から強盗罪と同じ「5年」に引き上げられた。
 このように法律的には、女性の権利が徐々に認められ男性と同じようになりつつあるが、現代社会でも未だに女性を蔑視する「隠れた本音」、いわゆる男尊女卑が残っているように感じる。
 県警察では、女性警察官の採用拡大に取り組んできたが、引き続き、職員間の男女差別意識を無くし、女性警察官が活躍できる職場環境整備や業務運営に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議の会議録について
     総務室から、平成29年第21回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
  2. 警察署協議会委員の委嘱及び委嘱状の交付について
     総務室から、警察署協議会委員を委嘱し、委嘱状を交付することについて伺いがあり了承した。
  3. 交通規制の実施について
     交通部から、道路交通法に基づく交通規制の実施等について伺いがあり了承した。
  4. 警察職員等の援助要求について
     警備部から、警察法に基づく警察職員等の派遣要請を行うことについて伺いがあり了承した。

報告事項

  1. 愛媛県警察インターンシップの実施について
     警務部長から、県警本部で開催されているインターンシップの開催概要及び今後の取組等について報告があった。
     委員から、
     ニュースでも報道されていたが、引き続き、県警察の魅力を積極的にアピールしていただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     女性の参加者が多いが、今後も女性職員の増加に伴い「女性が働きやすい職場環境づくり」が大切である。
    との発言があった。
  2. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件1件について報告があった。
  3. 特殊詐欺被害抑止に向けた新たな取組について
     生活安全部長から、特殊詐欺被害抑止に向けた新たな取組と今後の対策について報告があった。
     委員から、
     特殊詐欺被害防止ソングは、口ずさみたくなるような素敵なメロディである。地域の皆さんの御協力によって、すばらしい歌が作られたことに大変意義があると思う。今後も、自治体や関係機関・団体、地域住民と一体となった取組が推進されることを期待する。
    との発言があった。また、委員から、
     ネット社会の発展に伴い、個人や企業を狙ったウイルス添付メールも多数出回っていることから注意喚起が必要である。
    との発言があった。
  4. 再生医療等の安全性の確保に関する法律違反事件の検挙について
     生活安全部長から、再生医療等の安全性の確保に関する法律違反事件の被疑者6人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     全国報道で取り上げられるなど、社会的反響が大きい事件検挙であり、捜査員の地道な努力を高く評価したい。
    との発言があった。また、委員から、
     関係者が全国の広範囲に及んでいるが、各県警察の努力と連携が事件検挙に結びついたと思う。引き続き、全国警察のネットワーク作りに努めていただきたい。
    との発言があった。
  5. 特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕と突き上げ捜査の推進について
     刑事部長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。また、今後の捜査方針等について報告があった。
     委員から、
     「私は大丈夫」との思い込みが、落とし穴になるように感じる。今後も、県民の防犯意識の高揚に努めていただきたい。
    との発言があり、刑事部長から、「引き続き、広報啓発活動を推進するとともに、突き上げ捜査により犯行グループの検挙に努めたい。」との説明があった。
  6. 詐欺事件(国体寄付名目)被疑者の逮捕について
     刑事部長から、松山市内で発生した国民体育大会の寄付金を名目に現金をだまし取る詐欺事件の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  7. 東温市における母子間の殺人未遂事件被疑者の逮捕について
     刑事部長から、東温市内で発生した母子間の殺人未遂事件で被疑者(母親)1人を緊急逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     学校や児童相談所等と連携し、被害者の精神的ケアに努めていただきたい。
    との発言があった。
  8. 「ひまわりの絆コンサート」の実施について
     交通部長から、「ひまわりの絆プロジェクト」で植栽したひまわりの開花にあわせて、県警音楽隊によるコンサート及び広報啓発活動を実施したことについて報告があった。
     委員から、
     これからも幼稚園や学校等と連携し、「ひまわりの絆」と「交通安全の輪」を大きく広げ、子供たちを交通事故から守っていただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     非常に良い活動であり、今後も継続していただきたい。
    との発言があった。
  9. 伊方発電所等とのサイバー攻撃対処共同訓練の実施について
     警備部長から、伊方発電所等とのサイバー攻撃対処共同訓練の実施と今後の方針について報告があった。
     委員から、
     引き続き、様々な想定訓練を行うなど各種対策を講じていただきたい。
    との発言があった。

その他

  1. 本部長から、9月定例県議会の本会議及び文教警察委員会の結果について報告があった。また、本部長から、「えひめ国体の警衛警備まで20日余りとなった。本日、公安委員には国体開会式会場の視察を行っていただいたが、職員の士気高揚を図るため、大会当日には現地指揮本部等への視察督励もよろしくお願いしたい。」との発言があった。さらに、「えひめ国体・えひめ大会の間に、衆議院愛媛3区及び県議会議員の補欠選挙が行われることとなるが、県警本部と警察署が連携を密にし、選挙違反取締りにしっかりと取り組む。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第21回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年8月23日(水)
    午後1時30分 〜 午後6時10分

  2. 出席者 増田委員長、渡部委員、曽我部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 本日は、差別という大きなテーマについて触れたい。
 音楽界の男女差別問題に関連して、ピアニストの中村紘子さん(2016年逝去)は著書「ピアニストだって冒険する」の中で、カラヤンが北京公演(1979年)のインタビューで「女性は台所にいるべきで、オーケストラなどにいるべきではない」とコメントしたことを紹介している。また、「ジュネーブ国際ピアノコンクール」においても、1939年の開催当初から1963年に至るまで、男女別の審査が当たり前のように行われていた。
 一方、アメリカの黒人差別問題では、連邦の最高裁判決(1896年)で、交通機関や学校等で黒人を白人から隔離しても物理的条件等が同じであれば憲法の「法の下の平等」条項に違反しないとした、「隔離すれども平等」の法理が確定され、これを根拠に南部諸州は黒人を白人社会から締め出してきた。その約60年後、連邦の最高裁判決は覆る(1954年)が、現実的な不平等は続き、現在でも様々な問題が生じているように思う。
 どのような世界の差別問題も、昔は当たり前と思われていたことが、時代が進むに連れて様々な疑問が生じるようになり、やがて同じ考えを持つ人が増えることによって、少しずつ改善されてきたように感じる。
 警察社会においても、女性職員が増えることによって物理的・精神的な処遇が変化してきているが、引き続き、不合理な差別や不平等が生じないよう、様々な疑問と誠実に向き合い改善を重ねていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議の会議録について
     総務室から、平成29年第20回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
  2. 警察署協議会委員の委嘱及び委嘱状の交付等について
     総務室から、警察署協議会委員を委嘱し、委嘱状を交付することについて伺いがあり了承した。また、欠員に伴う候補者の決定について伺いがあり了承した。
  3. 公安委員会が取り扱う個人情報の保護に関する規則の一部改正について
     総務室から、公安委員会が取り扱う個人情報の保護に関する規則の一部改正について伺いがあり了承した。
  4. 審査請求に対する答申の受理について
     総務室から、審査請求案件に関して、愛媛県情報公開・個人情報保護審査会から答申を受理したことについて報告があり了承した。
  5. ストーカー規制法に基づく禁止命令の実施結果について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく禁止命令1件を実施したことについて報告があり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、23件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、7月中の苦情取扱状況について報告があった。
  2. 県内信用金庫における振込制限システムの導入について
     生活安全部長から、還付金等詐欺被害の更なる水際対策の強化として、新たに県内の信用金庫において振込制限システムが導入されたことについて報告があった。
     委員から、
     今後も、金融機関窓口での声掛け強化に努めていただきたい。また、インターネットを利用した架空請求詐欺の防止対策を推進していただきたい。
    との発言があり、生活安全部長から、「金融機関・関係団体等と連携し、高齢者等への声掛け訓練を継続する。また、架空請求詐欺を防ぐため、引き続き、事業所等と連携した広報・啓発活動に努める。」との説明があった。
     委員から、
     自治体や事業所等に対するサイバー攻撃など、インターネットを利用した様々な犯罪の発生が懸念されるため、今後も、県民の防衛意識の向上を図る必要がある。
    との発言があった。また、委員から、
     今後も、特殊詐欺の態様に応じて抑止対策を工夫し、水際での阻止率を上昇させていただきたい。
    との発言があった。
  3. 「交通死亡事故多発緊急対策」の実施について
     交通部から、本年の交通事故死者数が抑止目標を超える50人に至ったことから、「交通死亡事故多発緊急対策」を実施することについて報告があった。
     委員から、
     今後も、警察官の姿を見せる街頭活動により、ドライバーへの注意喚起に努めていただきたい。
    との発言があった。また、委員から
     家族や地域住民が高齢者に積極的に声掛けを行うなど、社会全体で高齢者を交通事故から守る活動が重要である。
    との発言があった。
  4. 平成29年度部内通訳員研修会の開催予定について
     警備部長から、本年度の部内通訳員研修会の開催予定及び通訳体制等について報告があった。
     委員から、
     地理教示等の窓口業務を円滑に行うためには、翻訳アプリ等の活用が有効であると感じる。
    との発言があった。
  5. 新機動隊庁舎における本部代替通信施設の整備について
     情報通信部長から、大規模災害時等の本部代替通信施設である新機動隊庁舎の整備状況について報告があった。

その他

  1. 新機動隊庁舎及び術科訓練等の視察督励結果について
     委員から、
     訓練施設が新しくなったことで隊員の士気が高まり、各種事案に対する即応能力が一段と高まったと感じる。
     また、柔剣道や逮捕術は試合の成績だけに捉われることなく、日頃の厳しい訓練で災害や犯罪と対峙した際の忍耐や度胸の錬成に努めていただきたい。
     特に、逮捕術は犯人に致命的なダメージを与えず制圧し、自らも怪我を防ぐ必要があるため、日頃の訓練が極めて重要である。
     警察官という仕事を通じて気力・体力を錬成し、文武両道を実現させていただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     チームワークの醸成に努めるとともに、消防や自衛隊等との訓練を重ねることで技術の習得と連携強化に努めていただきたい。
     また、地域の方々にも機動隊庁舎を見学していただくなど、警察活動への理解と協力が得られる取組を推進していただきたい。
    との発言があった。さらに、委員から、
     訓練環境が充実したことで隊員のモチベーションが上がり、更なる能力の向上が期待できる。また、自衛隊等から講師を招くなど、様々な指導者から新たな技術を習得し、隊員のレベルアップと他機関との交流を図っていただきたい。
     県民の安全・安心を守るため、日々、厳しい訓練に励む隊員の姿を県民の方々にも、是非知っていただきたい。
    との発言があった。
  2. 本部長から、「機動隊員の訓練を含め、警察活動に対する県民の理解と協力を得るため、積極的な情報発信に努めたい。今後も、関係機関の協力を得ながら厳しい訓練に励み、部隊の対処能力や術科技能の更なる向上に努めたい。」との説明があった。また、「交通死亡事故抑止目標の達成に至らなかったが、関係職員の士気を高め、「交通死亡事故を1件でも抑止する」との新たな目標を共有するため、交通死亡事故多発緊急対策を実施している。」との説明があった。

公安委員会定例会議(第20回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年8月9日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時10分

  2. 出席者 増田委員長、渡部委員、曽我部委員
    本部長、警務課長、総務室長、監察官室長、生活安全企画課長、刑事企画課長、交通企画課長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 本日は、「二・二六事件」、「五・一五事件」で身内の方を亡くした3人の女性の活躍を御紹介したい。
 まず、渡辺和子(89歳で逝去)さんは、9歳の時に「二・二六事件」に遭遇し、目の前で父親が殺害されたが、ノートルダム清心学園理事長に就任されるなど、長年に渡り大学の運営に携わり多くの学生の心を支えた。
 ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の著者としても有名である。
 次に、緒方貞子(89歳)さんは、4歳の時に「五・一五事件」で曽祖父の犬養毅(当時首相)が暗殺されたが、第8代国連難民高等弁務官(1991年〜2000年)や国際協力機構(JICA)理事長(2003年〜2012年)に就任されるなど、難民支援活動等に貢献されている。
 最後に、犬養道子(96歳で逝去)さんも、同じく祖父の犬養毅を亡くしたが、評論家や小説家として活躍する一方、私財を投じて「犬養道子基金」を創設するなど、難民の子供の教育支援等に尽力された。
 この方々は、かけがえのない人を亡くした辛い体験を糧として、長年に渡り、自分の信じる活動を積極的に続けてこられたのであろう。
 我々も、「非業の死」や「理不尽・不当な事件」を目の当たりにすると、自らの無力感におそわれることがあるが、警察官として自分にできることが何かあるはずだと信じて地道に勤め続けることが大切であると考える。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議の会議録について
     総務室から、平成29年第19回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
  2. 警察署協議会委員の解職申請の受理及び委嘱候補者の上申について
     総務室から、警察署協議会委員の解職申請を受理したことについて報告があり了承した。また、委員の委嘱候補者の上申について伺いがあり了承した。
  3. 警察職員等の援助要請について
     総務室から、岡山県公安委員会からの援助要求に基づき、警察職員を派遣することについて報告があり了承した。また、広島県公安委員会から警察職員の援助要求に対する回答を受理したことについて報告があり了承した。
  4. 苦情申出に対する調査結果及び回答について
     総務室から、公安委員会宛苦情申出3件に対する調査結果及び回答について伺いがあり了承した。
  5. 犯罪被害者等早期援助団体からの定期提出書類の提出について
     警務部から、犯罪被害者等早期援助団体から、昨年度の事業報告等の定期提出書類が提出されたことについて報告があり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、15件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 平成29年度第1回警察署協議会の開催状況について
     総務室長から、本年度第1回警察署協議会の開催状況について報告があった。
     委員から、
     不審者情報提供システムの構築とはどのような取組か。
    との質問があり、総務室長から、「警察署に子供への声かけ事案や不審者に関する情報が寄せられた際、CATVの緊急テロップで市民に情報提供し、注意喚起を図るものである。」との説明があった。
  2. 運転免許センター電子掲示板を活用した広報の実施について
     総務室長から、運転免許センター庁舎内の電子掲示板を活用した広報の実施について報告があった。
  3. 訪日外国人等の急増への取組状況について
     警務課長から、訪日外国人等の急増への取組状況及び今後の取組施策等について報告があった。
     委員から、
     国際化に向けて、様々な取組が行われている。また、視力や聴力等に障がいがある方々への対応についても、スムーズに行えるよう取組を推進していただきたい。
    との発言があり、警務課長から、「手話通訳が可能な職員の把握や障がいがある方の緊急通報(メール・FAX110番)の設置等に取り組んでいる。今後も、障がいがある方々に対する親切な対応について、職員への指導教養に努める。」との説明があった。また、委員から、
     外国人研修生の失踪問題等については、県警察と事業所が連携した取組が重要である。
    との発言があり、警備部長から、「今後も、愛媛県外国人問題対策協議会の活動を通じ、企業や関係機関・団体等との連携強化を図る。また、研修生に対する防犯教室や交通安全教室等を通じ、研修生との意思疎通に努めるとともに、地域住民と一体となって交流を図るなど、社会全体で研修生を支援する気運の醸成に努めたい。」との説明があった。
  4. 損害賠償額の専決処分の報告について
     監察官室長から、知事の専決を受けた公用車の交通事故による損害賠償事案について、9月定例県議会へ報告する旨の報告があった。
  5. 平成29年上半期の人身安全関連事案対応状況について
     生活安全企画課長から、本年上半期の人身安全関連事案対応状況について報告があった。
     委員から、
     児童や高齢者虐待事案の受理件数が増加傾向にあるが、関係機関からの通報等が増加しているのか。
    との発言があり、生活安全企画課長から、「児童相談所や学校・施設等との連携強化により通報等も増加している。」との説明があり、また、本部長から、「社会の関心の高まりなども影響していると考えられる。」との説明があった。
     また、委員から、
     全国公安委員会連絡会議においても、関係機関等との連携強化が討議のテーマとなった。今後も、関係機関・団体等との連携を深め、情報共有が徹底されることを期待する。
    との発言があった。さらに、委員から、
     学校内のいじめ問題等についても把握しているのか。
    との質問があり、生活安全企画課長から、「学校や教育委員会等との緊密な連携により、事案の早期把握・対応に努めている。」との説明があった。
  6. 山岳警備救助隊新隊員研修の実施について
     生活安全企画課長から、山岳警備救助隊新隊員研修の実施状況等について報告があった。
     委員から、
     先日、久万高原警察署長から、「隊員は、怪我等で下山できない方々を背負って下山している」との話を聞いた。県民のために、地道に活動する姿こそが警察官の原点であると感じた。
    との発言があった。また、委員から、
     本日、機動隊のレンジャー訓練等を視察したが、日々の厳しい訓練が県民の安全・安心に繋がっていると感じた。引き続き、山岳遭難防止に関する広報啓発活動にも尽力していただきたい。
    との発言があった。
  7. 覚せい剤取締法違反及び大麻取締法違反被疑者の逮捕について
     刑事企画課長から、覚せい剤取締法違反及び大麻取締法違反の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     違法薬物の使用拡大は喫緊の課題である。今後も、取締りを強化し、薬物事犯の根絶を図っていただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     捜査員の取調べ能力を高く評価したい。
    との発言があった。

その他

  1. 委員から、
     最近、報道機関に県警察の広報が活発に取り上げられていると感じる。先日は、新聞やテレビで県警察が行った交通死亡事故分析結果が報じられ、全国に比べ発生直前の車両スピードが速いことや歩行者側にも直前横断等の法令違反が多いことが紹介された。また、人身事故に占める死亡事故の割合は、全国が0.8%であるのに対し、本県は2倍を超える1.7%を占めており、全国数値まで抑止すれば、我々が目標に掲げる交通死亡事故抑止「アンダー50」は、必ず達成できると考えている。
     さらに、新聞で高校生の自転車ヘルメット着用効果について報じられていたが、県立高校のヘルメット着用義務化(平成27年7月)以降、高校生の自転車と車が衝突する重大事故は11件発生したが、死亡事故には至っていないことが紹介されていた。事故の発生件数自体も21%減少するなど、ヘルメットを着用することで交通安全意識が高まっていると感じており、今後は、高齢者への着用拡大が課題であると思う。
     このほか、ナイター採用説明会を始め、県警察の様々な取組が報道機関に取り上げられているが、これらは県警察が積極的な活動を推進している証であり、推奨すべきことであると感じた。
    との発言があった。
  2. 本部長から、「広報啓発活動については、県民の皆さんに事故・事件の実態や県警察の取組等をよく知っていただくことが大切であると考えている。これからも報道機関の協力を得ながら、積極的な情報発信に努めたい。」との説明があった。また、「本日、機動隊の訓練を視察・督励していただいたが、隊員の士気も大いに高まったと思う。訓練環境の充実により、部隊の対処能力や術科技能の更なる向上に努めたい。」との説明があった。さらに、「今月21日から、9月定例県議会が開催され、県警察への質問も予想されるが、丁寧で分かりやすい答弁に努めたい。」との説明があった。

公安委員会定例会議(第19回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年7月26日(水)
    午後2時10分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、渡部委員、曽我部委員
    本部長、警務部長、総務室長、監察官室長、生活安全部長、刑事部長、交通部長、公安課長、学校長、総務課長、通信施設課長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、全国公安委員会連絡会議で「人身安全関連事案への対応を念頭に、女性・子供・高齢者の安全、安心に係る関係機関との連携」をテーマに討議が行われた。
 「無施錠の人家に刃物を持った男が侵入し、女子中学生が逃げ出して近隣に助けを求めた事件」の発生を契機として、教育委員会・地域住民との連携が強化された事例や不審者の侵入を想定した自治体及び関係機関との合同模擬訓練(ロールプレイング)の実施について紹介があった。
 また、各県で児童虐待等への対応強化を図るため、関係機関と情報共有等の協定を結ぶ取組が進められており、児童相談所と警察署の協定締結や自治体と医師会・歯科医師会等との協定締結が紹介されたほか、関係機関への警察官派遣による連携強化についても報告があった。
 会議では、「日頃から、関係機関と情報を共有し、連絡を取り合うことで相互の信頼関係が生まれる」との安藤国家公安委員のコメントがあったが、担当者がお互いに顔が見える関係を構築することで、より一層、関係機関との連携強化を図り、もって、人身安全関連事案を早期に発見・把握し、迅速・機敏に対処していただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第18回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 警察署協議会委員の解職申請について
     総務室から、警察署協議会委員の解職申請を受理したことについて報告があり了承した。
  3. 公安委員会宛苦情の受理等について
     総務室から、7月12日及び7月24日付けで、公安委員会宛の苦情2件を受理したことについて報告があり了承した。また、苦情申出に対する調査経過について報告があり了承した。
  4. 愛媛県道路交通規則の一部改正について
     交通部から、愛媛県道路交通法規則を一部改正することについて伺いがあり了承した。
  5. 緊急通行車両等及び規制除外車両の事前届出・確認手続等運用要領の一部改正について
     交通部から、緊急通行車両等及び規制除外車両の事前届出・確認手続等運用要領を一部改正することについて伺いがあり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、25件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 警察相談及び苦情の受理状況等について
     総務室長から、本年上半期の警察相談及び苦情の受理状況等について報告があった。
     委員から、
     相手の立場に立った対応が大切である。今後も、県民の立場に立った対応や「余計な一言、足りない一言」に対する指導教養を徹底していただきたい。
    との発言があった。
  2. 平成29年夏季人事異動の日程について
     警務部長から、夏季人事異動の日程等について報告があった。
     委員から、
     異動にあたっては、家族に対する配慮をお願いしたい。
    との発言があった。
  3. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について3件の報告があった。
  4. 平成29年上半期刑法犯認知・検挙状況について
     生活安全部長及び刑事部長から、本年上半期の刑法犯認知及び検挙状況について報告があった。
     委員から、
     県警職員の努力を高く評価したい。引き続き、全国警察の連携強化を図り、犯罪の抑止と検挙に努めていただきたい。
    との発言があった。
  5. 平成29年上半期の少年非行概況について
     生活安全部長から、本年上半期の少年非行概況及び今後の対策について報告があった。
     委員から、
     少年非行の背景として、社会が抱えるネグレクトの問題等も考えられる。今後も、少年事件の検挙と併せて、関係機関と連携した立ち直り支援に努めていただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     検挙・補導人員は、年々減少傾向にあるが、少子化等による少年の人口減少も影響しているのか。
    との質問があり、生活安全部長から、「少年人口の減少率以上に減少している。スマートフォンやPCの普及等、生活習慣の変化も影響していると考えられる。」との説明があった。
  6. 医師法違反等事件の検挙について
     生活安全部長から、医師法違反等事件の被疑者2人を通常逮捕したことについて報告があった。
  7. 平成29年上半期における捜査支援室の活動状況について
     刑事部長から、本年上半期における捜査支援室の活動状況等について報告があった。
     委員から、
     事件検挙に向けた、すばらしい支援活動であると感じる。
    との発言があった。また、委員から、
     今後、ビッグデータをいかに活用するかが大きな課題である。先進的なシステム開発に加え、引き続き、職員に対する指導教養に努めていただきたい。
    との発言があった。
  8. 夏季における飲酒運転の取締り強化について
     交通部長から、「飲酒運転取締りプロジェクトチーム」を編成しての重点取締り状況等について報告があった。
     委員から、
     引き続き、取締結果データの分析を活用した交通事故抑止対策や悪質・危険違反の取締強化に努めていただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     今後も、二日酔い運転の防止を含め、県民の気運の醸成を図り、飲酒運転の撲滅に努めていただきたい。
    との発言があった。
  9. 平成29年上半期における情報通信部の活動状況について
     通信施設課長から、本年上半期における情報通信部の活動状況について報告があった。
     委員から、
     今後も活躍を期待する。引き続き、人材育成にも尽力していただきたい。
    との発言があった。また、委員から、
     県内で恒常的に設置されている防犯カメラは何台位あるのか。
    との質問があり、本部長から、「設置主体は様々であるが、地区防犯協会の基金、事業者CSR活動、自治体によるものなど、昨年末現在、約1,400台の街頭防犯カメラが設置されている。」との説明があり、また、生活安全部長から、「今後も、自治体や関係機関・団体、企業等の御協力を頂きながら、防犯カメラの普及活動に努めたい。」との説明があった。

その他

  1. 委員から、
     先日、観光客が多く訪れる道後地区の防犯カメラの設置状況等を視察した。防犯カメラの設置については、設置場所や維持費等に関する課題もあるが、犯罪の起きにくい安全で安心なまちづくりに向けて、自治体や関係機関・団体、企業等の理解と協力を得ながら更なる整備を進めていただきたい。
    との発言があった。
  2. 7月13日付けで愛媛県公安委員に就任した、曽我部委員からあいさつがあった。
  3. 本部長から、全国の人口比率から見た県警察の活動概況等について説明があった。また、特殊詐欺被害の防止に向けた対策として「ボイスポリス(無人のATMコーナーに設置する警察官の等身大パネルで、利用者が近づくと自動音声で詐欺への注意を呼び掛けるもの)」の導入について説明があった。「今回、俳優で画家の片岡鶴太郎さんの声で注意を呼び掛けていただけることになった。今後も、広報啓発活動を積極的に推進するなど、特殊詐欺被害の抑止に取り組むとともに、犯行グループの検挙に努めたい。」との説明があった。

公安委員会定例会議(第18回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年7月12日(水)
    午後2時20分 〜 午後5時15分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、全国公安委員会連絡会議が開催され、「特殊詐欺対策」・「人身安全関連事案に係る関係機関との連携」をテーマに討議が行われた。
 高齢者をATMに誘導して振り込ませる還付金等詐欺に関し、昨年、県警察では、全国に先駆けて県内に本店を置く地方銀行2行と連携し、高齢者を対象とした「ATM振込制限システム」の運用を開始し、さらに、本年4月からは県内大手信用金庫も同じく運用を開始した。
 昨年中、本県の還付金等詐欺の被害は月平均3.5件であったが、システム導入を公表後、本年6月末には月平均1.2件(約3割)に減少するなど効果が表れている。
 会議では、寸劇や替え歌等を活用して注意を喚起する、いわゆるソフトな対策のほか、携帯電話による通話中にATMエリアに入ると携帯電話の通話を遮断する、いわゆるハードな対策も紹介されたが、被害を確実に防ぐには、引き続き、ハードな対策の強化が不可欠であると感じる。
 今後、警察庁が軸となり金融機関等との連携が一層強化されるが、効果的な対策について情報共有を徹底するなど、ソフト及びハードの両面にわたり、県民を特殊詐欺から守る活動に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第17回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。 
  2. 愛媛県公安委員会公印規程の一部改正について
     総務室から、愛媛県公安委員会公印規程の一部改正について伺いがあり了承した。
  3. 航空機等の派遣要請について
     警備部から、警察法に基づく、警察用航空機等の派遣要請を行うことについて伺いがあり了承した。
  4. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、30件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、6月中の苦情取扱状況について報告があった。
     委員から、
     今後も、相手の立場に立って考えることが大切である。
    との発言があった。
  2. 警察官及び警察事務職員の採用募集活動について
     警務部長から、警察官(高校卒程度)及び警察事務職員(初級等)の採用募集活動について報告があった。
     委員から、
     創意工夫を凝らした採用募集活動が展開されている。引き続き、全職員による、「口コミ勧誘」にも努めていただきたい。
    との発言があった。
  3. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について3件の報告があった。
  4. 平成29年度第1四半期における長官監察及び局長監察の受監結果並びに本県の随時監察実施結果について
     首席監察官から、平成29年度第1四半期における総合監察の受監結果等について報告があった。
  5. 特殊詐欺の認知状況と抑止対策について
     生活安全部長から、本年上半期における特殊詐欺の認知状況及び抑止対策の推進状況等について報告があった。
     委員から、
     高齢者の方々には、特殊詐欺の現状を知識として知ってもらうとともに理解してもらうことが大切である。また、高齢者自身が寸劇等に参加し、詐欺の手口を体験すれば抑止効果が上がると感じる。
    との発言があった。
  6. 死体取扱状況と犯罪死の見逃し防止への取組について
     刑事部長から、本県における死体取扱数等の推移及び犯罪死見逃し防止の取組について報告があった。
     委員から、
     高齢化問題に伴い、業務負担の増加が懸念される。
    との発言があった。
  7. 平成29年上半期の交通事故発生状況について
     交通部長から、本年上半期の交通事故発生状況及び今後の取組等について報告があった。
     委員から、
     えひめ国体・えひめ大会では、多くの人が車を利用して来県する。今後も、バス・タクシー等の公共交通機関を含め、全ての県民の交通マナー向上に努めていただきたい。
    との発言があった。
  8. 改正道路交通法施行(平成29年3月12日施行)後3か月の状況について
     交通部長から、改正道路交通法施行後3か月の運転免許業務取扱状況について報告があった。

その他

  1. 愛媛県公安委員会運営規則に基づく委員長の代理について互選し、渡部委員を選任した。
  2. 7月12日をもって任期満了により、公安委員を退任する山本委員からあいさつがあった。また、本部長が山本委員の長年の功績に対し謝辞を述べた。

公安委員会定例会議(第17回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年7月5日(水)
    午後2時10分 〜 午後4時10分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 本年6月、法定刑の下限引き上げや被害者の告訴がなくても処罰することができるなど、「性犯罪の厳罰化」を実現する改正刑法が参議院本会議で可決され成立した。
 この動きに呼応するかのように、最高裁判所第三小法廷は、同年6月7日に審理中の強制わいせつ事件を大法廷に回付した。同事件は「金を借りる条件として児童ポルノの送信を要求され、女児の身体を触るなどのわいせつ行為をした」もので、1、2審とも「行為者が客観的にわいせつな行為と認識していれば成立する」と判断したが、弁護人は過去の判例に違反するとして上告した。
 その判例とは、昭和45年に最高裁判所第一小法廷が下した判決で、「自身の性欲を満足させる意図が必要であって、専ら報復、侮辱、虐待する目的に出たときは、強制わいせつは成立しない」と判示していた。
 しかし、この判決は、裁判官が3:2に分かれたきわどいもので、少数意見は、「被害者の性的自由を保護する目的であるから、行為者の意図にかかわらず成立する」と主張した。
 多数意見は、行為者側から理論構成したものであるが、現在の時代の流れは、被害者の立場から考えるという少数意見に同調しており、先の判例は47年振りの見直しが予想されている。
 県警察では、人身安全関連事案やいじめ等に対処するに当たっては、今後も、「被害者の立場から事件を観る」ことを徹底していただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第16回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。 
  2. 公安委員会宛て苦情申出の受理について
     総務室から、7月5日付けで公安委員会宛て苦情を受理したことについて報告があり了承した。
  3. 警察職員の援助要請について
     総務室から、山形県公安委員会からの援助要求に基づき、警察職員を派遣することについて報告があり了承した。
  4. 審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
     警務部から、放置違反金の納付命令にかかる審査請求の申立てを1件受理したことについて報告があった。また、総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。

報告事項

  1. 愛媛県警察通信指令競技会の開催結果について
     生活安全部長から、警察学校で開催された「通信指令競技会」の競技結果等について報告があった。
     委員から、
     全国大会においても、良い結果となることを期待する。
    との発言があった。
  2. 長浜町漁業協同組合組合長らによる業務上横領事件の検挙について
     刑事部長から、漁業協同組合組合長等による業務上横領事件で被疑者2人を通常逮捕したことについて報告があった。
  3. 六代目山口組傘下組織幹部らによる証拠隠滅罪の検挙について
     刑事部長から、暴行事件に絡む証拠隠滅罪により、暴力団幹部等の被疑者6人を通常逮捕したことについて報告があった。
  4. 「第34回捜査用似顔絵講習会」の開催結果について
     刑事部長から、警察本部及び県下各署の鑑識、捜査、地域係員等を対象とした捜査用似顔絵講習会を開催したことについて報告があった。
     委員から、
     似顔絵講習会は、全ての職員が受講しているのか。
    との質問があり、刑事部長から、「似顔絵は初動捜査に活用する必要があるため、鑑識課員や捜査員等の希望者を優先的に受講させている。」との説明があった。
  5. 飲酒運転の現状と対策について
     交通部長から、飲酒運転の現状及び夏季における飲酒運転の取締り強化等について報告があった。
     委員から、
     悪質・危険違反の取締り強化にあたっては、若手警察官への士気高揚を含めた指導教養が大切である。
    との発言があった。また、委員から、
     今後も、警察官の姿を見せる活動において、交通事故に直結する悪質・危険違反の検挙向上に努めていただきたい。
    との発言があり、交通部長から、「引き続き、プロジェクトチーム等による取締り強化等を通じて、若手職員への伝承教養に努めるほか、交通安全に対する県民の気運醸成に努める。」との発言があった。
  6. 偽装事故による保険金詐欺事件の検挙について
     交通部長から、松山市内で発生した偽装事故による保険金詐欺事件で被疑者4人を通常逮捕したことについて報告があった。

その他

  1. 委員から、
     先日、松山西警察署を訪れたが、署の入口で職員の皆さんから元気に挨拶をしていただき、風通しの良い爽やかな職場であると感じた。署内の施設についても、衝立やソファの配置に気配りがなされており、県民の視点に立った環境づくりがなされているほか、女性職員用のシャワー室の整備等、女性が働きやすい職場づくりが推進されていた。また、若手職員とベテラン職員が、職場以外でスポーツやクラブ活動を通して交流を深めており、県民のために全署員が心を一つにして頑張っていることが伝わってきた。さらに、署の花壇を活用して、地域の方々と一緒に「ひまわりの絆プロジェクト(交通事故で亡くなった幼児が、生前育てていたひまわりを全国で咲かせ、命の大切さと交通事故防止を訴える活動)」に取り組むなど、地域社会と共に、生き生きと活動している署員の姿を見て感動した。
    との発言があった。
  2. 委員から、
     本日、横領事件や保険金詐欺事件の検挙報告を受けたが、風評等の端緒を捉えて事件を検挙することは非常に困難であり、捜査に従事した捜査員の努力を高く評価したい。
    との発言があった。
  3. 本部長から、「6月29日、四国管区警察柔道・剣道大会が開催され、本県チームが柔道・剣道共に優勝した。また、女子個人戦では、柔道で松山東署員が優勝し、剣道も同署員が準優勝するなど成果を上げてくれた。今月は、逮捕術と拳銃の管区大会が開催されるほか、秋には全国大会も控えており、各選手の更なる活躍に期待している。」との報告があった。

公安委員会定例会議(第16回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年6月28日(水)
    午後1時30分 〜 午後4時10分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先頃、基本的法律の大きな改正が2件続けて行われた。
 まず、「民法」の改正では、債権関係(債権法)が抜本的に見直され、一部を除き公布から3年以内に施行される。現行民法が1896年(明治29年)に公布されてから、実に120年ぶりの大改正となる。
 旧民法は、1890年(明治23年)にその一部が公布されたが、フランス風(自由主義的)の内容が、当時の国情に受け入れられず施行が延期され、改めて現行民法が制定・公布された経緯がある。そのため、現行民法は修正民法(明治民法)とも呼ばれている。
 また、「刑法」の改正では、性犯罪を厳罰化する見直しが行われた。
 現行刑法は、1907年(明治40年)に公布されており、110年ぶりの大幅な改正となる。旧刑法も1880年(明治13年)に公布されたが、後にドイツ流の要素をも取り入れた現行刑法に改正されている。
 後人が見れば、そこにあるのは法律や条文の一つにすぎないかも知れないが、法律や条文は時代につれて多くの変遷をたどっている。
 我々も、時代の変化に伴い、新たな課題に直面するが、最も大切なことは、それぞれの課題と誠実に向き合い、十分な検討を加えた上で、その時々の最善を尽くすことである。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第15回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 公安委員会宛て苦情申出の受理について
     総務室から、6月21日付けで公安委員会宛て苦情を受理したことについて報告があり了承した。
  3. 犯罪被害者等早期援助団体の規則に基づく書類提出について
     警務部から、犯罪被害者等早期援助団体から、犯罪被害者相談員の変更に伴う書類が提出されたことについて報告があり了承した。
  4. 監査の実施について
     警務部から、8月に県監査委員による監査が実施されることについて報告があり了承した。
  5. ストーカー規制法に基づく警告の実施結果について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告2件を実施したことについて報告があり了承した。
  6. 交通規制の実施について
     交通部から、道路交通法に基づく信号機の新設及び廃止について伺いがあり了承した。
  7. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、28件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 機動隊新庁舎の完成及び業務開始について
     警務部長から、機動隊新庁舎の完成及び業務開始予定等について報告があった。
  2. 「警察記念日表彰式」の開催について
     首席監察官から、7月3日、松山市内において「警察記念日表彰式」を開催することについて報告があった。
  3. 監察案件等について
     首席監察官から、監察案件1件について報告があった。また、損害賠償請求等上告提起事件の終結について報告があった。
  4. 松山市繁華街の不当な客引行為に対する集中取締りの実施について
     生活安全部長から、松山市繁華街の不当な客引行為に対する集中取締りを実施し、愛媛県迷惑行為防止条例違反で被疑者2人を現行犯逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     今後も、積極的な取締りに努めていただきたい。
    との発言があった。
  5. 特別養護老人ホームにおける現住建造物等放火未遂事件の発生・検挙について
     刑事部長から、西予市内の特別養護老人ホームで発生した現住建造物等放火未遂事件で、被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     引き続き、事件の全容解明に努めていただきたい。
    との発言があった。
  6. 特殊詐欺事件被疑者の逮捕と突き上げ捜査の推進について
     刑事部長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件の突き上げ捜査により、暴力団組員の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。また、同市内で発生した特殊詐欺事件の突き上げ捜査により、携帯電話不正利用防止法違反の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     積極的な突き上げ捜査により、上位の被疑者を検挙したことを高く評価する。
    との発言があった。
  7. 六代目山口組傘下組織組長による神戸山口組傘下組員被害に係る持凶器殺人事件の発生・検挙について
     刑事部長から、暴力団組員被害に係る持凶器殺人事件で、暴力団組長の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  8. 県内重要施設におけるテロ対応訓練の実施結果について
     警備部長から、県内の重要施設におけるテロ対応訓練の実施結果について報告があった。
     委員から、
     サイバー攻撃は標的となる範囲が広く、具体的予測が非常に困難である。全国警察が一体となった先制的対策が必要であると感じる。また、企業等に対して具体的な事例を示すなど、情報共有に努めていただきたい。
    との発言があり、警備部長から、「引き続き、関係企業等と連携した対策に取り組むとともに、情報の周知徹底に努める。」との説明があった。

その他

  1. 本部長から、6月県議会定例会議の本会議一般質問及び文教警察委員会の結果について報告があった。また、本部長から、「えひめ国体の開催まで100日を切った。引き続き、警衛警備や一般治安対策に向けて準備を着実に進める。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第15回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年6月14日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 この春、10年間の任期を終えて退任された長谷川眞理子国家公安委員会委員は、「この10年間、東日本大震災を始め、ヨーロッパのテロ事件やIS勢力の拡大、英国のEU離脱等、世界の情勢は様変わりした。このような大きな変化のもとには、情報技術の革新的発展とその普及があると思う。」と述べられている。
 10年前は、ネットやスマホ、SNSは未発達であったが、今では世界中の大多数の人々に普及し、「情報」なら何でも大量に瞬時にばらまくことができる。テレビとネットの関係でも、動画配信への番組移行がマスコミに取り上げられるなど、インターネットの世界が現代社会を侵食しようとしている。
 また、理系的発想を持つ科学研究や技術の現場では、独自の「発見」や「発明」に至ってこそ評価される一方、文系的発想を持つ営業や事務系の現場では、前例を踏襲し、業績を上げれば評価されることが多いが、前例踏襲だけの仕事は、間もなくAT(人工知能)に取って代わられる運命にあると言う有識者もいる。
 このような社会の急激な変化の中を生き抜くためには、「前例を打破し、Creativeに生きられるか否か」に懸っている。
 県警察においても、蓄積してきた知識や経験だけに頼ることなく、未来を見据えた職員の採用や人材の育成に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第14回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。 
  2. 第352回愛媛県議会定例会への出席要請及び回答について
     総務室から、「第352回愛媛県議会定例会」への出席要請について報告があり了承した。
  3. 犯罪被害者等給付金裁定について
     警務部から、遺族給付金の支給裁定2件について伺いがあり了承した。
  4. 公安委員会表彰の推薦について
     警務部から、警察記念日における公安委員会表彰の推薦について伺いがあり了承した。
  5. ストーカー規制法に基づく警告の実施結果について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告3件を実施したことについて報告があり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、25件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、5月中の苦情取扱状況について報告があった。
  2. 平成29年度警察官選考採用試験の実施について
     警務部長から、本年度警察官選考採用試験の実施予定について報告があった。
     委員から、
     専門的な大学等への積極的な勧誘活動が大切である。
    との発言があった。
  3. 西予警察署野村交番と西予市役所野村支所の合同庁舎化に係る調印式の開催について
     警務部長から、西予警察署野村交番と西予市役所野村支所の合同庁舎化に係る調印式を開催することについて報告があった。
     委員から、
     先日、町営住宅を使用した駐在所を視察したが、地域住民の安全・安心が確保できており、非常にメリットがあると感じた。今後も、同様の取組が発展することを期待したい。
    との発言があった。
  4. 損害賠償額の専決処分の報告について
     首席監察官から、知事の専決を受けた、公用車の交通事故による損害賠償事案について、6月定例県議会へ報告する旨の報告があった。
  5. 西条署管内で発生した暴力団関係者被害に係る殺人事件の検挙について
     刑事部から、西条市内で発生した殺人事件で、暴力団組長の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。  
  6. 「今治伯方島トライアスロン2017」の交通対策について
     交通部長から、「今治伯方島トライアスロン2017」の大会概要及び交通対策等について報告があった。
     委員から、
     地元の方々の理解と協力を得るとともに、これまでの大会で培った知識と経験を活かし、各種事故防止に努めていただきたい。
    との発言があった。
 

その他

  1. 委員から、
     先日、県外の高速道路で乗用車が中央分離帯を越えて観光バスと衝突する交通事故が発生した。
     以前、新聞のコラムに「理論的に起こり得ることは起きる」とのコメントが掲載されていたが、この言葉は正にリスク管理の要諦であると再認識した。
     県警幹部の皆さんは、過去の事案について、真の原因を追究するとともに、起こり得る事案に備え、「今できること」、「今しかできないこと」を見極め、各種対策に取り組んでいただきたい。
    との発言があった。
  2. 委員から、
     先日、テロ対策を目的とした総合警備訓練を視察したが、機動隊員の一糸乱れぬ部隊活動を見て、しっかり訓練が行われていると感じた。
     引き続き、訓練を積み重ね、万全の体制で臨んでいただきたい。
    との発言があった。
  3. 本部長から、「明日から、6月県議会定例会議が開催され、県警察への質問が予想されるが、引き続き、適切な対応に努めてまいりたい。」との発言があり、また、「昨日、西条市内で暴力団関係者による殺人事件が発生したが、暴力団関係事務所への警戒や周辺の学校に対する警戒等、市民生活の安全を確保するための活動を強化している。」との報告があった。

公安委員会定例会議(第14回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年6月7日(水)
    午後2時10分 〜 午後4時40分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 1890年(明治23年)9月、東京からイスタンブールに向かっていたトルコの軍艦が和歌山県樫野崎沖で台風に遭い、岩礁に激突し大破した。
 この海難事故で500名以上の犠牲者が出たが、地元、樫野地区の住民による献身的な救助活動により69名が救出された。
 その後、生存者は日本の軍艦二隻でトルコまで送り届けられたが、この出来事は、トルコの人々の心に深く刻まれた。
 海難事故から95年後の1985年、イラン・イラク戦争の真っ只中、サダム・フセインがテヘラン上空の航空機に対する無差別攻撃を宣告した。
 各国が在イランの自国民救出のため救援機を飛ばす中、日本政府は救助要請に応えることができず、在イラン邦人の救出が絶望視されたが、このことを知ったトルコ政府は、海難事故で受けた救助の恩返しにと、定期便1機のほかに臨時便1機を派遣し邦人ら215名を優先的に搭乗させ、邦人全員を無事に救出した。
 ことわざの一つに、「情けは人の為ならず(めぐりめぐって己がため)」とあるが、この約100年の時を経た恩返しのように、「心からの親切」や「無償の心」による行為は、現代でも、めぐりめぐって必ず返ってくるように感じる。
 今後も、県警職員一人一人が「心からの親切」や「無償の心」を持って職務に励むことで、全ての警察活動に良い影響をもたらし、ひいては県警察全体の信頼や評価に繋がることを期待する。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第13回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 犯罪被害者等給付金裁定について
     警務部から、遺族給付金の支給裁定について伺いがあり了承した。

報告事項

  1. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について2件の報告があった。
  2. 風営適正化法違反(無許可風俗営業)事件検挙について
     生活安全部長から、松山市内で発生した風営適正化法違反事件で、被疑者4人を現行犯逮捕したほか、暴力団組員の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  3. 警察における取調べの録音・録画の試行の実施状況について
     刑事部長から、警察における取調べの録音・録画の試行の実施状況について報告があった。
  4. 保険金詐欺事件の検挙について
     交通部長から、松山市内で発生した保険金詐欺事件で被疑者2人を通常逮捕したことについて報告があった。
  5. 「ひまわりの絆プロジェクト」の実施について
     交通部長から、「命の大切さと交通事故防止」を訴える「ひまわりの絆プロジェクト(幼稚園児によるひまわりの植栽)」等の実施と今後の予定について報告があった。
     委員から、
     全国に誇れる良い活動である。交通事故防止の啓発活動が、より一層、広がることを期待する。
    との発言があった。また、委員から、
     子供に対する意識付けとして、非常に良い活動である。子供の悲惨な交通事故を忘れないためにも活動の輪を広げていただきたい。
    との発言があった。
  6. 「テロ対策愛媛パートナーシップ推進会議」の設立予定について
     警備部長から、「テロ対策愛媛パートナーシップ推進会議」の設立予定及び設立後の活動内容等について報告があった。
     委員から、
     テロ対策は切迫した状況の中で、常に隘路(あいろ)がないか考えなければならない。
    との発言があり、警備部長から、「引き続き、関係機関・団体等と緊密に連携し、あらゆる対策に繋げたい。」との説明があった。
     委員から、
     世界でテロが多発する中、日本だけが例外であるとは考えにくい。
    との発言があり、本部長から、「我が国でも起こり得るとの危機感を持って、テロ対策に取り組む。」との説明があった。
     委員から、
     今後も、警察官の受傷事故防止に十分注意していただきたい。
    との発言があった。
  7. 「愛媛県外国人問題対策協議会」第12回定期総会の開催予定について
     警備部長から、「愛媛県外国人問題対策協議会」第12回定期総会の開催予定及び今後の取組について報告があった。
     委員から、
     協議会の活動は、雇用者と外国人の双方が、「win-win」の関係を築くためにも大切な取り組みである。発展した未来を切り開くために、今後も積極的な活動を推進していただきたい。
    との発言があった。

その他

  1. 委員から、
     本日、取調べの録音・録画の試行状況等について報告を受けた。
     取調べの環境が変化する中で、捜査員の練度が要求されるほか、プレッシャー等も感じると思うが、臆する事無く、捜査員の育成に努めていただきたい。
     また、新聞にアメリカトップ企業のビジネスモデルの展開に関する記事が掲載されていた。
     海外の企業では、企画ごとに対応できる優秀な人材を探し出し、個々に契約することが多く見られるが、記事で紹介された企業では戦略性を持って社員教育を徹底し、成長させるようビジネスモデルを変化させた。
     このような取組は、企業の経営方針や軸がしっかりしていることはもちろん、経営者に「社員一人一人に企業文化が浸透している」との自信がなければできない。
     県警察においても、人的基盤の強化に取り組んでいるが、引き続き、職員一人一人に県警察の指針等を浸透させた上で指導・教養を徹底し、人材の早期育成に努めていただきたい。
    との発言があった。
  2. 委員から、
     本日、兵庫県警察の女性幹部による「女性の活躍推進」をテーマとした講演に出席させていただいた。
     講演では、講師の方の貴重な体験等を聞かせていただいたが、県警幹部が真剣に話しを聞く姿を見て、今後の女性の活躍向上が一層図れるものと感じた。
    との発言があった。
  3. 本部長から、「先日、都内で開催された全国本部長会議に出席した。会議では、組織運営上の課題である、「人材確保・若手育成・ワークライフバランス」や「業務の合理化」等をテーマとして報告・協議が行われた。本県からは、人材確保に関連して、「参加・体験型のインターンシップ」や「プロモーションビデオを活用した採用募集活動の強化」について紹介したが、報告・協議が行われたテーマは、いずれも重要な課題であり、引き続き、各都道府県警察の施策や考え方を参考にしながら、県警察の取組に生かしたい。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第13回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年6月31日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、高松市内で四国管区内公安委員会連絡会議が開催され、安藤国家公安委員会委員及び四国4県の公安委員会委員が参加した。
 協議では、交通死亡事故抑止対策を議題として、高齢者対策や運転免許証の自主返納促進方策等について意見交換が行われたほか、本県からは「シニア・セーフティ・プロジェクト」や「警察官の姿を県民に見せることによる交通事故抑止効果」、「高齢者に対する自転車用ヘルメット着用促進」等の取組について発表を行った。
 また、各種対策の実施と検証(「PDCAサイクル」を回し続ける)の必要性や厳正かつ迅速な行政処分の執行について議論が交わされ、その重要性を再認識した。
 さらに、自由討議では、山本委員から警察職員の採用や人的基盤の維持について提言がなされ、問題点や方針等について討議を行った結果、「警察活動は人が命であり、財産である。人を守り育てることが、警察組織を維持する上で最も重要である。」との意見で一致した。
 県警察では、悲惨な交通事故を抑止するため、引き続き、関係機関等と連携した各種施策を積極的に推進するとともに、県警察の将来を見据えた積極的な職員採用活動や人材の早期育成に取り組んでいただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第12回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 愛媛県留置施設視察委員会の退任委員への感謝状贈呈式等の開催について
     警務部から、愛媛県留置施設視察委員会の退任委員への感謝状贈呈式及び委員の任命式を開催することについて報告があり了承した。
  3. 留置施設に対する実地監査計画の策定について
     警務部から、留置施設に対する実地監査計画について報告があり了承した。
  4. 愛媛県公安委員会の事務の委任に関する規則及び愛媛県公安委員会事務専決規程の一部改正について
     生活安全部から、愛媛県公安委員会の事務の委任に関する規則及び愛媛県公安委員会事務専決規程の一部改正について伺いがあり了承した。
  5. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取及び聴聞結果について報告があり、審議の結果、34件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、4月中の苦情取扱状況について報告があった。
  2. 平成29年版「まもると安心の白書」の発刊について
     警務部長から、県警察の組織及び活動概要等を分かりやすく紹介した平成29年版「まもると安心の白書」の発刊について報告があった。
  3. 訪日外国人等の急増への取組状況について
     警務部長から、訪日外国人等の急増への取組状況及び今後の取組施策等について報告があった。
     委員から、
     事件捜査を適正に推進するため、刑事手続きに精通した専門的な通訳員の育成が必要であると感じる。
    との発言があり、警務部長から、「引き続き、計画的な通訳員の育成に努める。」との説明があった。
  4. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について1件の報告があった。
  5. サイバー補導を端緒にした児童買春事件の検挙について
     生活安全部長から、サイバー補導を端緒とした児童買春事件で被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     大人たちの見えない所で、児童が犯罪に巻き込まれている。児童を犯罪から守るすばらしい取り組みであり、引き続き、取締強化と被害者の立ち直り支援に努めていただきたい。
    との発言があった。
  6. 平成29年度夏山山岳警備救助訓練の実施について
     生活安全部長から、山岳遭難の発生状況及び夏山山岳警備救助訓練の概要について報告があった。
     委員から、
     今後も、殉職事故の教訓を風化させることなく、隊員の訓練に励んでいただきたい。
    との発言があった。
  7. 「証拠物件管理システム(SKS)」の開発に向けた取組について
     刑事部長から、証拠物件管理システムの開発方針及びシステム概要等について報告があった。
     委員から、
     犯罪を立証するためには、証拠品の活用が不可欠である。遺紛失等の過誤防止のみに捉われ、証拠品が埋没しないよう留意していただきたい。
     また、業務の合理化・効率化を推進するにあたっては、常に弊害を考慮しながら取り組んでいただきたい。
    との発言があり、刑事部長から「証拠品を適正に管理活用するためにも、分かりやすいシステムの構築に努めたい。」との説明があった。
  8. 特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕と突き上げ捜査の推進について
     刑事部長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件で“受け子”被疑者1人を緊急逮捕したことについて報告があった。また、四国中央市及び西条市内で発生した特殊詐欺事件の突き上げ捜査により、暴力団組員の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     積極的な突き上げ捜査により、暴力団組員を検挙した成果を高く評価したい。
    との発言があった。
  9. 「第10回愛媛県警察嘱託警察犬競技会」の開催結果について
     刑事部長から、「第10回愛媛県警察嘱託警察犬競技会」の開催結果について報告があった。
  10. 愛媛県の小学生の交通事故分析について
     交通部から、県内の小学生の交通事故発生状況及び分析結果等について報告があった。 

その他

  1. 本部長から、「昨年5月には、松山市内で人質立てこもり事件が発生したが、今後も、人質立てこもり事件や身代金目的の誘拐事件等の発生に備え、各種訓練に努めたい。」との発言があり、また、「えひめ国体・えひめ大会の開催まで4箇月を切った。引き続き、警衛警備に向けて各部隊の教養・訓練を推進するとともに、一般治安対策についても万全の体制で臨みたい。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第12回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年5月17日(水) 午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、テレビで水族館のガラス越しにフラッシュを使って魚を写真撮影したことで起こった騒動を取り上げた番組が放映されていた。
 番組では、フラッシュに驚いて魚が壁に衝突したと思われる写真が、「魚がかわいそうだ」とのメッセージ付きでSNSに投稿されたところ、フラッシュを使って撮影した人に対し多くの非難が寄せられた。
 しかし、水族館から「フラッシュを使用しても魚に影響がない水槽構造であり問題ない」との見解が紹介されると、今度は逆に、因果関係を確認しないまま、SNSに投稿した人に対し多くの非難が寄せられた。
 一方、地球温暖化をテーマとした映画「不都合な真実」(元アメリカ副大統領、アル・ゴア出演)では、シロクマ4頭が海で溺れるシーンがある。
 イギリスでは、映画を小学校用教材として使おうとして裁判になり、判決は不正確な9点に補足説明を付すことを条件に使用を認めた。
 しかし、イギリスの科学誌「ニュー・サイエンティスト」は、「裁判で指摘された9点は、今の考え方で見るとアル・ゴアの表現の方がより真実味がある」と検証している。
 地球温暖化の問題は大きく、1つの現象が、温暖化の影響によるものか、別の要因によるものなのか、また、温暖化が認められたとして、それが人為活動によって起きたのか、それとも自然変動によるものか、因果関係は捉えにくい。
 県警察では、様々な場面において、因果関係の存否が極めて重要なポイントとなるが、見掛けに捉われず、あらゆる視点から冷静に認定することで、適正な職務執行に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第11回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 四国管区内公安委員会連絡会議の日程等について
     総務室から、四国管区内公安委員会連絡会議(春季定例会議)の日程等について報告があり了承した。
  3. 犯罪被害者等給付金裁定について
     警務部から、遺族給付金の支給裁定について伺いがあり了承した。
  4. 運転免許取消処分にかかる審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
     警務部から、運転免許取消処分にかかる審査請求の申立て2件を受理したことについて報告があった。また、総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
  5. 愛媛県留置施設視察委員会委員の任命等について
     警務部から、留置施設視察委員会の委員4名を任命することについて伺いがあり了承した。また、本年5月末で任期満了により退任する委員2名に公安委員会表彰(感謝状)を授与することについて伺いがあり了承した。
  6. ストーカー規制法に基づく警告の実施結果について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告3件を実施したことについて報告があり了承した。
  7. 自転車防犯登録手数料の改定について
     生活安全部から、防犯登録手数料の改正について伺いがあり了承した。
  8. 苦情申出に対する調査結果及び回答について
     交通部から、公安委員会宛苦情申出に対する調査結果及び回答について伺いがあり了承した。
  9. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、34件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 平成29年度愛媛県警察事務職員の採用募集活動について
     警務部長から、愛媛県警察事務職員(上級)の採用募集活動概要及び今後の方針等について報告があった。
  2. 平成29年度総合監察実施計画について
     首席監察官から、本年度の総合監察実施計画等について報告があった。
  3. IPR形データ端末の導入について
     生活安全部長から、IPR(Integrated Police Radio)形データ端末の導入経緯と今後の取組等について報告があった。
  4. 平成29年度の通信施設整備予定について
     情報通信部長から、本年度の通信施設整備予定等について報告があった。
     委員から、
     端末の遺紛失に注意するとともに、有効活用に努めていただきたい。
    との発言があった。
  5. 今治市別宮町及び同市室屋町における高齢女性被害の殺人等事件の発生について
     刑事部長から、今治市内で発生した高齢女性被害の殺人等事件の発生について報告があった。
  6. 今治市内の会社事務所や美容室等を対象とした連続侵入窃盗事件の検挙について
     刑事部長から、今治市内で発生した連続侵入窃盗事件の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  7. 指定暴力団六代目山口組傘下組織幹部組員に対する再発防止命令の発出について
     刑事部長から、指定暴力団六代目山口組傘下組織幹部組員に対する再発防止命令の発出状況等について報告があった。
  8. 死亡ひき逃げ事件の発生・検挙について
     交通部長から、松山市内で発生した死亡ひき逃げ事件の被疑者1人を緊急逮捕したことについて報告があった。  委員から、
     早期に事件解決し安心した。県警の職員間で適切に情報共有した結果が早期解決に繋がった。先に報告があった「連続侵入窃盗事件の検挙」と共に、警察力が発揮されていると感じる。
    との発言があった。
  9. 交通部から、ゴールデンウイーク期間中の高速道路における交通事故防止対策の取組結果等について報告があった。

その他

  1. 本部長から、「松山東署管内で、駐車中の車両を傷つける器物損壊事件が連続発生し、地域住民の方々に大きな不安を与えていたが、署員の懸命の努力により、被疑者を現行犯逮捕することができた。引き続き、県民の期待と信頼に応えるような事件検挙に努めたい。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第11回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年4月26日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 本日は、これまで定例会議の説示で述べた2つの「テーマ」について、関連する事例を紹介したい。
 1点目は、前々回紹介した「Pace com se stesso(自分との平和)」に関して、浅田真央選手(フィギュアスケート)の引退会見で「もう一度自分でチャレンジすることができてよかった。やり残したことは何だろうと思うことがなかった。それだけ全てをやり尽くした。」との言葉があったが、正しく浅田選手が全てをやり遂げた平穏な心境、つまり「自分との平和」に達した事例であろうと強く感じた。
 2点目は、前回、ドライバーや歩行者の注意能力の向上に併せて、環境条件を整えて交通事故防止等を図る「環境犯罪学」について紹介したが、現在、自動車の安全技術標準装備化による対策も進められている。
 先日、新聞記事で自動ブレーキや誤発進防止機能に加え、夜間歩行者警報(夜間、歩行者を検知しモニター表示や音で運転者に知らせる。)等の標準装備化に向けた取組が紹介されていたが、これは個人能力の限界を補い、安全装備を整えて事故防止や被害軽減を図る効果的な事例である。
 県警察では、県民の安全・安心を守るため各種施策に取り組んでいるが、引き続き、全職員が県民のために「自分との平和」の実現を目指すとともに、関係機関と連携した効果的施策の推進に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第10回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 四国管区内公安委員会連絡会議における協議議題について
     総務室から、四国管区内公安委員会連絡会議(春季定例会議)の協議議題が決定したことについて報告があり了承した。
  3. 警察署協議会委員の委嘱及び委嘱状の交付について
     総務室から、警察署協議会委員を委嘱し、委嘱状を交付することについて伺いがあり了承した。
  4. 公安委員会表彰の推薦について
     総務室から、本年5月末で任期満了により退任する警察署協議会委員に対し、公安委員会表彰(感謝状)を授与することについて伺いがあり了承した。
  5. 公文書非公開決定に伴う諮問案件における反論書の提出について
     総務室から、公文書非公開決定に伴う愛媛県情報公開・個人情報保護審査会への諮問案件に関して、審査請求人から弁明書に対する反論書が提出されたことについて報告があり了承した。
  6. 犯罪被害者等早期援助団体からの定期提出書類等の提出について
     警務部から、犯罪被害者等早期援助団体から当年度の事業計画等が提出されたことについて報告があり了承した。また、犯罪被害者等早期援助団体の規則に基づく書類(被害者支援活動謝金の変更)が提出されたことについて報告があり了承した。
  7. 運転免許取消処分等にかかる審査請求の申立て及び総括審理官等の指名について
     警務部から、運転免許取消処分等にかかる審査請求の申立て3件を受理したことについて報告があった。また、総括審理官等の指名について伺いがあり了承した。
  8. 会計監査の平成28年度実施結果及び平成29年度実施計画について
     警務部から、会計監査の平成28年度実施結果及び平成29年度の実施計画について伺いがあり了承した。
  9. 指定自動車教習所に対する表彰について
     交通部から、初心運転者の交通事故防止に功労があった指定自動車教習所に対する表彰について伺いがあり了承した。
  10. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、20件の行政処分を決定した。 

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、3月中の苦情対応状況について報告があった。
     委員から、
     不用意な一言に関する教養等も必要である。
    との発言があり、また、委員から、
     取扱事案の内容を確認することが大切である。
    との発言があり、総務室長から、「今後も指導教養を徹底し、再発防止に努める。」との発言があった。
  2. 平成29年度警察官採用試験の申込状況について
     警務部長から、平成29年度警察官(大学卒及び大学卒特別募集)採用試験の申込状況及び今後の活動方針について報告があった。
     委員から、
     今後も関係機関との連携に努めていただきたい。高校卒採用試験の勧誘活動では、各高校へのアプローチも行っているのか。
    との発言があり、警務部長から、「警察署から管内の高校に対する募集広報等を推進している。」との発言があった。
  3. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について1件の報告があった。
  4. 平成28年度第4四半期における局長監察の受監結果及び本県の随時監察実施結果について
     首席監察官から、平成28年度第4四半期における総合監察の受監結果等について報告があった。
     委員から、
     結果内容を確実に調査の上、他所属にも想定される事案や大きな問題に発展する可能性があるものについては、全職員に対する指導教養を徹底する必要がある。
    との発言があった。また、委員から、
     所属を含め本部においても再点検を行うことが大切である。
    との発言があり、首席監察官から、「引き続き、全職員への指導教養を徹底する。」との説明があった。
  5. 平成29年1〜3月刑法犯認知・検挙状況について
     生活安全部長及び刑事部長から、3月末現在の刑法犯の認知状況及び検挙状況について報告があった。
     委員から、
     引き続き、オレオレ詐欺の被害防止に努めていただきたい。
    との発言があり、刑事部長から、「一人暮らしの高齢者を詐欺被害から守るため、今後も家族や関係者への働き掛けに努める。また、他県警との合同捜査を積極的に行うなど事件検挙に努める。」との説明があった。
     委員から、
     県外で多額強盗事件が発生したが、本県でも同種事件の発生が懸念される。
    との発言があり、刑事部長から、「全国で発生した各種事件については、初動体制を整えるなど対策を講じている。引き続き、警戒に努める。」との説明があった。
  6. 県内信用金庫における振込制限システムの導入について
     生活安全部長から、還付金等詐欺被害の水際対策を更に強化するため、県内の信用金庫において振込制限システムが導入されたことについて報告があった。
     委員から、
     県警察の取組が全国で展開され、特殊詐欺の被害が減少することを期待する。
    との発言があった。本部長から、「警察庁から全国銀行協会に制限設定の導入を働きかけるなど、全国で取組が推進されている。」との説明があった。
  7. 一般住宅を対象に焼き破り侵入する忍込み事件の検挙について
     刑事部長から、松山市内で発生した忍込み事件の被疑者1人を検挙したことについて報告があった。
  8. 特殊詐欺事件“受け子”被疑者の逮捕について
     刑事部長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件の被疑者1人を緊急逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     捜査員の鋭敏な捜査感覚を高く評価する。先に報告があった「忍込み事件の検挙」と共に、良い検挙事例である。
    との発言があり、刑事部長から「今後も、様々な捜査手法を活用し事件検挙に努めたい。」との発言があった。
  9. 愛媛県の交通事故分析〜自転車の交通マナー面からの考察〜について
     交通部長から、自転車の交通事故発生状況及び分析結果に基づく今後の方針等ついて報告があった。
     委員から、
     今後も高齢者の自転車用ヘルメット着用を促進していただきたい。
    との発言があり、交通部長から、「高齢者用ヘルメットを各署に配布し、講習会等で紹介するほか、貸出活動を行うなど高齢者の抵抗感の払拭に努めている。また、今後も道路の環境整備も含め関係機関等と連携し、自転車の交通事故防止対策を推進する。」との発言があった。

その他

  1. 本部長から、「先日の署長会議では、各公安委員から激励のコメントを頂き、各幹部が勇気付けられた。引き続き「チーム県警」として県民の安全・安心に向けて邁進したい。」との発言があり、また、「閉会中の文教警察委員会では各委員から多岐にわたる質疑が出されたが、これは警察行政に対する関心の高さと県警察に対する期待の表れであると感じる。引き続き、県民の期待と信頼に応えるよう努力したい。」との発言があった。
  2. 交通部長から、道路運送車両法改正に伴う特別仕様ナンバープレートの流通について説明があった。

公安委員会定例会議(第10回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年4月12日(水)
    午後1時10分 〜 午後4時10分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 犯罪学は、「人はなぜ犯罪を犯すのか」という原因の究明から出発し、その後、「人は生まれながらの犯罪者なのか」、それとも、「社会的な環境・境遇が犯罪者を生み出すのか」という素質か環境かとの論争が続いた。
 最近では、原因の究明よりも、犯罪を取り巻く具体的な環境に着目して犯罪を予防するという「環境犯罪学」が有力となっている。すなわち、犯罪を減らし、治安を回復するということに有効な対策を見付けて取り組むというもので、「割れ窓理論」が有名である。
 たとえば、「犯罪を犯そうと思う機会を減らす」視点では、防犯カメラの設置が有効であり、一方、「事故等を起こさせないように導く」視点では、優良運転者に対する自動車保険料値下げなどが考えられる。さらに、「自動車等の運転者が事故原因(過失)に、事前に気が付くような環境の整備を図る」視点では、交差点をより明るくして歩行者等を発見し易くする方法もあるだろう。
 皆さんも、犯罪発生の誘因となる環境を整備して発生の機会を減少させるのに有効だと考えられるのであれば、様々な方法を用いて積極的に取り組んでいただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議の会議録について
     総務室から、平成29年第9回公安委員会定例会議の会議録について伺いがあり了承した。
  2. 全国公安委員会連絡会議(代表者会議)の開催について
     総務室から、7月10日に都内において開催される全国公安委員会(代表者会議)の出席者についての伺いがあり了承した。
  3. 人事異動に伴う総括審理官等の変更について
     警務部から、人事異動に伴い公安委員会の審査事務を補佐する総括審理官等を新たに指名することについて伺いがあり了承した。
  4. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告1件を実施したことについて報告があり了承した。
  5. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、19件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 「第28回勲章伝達式」の開催について
     警務部長から、5月9日に危険業務従事者叙勲受章者の「第28回勲章伝達式」が開催されることについて報告があった。
  2. 損害賠償請求控訴事件の判決について
     首席監察官から、損害賠償請求控訴事件の判決言渡しについて報告があった。
  3. 車両強制停止装置の使用要領実技訓練の実施について
     生活安全部長から、逃走車両の安全かつ確実な停止措置を行うための車両強制停止装置の実技訓練等を実施したことについて報告があった。
  4. 県外の職業的窃盗常習者による多額空き巣事件の検挙について
     刑事部長から、松山市内で多額空き巣事件が発生し、県外からの職業的窃盗常習者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  5. 特殊詐欺事件「受け子・見張り役」被疑者の逮捕について
     刑事部長から、新居浜市内で息子を騙る特殊詐欺事件が発生し、被疑者2人を緊急逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     被疑者は、遠い県外からも可能性があれば来ているのか。
    との質問があり、刑事部長から、「愛媛県では金融機関が頑張っているという状況から、遠い県外からも現金を取りにくる手交型等の事件が多くなっている。引き続き積極的な事件検挙と併せて、広報啓発活動も推進してまいりたい。」との回答があった。
  6. 直轄警察犬「エール号」の導入について
     刑事部長から、昨年12月に直轄警察犬1頭が病死したことに伴い、新たに直轄警察犬「エール号」を導入したことについて報告があった。
     委員から、
     これで直轄警察犬が2頭となった。大切に育てていただきたい。先日、県内初の雑種の嘱託警察犬が取り上げられていたがどうか。
    との発言があり、刑事部長から、「御指摘のとおり県内初の雑種の嘱託警察犬であり、本年度の県内嘱託警察犬は18頭となる。」との発言があった。
     また、委員から、
     犯人の追跡や高齢者の行方不明者の捜索でも、警察犬が活躍している。
    との発言があり、刑事部長から、「警察犬による臭気選別や足跡追及能力は、犯罪捜査のみならず行方不明者の捜索にも有効であるので、引き続き活用してまいりたい。」との発言があった。
  7. 交通事故分析結果について
     交通部長から、愛媛県の歩行者の交通マナー面から考察した交通事故の分析結果について報告があった。
     委員から、
     交通事故の被害に遭う可能性が高いケースとして県警が分析した「歩行者が信号機や横断歩道が近くにあっても利用せずに、自宅近くで、横断歩道以外の場所を横断する」という光景は、よく目にする。納得できる分析結果であるので、しっかりと対応していただきたい。
    との発言があり、交通部長から「分析結果の広報に努め、歩行者の方々にも注意していただくようにしてまいりたい。」との発言があった。
  8. 当面の各種警備部隊訓練日程について
     警備部長から、当面の各種警備部隊の訓練日程について報告があった。
     委員から、
     女性の警備部隊を配置する理由はどうか。
    との質問があり、警備部長から、「女性警備部隊は、ソフトに対応する必要がある現場などにおいて、活躍が期待できる。」との回答があった。
  9. 平成28年度解析技術研修の実施結果について
     情報通信部長から、県警全体のサイバー犯罪対処能力の強化を図ることを目的とした平成28年度の解析技術研修の実施結果について報告があった。
     委員から、
     研修生の習熟度はどうか。
    との質問があり、情報通信部長から、「一部の研修生は、基本的な研修項目を習得し、パソコン解析まで進んだ。また、エクセルを使いこなせなかった者でも、基本的な研修項目はできていた。」との回答があった。
     続けて、委員から、
     技術の進歩は日進月歩である。古い手法を採り続けていると発想力も展開力もついていけず、後々、組織的に問題となるので、しっかり対応していただきたい。
    との発言があり、情報通信部長から、「今後とも県警察と情報通信部との更なる連携強化を図ってまいりたい。」との発言があった。
     さらに、委員から、
     解析にあたって備忘録を残すとのことであるが、これは、あらゆる業務に通ずるもので、大事なことである。
    との発言があった。

その他

  1. 本部長から、「昨日、警察術科部員と白バイ特別訓練員の指名式が開催され、マスコミにも取り上げられた。術科部員は、柔道、剣道、逮捕術、拳銃部員に白バイを加えた総勢68人となるが、当県警のまさに精鋭であり、警察の全国大会、管区大会等でも活躍が期待されている。また、本年は、えひめ国体等が開催されることから、愛媛県の総合優勝への貢献についても期待されており、県警としても、しっかりと訓練をさせるため、組織を挙げてバックアップしたい。ついては、増田委員長始め各委員におかれても、是非とも訓練状況を視察、激励していただきたいと考えている。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第9回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年4月5日(水)
    午後1時20分 〜 午後5時20分
  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 イタリア在住の作家塩野七生の「ギリシア人の物語」は、古代ギリシアの民主制がいかにして生まれ、成熟し、その後崩壊したのか、また、民主制の下少ない兵力で、強大な兵力を有するペルシア帝国や武勇に優れたスパルタと、いかに戦ったのかが描かれている。
 この著書の一節にイタリア語で「Pace con se stesso」、英語に当てはめると「Peace With Myself(自分との平和)」という言葉が紹介されている。
 この「自分との平和」は、「自分のやりたいと思っていたことは、全て、自分のできる範囲内であるにしろ、やり遂げた時に到達する平穏な心境」をいうものである。
 皆さんも新たな年度の始まりに当たって、解決すべき課題や自らやりたいと思っていることがあると思うが、年度の終わりには「やりたいと思っていたことは、全てやり遂げた」という「自分との平和」に到達することを目指していただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第8回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 警察署協議会委員の委嘱候補者の上申について
     総務室から、警察署協議会委員の委嘱候補者の上申について伺いがあり了承した。
  3. 公安委員会宛ての苦情の受理について
     総務室から、3月28日付けで公安委員会宛ての苦情を受理したことについて報告があり了承した。
  4. 愛媛県警察における人事評価制度の概要について
     警務部から、愛媛県警察における人事評価制度の概要について報告があった。
  5. 平成27年度における予算執行その他についての監査結果に対する措置報告について
     警務部から、平成27年度における予算執行その他についての監査結果に対する措置報告について伺いがあり了承した。
  6. 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づく意見聴取・再発防止命令について
     刑事部から、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づき、意見聴取又は再発防止命令を発出することについて伺いがあり了承した。

報告事項

  1. 平成29年「春のプロムナードコンサート」開催予定について
     総務室長から、愛媛県美術館前で開催する警察音楽隊の「春のプロムナードコンサート」の開催予定について報告があった。
     委員から、
     県警音楽隊は、「県民と警察の音の架け橋」であるので、引き続き音楽を通じて警察活動をアピールしていただきたい。
    との発言があった。
  2. 暴力団の現状(平成28年末現在)について
     刑事部長から、平成28年末現在における全国及び県内の暴力団の現状について報告があった。
     委員から、
     指定暴力団の六代目山口組と神戸山口組は、未だに対立抗争状態にあると思うので、引き続き、気を緩めずに対応していただきたい。
    との発言があった。
  3. 交通事故発生状況(3月末現在)について
     交通部長から、3月末現在の交通事故発生状況について報告があった。
     委員から、
     高齢者は軽自動車を運転することが多いと思うが、普通車での事故との被害状況の比較はどうか。
    との質問があり、交通部長から、「軽自動車は、普通車に比べ車内空間が小さい、車体の強度が低いと一般的に言われ、強い衝撃時には、乗員の被害も大きくなる可能性がある。また、ボンネットのない、いわゆる軽トラックやバン型の場合には、衝撃が直接運転者に及ぶことが多いことから、こうした危険性についても広報してまいりたい。」との回答があり、続けて、本部長から、「自動車等が衝突した時の衝撃力は、速度の二乗に比例すると言われており、重大事故に直結することが多い。愛媛県の特徴として、事故直前の速度が全国平均を上回っていることから、広報啓発や指導取締りに努めてまいりたい。」との説明があった。
     また、委員から
     パトカーや白バイのレッド走行は、運転者に対する注意喚起や速度抑制に効果があることから、引き続き取り組まれたい。
    との発言があった。
     続けて、委員から、
     国家公安委員であった長谷川眞理子氏が、平成28年度全国公安委員会連絡会議において、「割れ窓理論」を掘り下げたアメリカ国内の実験結果を紹介した。
     割れ窓理論は、建物の割れた窓を放置していると「誰も管理していない、注意を払っていない地域等という象徴」になり、やがては周辺地域の治安も悪化する。一方、割れ窓を放置することなく直せば犯罪発生率は減少するというものである。
     実験は、割れ窓を修復した場合としない場合、こうした周辺を警察官が定期的にパトロールする場合としない場合という4通りの組合せで行われ、その結果、「割れ窓を直すか直さないかにかかわらず、警察官が定期的にパトロールするケース」が最も犯罪の発生が少なく、抑止効果が認められたそうである。
     やはり、警察官が定期的にパトロールする「見せる活動」が、犯罪や交通事故の抑止等につながると考える。
    との発言があり、さらに、委員から、
     重大な交通事故に直結する飲酒運転、速度違反等の指導取締りを推進するとともに、引き続き、交通事故分析に基づいた対策を講じていただきたい。また、高齢運転者に対しては、身体機能の低下を自覚できる体験型の講習や広報を行うとともに、社会全体で高齢者を交通事故から守る意識の醸成を図っていただきたい。
    との発言があった。交通部長からは、「昨年から取り組んでいるシニア・セーフティ・プロジェクトの2017年版において、御指摘の様々な視点からの取組に努めてまいりたい。」との発言があった。
  4. 平成29年「春の全国交通安全運動」の実施について
     交通部長から、4月6日から4月15日の期間に実施される「春の全国交通安全運動」について報告があった。
     委員から、
     各地域で把握している交通危険箇所については、警察のみでは解消が困難なものも少なくない。自治体や住民等を巻き込んだ対応をしていただきたい。
    との発言があり、交通部長から、「地域住民、学校、自治体等と合同による交通安全総点検を実施するとともに、通学路の合同点検についても、引き続き推進してまいりたい。」との説明があった。
     また、委員から、
     児童・生徒の自転車マナーを改善するため、自転車検定や親子で参加する自転車教室やアラームカードによる自転車学校連絡制度等についても積極的に取り組んでいただきたい。また、登下校時には交通ルールを守る児童も、一度帰宅した後、外出する際には交通ルールを守らないことが多いので、地域、学校との連携もお願いしたい。
    との発言があり、交通部長から、「各学校では、地区交通安全協会等と合同による交通安全教室を年に1回以上開催しているが、あらゆる機会を通じて働き掛けを継続してまいりたい。」との説明があった。
     さらに、委員から、
     小学生で事故に遭うケースが多いのは、小学1年生という統計が出ている。学年が高くなるにしたがって、事故回避能力や自転車の操作能力も向上していると思われるので、小学低学年の指導に努められたい。
    との発言があり、交通部長から、「小学校入学式の下校に併せた、教員、PTA、地区交通安全協会、警察等が協働した下校時の一斉指導も計画しており、自転車通学の開始を含め、生活環境・行動形態の変化に伴って発生する事故の抑止対策についても重点的に進めてまいりたい。」との説明があった。

その他

  1. 本部長から、「この定例会議の県警出席者も顔ぶれが新たになったが、増田委員長を始め公安委員の方々には、これまで同様の御指導を賜りたい。また、本日、県警察学校において挙行された初任科生の入校式に出席したが、初任科生の凛とした姿に私自身も背筋が伸びる心持ちであった。初任科生の教養では、警察官としての職業訓練はもちろん、人格教育、よき社会人、よき職業人としてもしっかりと教育してまいりたい。」との発言があった。
  2. 新体制後の定例会議であったことから、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長及び情報通信部長から、それぞれ挨拶があった。

公安委員会定例会議(第8回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年3月22日(水)
    午後1時30分 〜 午後4時10分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 「坂の上の雲」の秋山好古と陸軍士官学校の同期で、会津出身の柴五郎中佐(1859〜1945)は、清国の北京に駐在武官として赴任中、義和団の乱が勃発、北京にある各国公使館が包囲される事態となった。
 日本や欧米列強の公使館は、連合して籠城し、援軍の到着を待ったが、事件を取材したピーター・フレミングは、「柴中佐は、籠城中のどの士官よりも有能で経験も豊かであったばかりか、誰からも好かれ、尊敬された」と称讃している。
 義和団の乱平定後、各国は軍隊を駐留させ、日本軍の司令官には柴中佐、続いて秋山好古が就いた。日本軍は略奪行為もなく、欧米列強は規律ある行動に感嘆し、イギリスが対等な軍事同盟(日英同盟)を結ぶ契機となった。
 秋山好古は、退官後、元帥等の推薦を固辞して現在の松山北高校の前身である北豫中学校の校長に就任したが、好古は、「日本人は地位を得て退職すると、恩給で遊ぼうと考えがちだが、それはいかん。自分で役に立つのならば何でも奉公しなければ。」と語っていたそうである。
 このたびの異動で退職される方々も、今後は舞台を変えて、それぞれの立場で、県民のために活躍されることを期待する。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第7回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告3件を実施したことについて報告があり了承した。
  3. 愛媛県道路交通規則の一部改正について
     交通部から、愛媛県道路交通規則を一部改正することについて伺いがあり了承した。
  4. 愛媛県公安委員会事務専決規程の一部改正について
     交通部から、愛媛県公安委員会事務専決規程を一部改正することについて伺いがあり了承した。
  5. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、23件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 平成28年度第3回警察署協議会の開催状況について
     総務室長から、平成28年度第3回警察署協議会の開催状況について報告があった。
     委員から、
     警察署協議会は、警察が県民目線で活動を行う上で、非常に重要である。各署とも署協議会の委員や地元の意見を反映した活動が出来ており、本部でもしっかりとグリップしていただいている。引き続き、創意工夫を凝らした取組を推進していただきたい。
    との発言があった。
     また、委員から、
     私が委員に就任した当時と比べても、各署で、どうすれば署協議会委員に理解していただけるかという視点での取り組みが進んでいる。今後とも現在の取組方針を継続してもらいたい。
    との発言があった。
  2. 情報公開・個人情報開示の請求状況について
     総務室長から、平成28年中の情報公開・個人情報開示の請求状況について報告があった。
  3. 「平成28年度におけるワークライフバランス等推進のための取組計画」の推進状況について
     警務部長から、「平成28年度におけるワークライフバランス等推進のための取組計画」の推進状況について報告があった。
     委員から、
     現場の声を聴いて、女性が働きやすい職場づくりに、よく取り組んでいただいている。
    との発言があった。
  4. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について2件の報告があった。 
  5. 狩猟期間中における事件・事故防止に向けた取組結果について
     生活安全部長から、平成28年度の狩猟期間中における事件・事故防止に向けた取組結果について報告があった。
     委員から、
     有害鳥獣による被害も増えている一方で、猟銃等の所持者の高齢化も進んでいるがどうか。
    との質問があり、生活安全部長から、「高齢所持者の特徴を踏まえた事故と違反の抑止を強化する必要があり、県とも連携していく。また、義務付けられている講習を休日に開催するなど、申請者の負担軽減にも配慮していきたい。」との説明があった。
  6. 障がい者施設における現住建造物等放火事件の発生・検挙について
     刑事部長から、北宇和郡松野町内の障がい者施設において現住建造物等放火事件が発生し、被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  7. 特殊詐欺事件被疑者の逮捕について
     刑事部長から、西条市内で発生した警察官を騙る特殊詐欺事件の被疑者1人を、都内において現行犯逮捕したことについて報告があった。
  8. 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づく中止命令の発出について
     刑事部長から、暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づく中止命令を発出したことについて報告があった。  委員から、
     祭りの露店など、祭典行事における暴力団の介入はどうか。
    との質問があり、刑事部長から、「過去には、露店の出店について、暴力団が仕切っていたことがあった。現在、露店商組合等への協力要請に努めており、一般の善良な方々が暴力団の影響を受けないように積極的に対応している。」との説明があった。
  9. 初任科生の卒業式・入校式の実施について
     学校長から、3月27日に初任科第169期生(短期課程)の卒業式を実施し、4月5日に初任科第170期生(短期課程)及び初任科第171期生(長期課程)の入校式を実施することについて報告があった。

その他

  1. 本部長から、「明日は、第一次異動の発令日で警部以上の者が異動となる。このメンバーでの定例会は今回で最後となるが、本年度は、増田委員長を始め公安委員の方々から、大所高所から御指導いただき、お礼申し上げます。新体制後も引き続き、御指導を賜りたい。」との発言があった。
  2. 3月23日付けで退職する刑事部長、交通部長、警備部長から、また、4月1日付けで退職する学校長からそれぞれ挨拶があった。

公安委員会定例会議(第7回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年3月8日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事企画課長、交通企画課長、公安課長、総務課長

  3. 議事の概要

委員長説示

 徳川家康の遺訓として知られる「重荷を負て遠き道をゆく」について、まずは、全文を御紹介する。
 「人の一生は重荷を負て遠き道をゆくがごとし。いそぐべからず。不自由を常とおもへば不足なし。こゝろに望おこらば、困窮したる時を思ひ出すべし。堪忍は無事長久の基。いかりは敵とおもへ。勝事ばかり知りて、まくる事をしらざれば、害其身にいたる。おのれを責て、人をせむるな。及ざるは過たるよりまされり。」
 この遺訓は、家康のものと信じている人が多い。しかし、実は幕臣の池田松之助が、徳川光圀の「人のいましめ」という教訓をもとに作ったもので、このことは徳川美術館館長の調査で判明したということである。家康の積み重ねてきた苦労とあいまって、いつの間にか「神君御遺訓」として広まったものと思われる。
 愛媛県警察においても、「重荷を負て遠き道を」歩んでこられた先人の方々の御労苦により、県民の安全・安心が守られてきたものと思う。また、後進の方々には、この遺訓を戒めとして粘り強く精進し、「強くしなやかな」愛媛県警察を作り上げていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第6回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 愛媛県情報公開・個人情報保護審査会への諮問について
     総務室から、愛媛県情報公開・個人情報保護審査会への諮問について報告があり了承した。
  3. 愛媛県警察組織規則の一部改正について
     警務部から、愛媛県警察組織規則を一部改正することについて伺いがあり了承した。
  4. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告2件を実施したことについて報告があり了承した。
  5. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、32件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、2月中の苦情取扱状況について報告があった。
  2. 平成29年度警察官採用試験の概要及び採用募集活動について
     警務部長から、平成29年度の警察官採用試験の概要、採用募集活動及び今後の取組予定について報告があった。
     委員から、
     就職活動は、売り手市場となっていることから、優秀な人材確保のため、引き続き採用募集活動に力を入れてほしい。
    との発言があった。また、委員からは、
     昨年は、女性限定の採用説明会、体験型のオープンキャンパスの開催等の取組により、多くの受験者をみたことは、「将来の県警察」という視点でも評価できる。
    との発言があり、本部長から、「平成28年度は、各所属とも創意工夫を凝らした取組により、受験者数も増加した。平成29年度は「採用プロモーション映像の配信」など、新たな取組も取り入れており、引き続き採用募集活動に力を入れていきたい。」との説明があった。
  3. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について3件の報告があった。
  4. 愛媛まるごとセーフティ2017の推進について
     生活安全部長から、犯罪の防止に配慮した事業活動として取りまとめた「愛媛まるごとセーフティ2017」の事業概要及び今後の方針について報告があった。
  5. 四国中央市金生町における死体遺棄事件の発生・検挙について
     刑事企画課長から、四国中央市内で死体遺棄事件が発生し、被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  6. 西宇和郡伊方町における監禁事件発生・検挙について
     刑事企画課長から、西宇和郡伊方町内で監禁事件が発生し、被疑者1人を現行犯逮捕したことについて報告があった。
  7. 上浮穴郡久万高原町におけるコンビニ強盗未遂事件の検挙について
     刑事企画課長から、久万高原町内で発生したコンビニ強盗未遂事件で、被疑者4人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     適切な初動捜査と綿密な裏付けにより、被疑者を特定していただいた。
    との発言があった。
  8. 交通事故発生状況(2月末現在)等について
     交通企画課長から、2月末現在の交通事故発生状況及びドライバーの交通マナー等に着目した交通死亡事故の分析結果について報告があった。
     委員から、
     交通死亡事故の原因を多角的に分析することで、見えていなかった事実も明らかになると思う。引き続き、事故分析に基づいた交通事故防止対策を推進されたい。
    との発言があった。また、委員から、
     本県ドライバーの交通マナーを改善するため、何を推進すべきか。
    との質問があり、交通企画課長から、「今回、交通死亡事故の要因と交通マナーとの関係についての仮説を立てるという新たな視点での分析を行った。交通マナー改善のため、関係機関・団体と協働した広報活動を推進したい。また、分析結果を、交通指導・取締り活動にも生かしていきたい。」との回答があった。さらに、本部長から「毎月開催している記者懇談会においても、新たな視点での分析結果を紹介するなど、広く県民に周知してまいりたい。」との発言があった。

その他

  1. 本部長から、「2月県議会の代表質問及び一般質問が終了し、3月14日に開催される文教警察委員会では、平成29年度当初予算の審議もあり、多数の質問が予想されるが、しっかり準備して臨みたい。」との説明があり、また、「明日は、第一次異動の内示を行い、その1週間後には、第二次異動の内示を行う予定である。警察活動に間隙を生じさせないように万全を期したい。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第6回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年3月1日(水)
    午後2時10分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、最高裁判所で「忘れられる権利」に関する判決がなされた。
 一般的に「忘れられる権利」とは、インターネット上の検索結果に過去の犯罪等に関する個人情報が掲載されないよう、検索結果から削除してもらえる権利を示している。
 過去の犯罪等が、いつまでもインターネット上に掲示されると、本人の就職活動や更生の妨げとなるが、一方、幼い子供を持つ親にとっては性犯罪者等の再犯を考えれば、最も知り得たい情報でもある。
 判決では「忘れられる権利」について言及はされていないが、検索結果の削除を認めるのは「検索結果を提供する必要性を、公表されない権利が上回ることが明らかな場合」とされており、どちらの利益が大きいかによって個々に判断されている。
 最近の犯罪情勢を見ると、犯罪発生件数が減少する中、再犯率の高さが注目されているが、犯罪者数自体が減少してきたことで、犯罪者の社会復帰等に向けた個々の支援活動が推進されている。引き続き、県警察においても、犯罪者や非行少年が再び犯罪等を繰り返さないよう、積極的なバックアップを行うことで、更なる犯罪抑止に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第5回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 犯罪被害者等給付金の裁定について
     警務部から、遺族給付金の支給裁定2件について伺いがあり了承した。
  3. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告1件を実施したことについて報告があり了承した。
  4. 平成29年度少年指導委員の委嘱等について
     生活安全部から、任期満了に伴い少年指導委員19名を委嘱することについて伺いがあり了承した。
     また、本年4月、県警本部において平成29年度少年指導委員委嘱式及び研修会を開催することについて伺いがあり了承した。
  5. 愛媛県公安委員会事務専決規程等の一部改正について
     交通部から、道路交通法等の一部改正に伴い、愛媛県公安委員会事務専決規程及び公印規程等の一部を改正することについて伺いがあり了承した。

報告事項

  1. 被疑者取調べ適正化のための監督実施状況について
     警務部長から、平成28年中の被疑者取調べ適正化のための監督実施状況等について報告があった。
  2. 人事案件について
     首席監察官から、人事案件について2件の報告があった。
  3. 平成28年中の非行少年等の立ち直り支援活動について
     生活安全部長から、平成28年中の非行少年等の立ち直り支援活動状況及び主な取組等について報告があった。
     委員から、
     被害者支援も含め、今後も家族や地域の方々と連携した支援活動に努めていただきたい。
    との発言があり、また、委員から、
     引き続き、学校関係者との連携を強化していただきたい。
    との発言があった。
  4. 今治市玉川町玉川ダムにおける死体遺棄事件の発生・検挙について
     刑事部長から、今治市玉川町で死体遺棄事件が発生し、被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
  5. 特殊詐欺事件指示役被疑者等の逮捕について
     刑事部長から、松山市内で発生した特殊詐欺事件の突き上げ捜査により、指示役等の被疑者3人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     捜査員の努力を高く評価するとともに、更なる突き上げ捜査に期待する。
    との発言があった。
  6. 死亡ひき逃げ事件の発生・検挙について
     交通部長から、松山市北久米町で死亡ひき逃げ事件が発生し、被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
     委員から、
     地域警察官の鋭敏な捜査感覚が事件検挙につながった。非常に良い事例である。
    との発言があった。
  7. 生活道路対策における県内初のハンプ設置について
     交通部長から、生活道路対策として設置されるハンプ(車道に設置するかまぼこ型のこぶ)の概要及び効果等について報告があった。

その他

  1. 本部長から、「本日、死亡ひき逃げ事件を検挙した功労により、地域警察官2名の表彰を行った。引き続き、適時・適切な賞揚を行い、職員の士気高揚を図り、組織力の向上に努めたい。」との発言があった。
  2. 3月8日付けで異動する情報通信部長から、離任のあいさつがあった。

公安委員会定例会議(第5回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年2月22日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、西予警察署協議会に陪席させていただいたが、堅実でしっかりとした運営が行われていると感じた。
 協議会では、委員から「振り込め詐欺の水際阻止対策」、「積極的な職務質問や巡回連絡」及び「運転免許の自主返納特典に関する広報活動」等の推進について意見が出されたほか、交通安全教室等で活用されている「歩行者用交通安全危険予測シミュレータ」の体験会が行われた。
 シミュレータはコンピュータグラフィックス技術を用い、体験者の前に設置された3面モニターに再現された交通場面を疑似歩行し、危険を体感するものであるが、交通安全に必要な危険予測能力の向上に非常に効果的であると感じた。
 突然の事態に対して、機械は瞬時に迅速・正確な反応が可能であるが、人間は直ちに対処できないため、今後も各種シミュレータ等を活用した「参加・体験・実践型」の交通安全教育を積極的に推進し、県民の危険予測能力等の向上を図ることで交通事故抑止に努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第4回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 第351回愛媛県議会定例会への出席要請及び回答について
     総務室から、「第351回愛媛県議会定例会」への出席要請について報告があり了承した。
  3. 四国管区内公安委員会連絡会議の開催について
     総務室から、四国管区内公安委員会連絡会議(春季定例会議)の出席案内があったことについて報告があり了承した。
  4. 人事案件について
     警務部から、人事案件について伺いがあり了承した。
  5. 苦情申出に対する調査結果及び回答について
     刑事部及び交通部から、公安委員会宛苦情申出に対する調査結果及び回答について伺いがあり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、31件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 苦情の受理及び処理状況について
     総務室長から、1月中の苦情取扱状況について報告があった。
     委員から、
     苦情の原因をしっかり認識した上で、基本動作を徹底することが大切である。
    との発言があった。
  2. 県警ホームページアクセス状況について
     総務室長から、平成28年中の県警ホームページへのアクセス状況及び今後の方針について報告があった。
     委員から、
     引き続き、新たな視点でより良いホームページの作成に努めていただきたい。
    との発言があった。
  3. 平成29年度組織改編の概要について
     警務部長から、平成29年度における組織改編の概要について報告があった。
  4. 監察案件について
     首席監察官から、監察案件について3件の報告があった。
  5. 風営適正化法違反(禁止地域における店舗型性風俗特殊営業)の検挙について
     生活安全部長から、新居浜市内における風営適正化法違反事件の被疑者2人を通常逮捕したことについて報告があった。
  6. サイバーセキュリティ対策の推進状況について
     生活安全部長から、サイバー犯罪の検挙状況及び県警察の取組等について報告があった。
  7. 上浮穴郡久万高原町におけるコンビニ強盗未遂事件の発生について
     刑事部長から、久万高原町で発生したコンビニ強盗未遂事件の発生状況等について報告があった。
     委員から、
     事件の早期解決に期待する。
    との発言があった。
  8. 平成28年中の通訳センター運用状況について
     警備部長から、平成28年中の通訳センター運用状況について報告があった。

その他

  1. 委員から、
     先日、西条警察署協議会に陪席した。署協議会では、県警本部の方針をしっかり踏まえた本年の警察署としての取組計画が説明・諮問されたほか、全委員に署協議会の意義や目的が正確に認識された上での、きめ細かな運営が行われており、感銘を受けた。
    との発言があった。
  2. 本部長から、「本日から、2月県議会定例会が開会され、県警察への質問が予想されるが、丁寧で分かりやすい答弁に努めたい。」との発言があった。

公安委員会定例会議(第4回)の開催状況

  1. 日 時
    平成29年2月8日(水)
    午後1時30分 〜 午後5時00分

  2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
    本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、総務課長、情報通信部長

  3. 議事の概要

委員長説示

 先日、愛媛県警察協会が主催する「平成28年度駐在所勤務警察官等感謝状贈呈式」に出席した。
 式典では、警察協会会長から、長年、駐在所に御夫婦で赴任され、地域の安全・安心に貢献している警察官のほか、優秀な青年警察官や青少年健全育成に成果を上げている少年補導職員、警察活動において特に功労があった警察職員の方々に感謝状が贈呈された。
 また、贈呈式の後に座談会が開催され、受賞者の皆さんから思い出話や苦労話を聞く機会が得られたが、駐在所夫人から「重大事件や事故が発生し、一緒にいてほしい時に限って夫はいない。若い頃、主人が不在の時は、自分と子供たちだけでいつも不安であったが、今では警察官の仕事とはそのようなものだと理解している。」との経験談を聞かせていただいた。
 これからも、県民の最も身近にある「地域の安全・安心」は、警察官を陰で支える配偶者の皆さんの協力によって守られていることを忘れず、平素から職員の家族に対する様々な応援にも努めていただきたい。

決裁事項

  1. 公安委員会定例会議会議録について
     総務室から、平成29年第3回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
  2. 警察署協議会委員の解嘱申請について
     総務室から、警察署協議会委員の解嘱申請を受理したことについて報告があり了承した。 
  3. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
     生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告3件を実施したことについて報告があり了承した。
  4. 平成29年度交通関係業務委託に係る公安委員会認定審査及び認定結果通知書の送付について
     交通部から、平成29年度の安全運転管理者等講習、パーキング・チケット発給設備の管理等、運転免許関係業務及び講習業務の委託に関し、認定審査の実施と審査結果の通知について伺いがあり了承した。
  5. 交通規制の実施について
     交通部から、道路交通法に基づく交通規制の実施について伺いがあり了承した。
  6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
     交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、32件の行政処分を決定した。

報告事項

  1. 警察相談の対応状況(平成28年)について
     総務室長から、平成28年中の警察相談受理状況等及び基本的対応方針について報告があった。
     委員から、
     自治体や他機関が受理した警察関係事項で、警察に通知等があったものもこれに含まれるのか。
    との質問があり、総務室長から、「各関係機関から警察に通報や連絡等がなされたものは、個別に対応を行っている。」との回答があった。
  2. 「第13回愛媛県警察音楽隊ふれ愛コンサート」開催予定について
     総務室長から、3月4日(土)に松山市民会館で「警察音楽隊ふれ愛コンサート」を開催することについて報告があった。
     委員から、
     県警音楽隊による広報活動は非常に効果的であり、今後も積極的な活動を推進していただきたい。
    との発言があった。
  3. 人事案件について
     警務部長から、人事案件について報告があった。
  4. 運転免許停止処分取消請求事件の判決言渡しについて
     首席監察官から、原告の請求を棄却する判決が言い渡されたことについて報告があった。
  5. 平成29年度当初予算案の概要について
     警務部長から、平成29年度当初予算案の概要について報告があった。
  6. 平成28年山岳遭難発生状況及び冬山警備救助訓練の実施について
     生活安全部長から、平成28年中の山岳遭難発生状況及び冬山山岳警備救助訓練の実施について報告があった。
  7. 松前町漁業協同組合長による恐喝未遂事件の検挙について
     刑事部長から、伊予郡松前町内で発生した恐喝未遂事件で漁業協同組合長を通常逮捕したことについて報告があった。
  8. 西予市野村町における大規模火災の発生について
     刑事部長から、2月6日(月)に西予市野村町で発生した大規模火災の発生状況等について報告があった。
     委員から、
     過去の災害対応を検討し、今後の重大事案に備えることが大切である。また、被災地区の駐在所夫人が警察活動の支援や被災者のケアにあたるなど、すばらしい活躍をしたことを聞き感銘を受けた。駐在所に勤務する夫を献身的に支えている夫人の方々に感謝する。
    との発言があり、また、委員から、
     駐在所の警察官と夫人が連携し、すばらしい対応を行ったと感じる。
    との発言があり、続けて、委員から、
     災害で経験した貴重な教訓を伝承することが重要である。
    との発言があった。
  9. 交通事故発生状況(1月末現在)について
     交通部長から、1月末現在の交通事故発生状況等について報告があった。
     委員から、
     高齢化が進展するなか、TT技術を活用した新たな事故防止対策を推進することも重要である。
    との発言があり、また、委員から、
     
     夜間の事故防止対策として反射材の着用が有効であるが、中でも自発光式の反射材が効果的であると感じる。
    との発言があり、続けて、委員から、
     自動運転車の実用化のほか、衝突防止装置や車載カメラ・センサー等の普及にも期待したい。
    との発言があった。
  10. 75歳以上のドライバーが惹起した死亡事故の特徴について
     交通部長から、愛媛県内で75歳以上のドライバーが惹起した死亡事故の特徴について報告があった。
     委員から、
     高齢ドライバーの「操作不適」や「判断の誤り」に起因する事故の発生が懸念される。
    との発言があり、交通部長から、「3月に施行される高齢者講習制度等の見直しを含む改正道路交通法の適正な運用に努める。今後も関係機関と連携した事故防止対策を推進する。」との回答があった。

    その他

    1. 本部長から、「本日、大規模火災の際の駐在所夫人の活躍を紹介したが、引き続き、平素から駐在所夫人に対する様々な支援に努めたい。」との説明があり、また、「昨日、逮捕術大会の優勝に向け、各署の誇りを賭けて懸命に訓練に励む警察官の姿がテレビ放映された。術科大会の意義は、犯人逮捕に向けた気力・体力練成のほか、署員の結束を図り士気を高める効果も大きい。大会当日、署長等が代表選手を励ます姿を見て、団結心の醸成に繋がったと強く感じた。今後も、県民の方々に日々職務に励む警察官の姿を積極的に紹介し、県警職員の熱い思いを伝えたい。」との説明があった。さらに、「昨日、西予市の松山自動車道で発生した交通事故で県ドクターヘリが初出動した。消防を始め関係機関等からの要請に対しては適切な支援を推進し、助かる命が助けられるよう努めたい。」との発言があった。
    2. 生活安全部長から、特殊詐欺未然防止対策の現状及び今後の取組等について報告があった。

    公安委員会定例会議(第3回)の開催状況

    1. 日 時
      平成29年2月1日(水)
      午後2時10分 〜 午後5時10分

    2.  出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
      本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、総務課長、情報通信部長

    3.  議事の概要

    委員長説示

     前回の定例会議で相続預金に関する最高裁大法廷の決定を紹介したが、現金に関する判例について補足したい。
     被相続人が所有する現金は、最高裁小法廷の判例では不動産等と同じく遺産分割の協議対象とされている。
     一般的に考えれば、現金と預金は社会的に極めて類似した性質を持つため、個別の取扱いをする理由はないように考えられるが、前回定例会議で紹介のとおり、昨年12月に最高裁決定で判例の変更があるまでは、現金と預金の相続に関する扱いは一致していなかった。
     法律の専門家は、過去の判例等を踏まえ安易に結論を踏襲しようとする傾向があるが、今回の例のように、一般的な考え方からすれば疑問に感じてしまう部分もあるように感じる。
     県警察では、日々多くの事件・事故等を取り扱っているが、今後も結論を焦ることなく、県民の疑問や不安の解消を意識した対応に努めるなど、常に県民の視点に立った警察活動を推進していただきたい。

    決裁事項

    1. 公安委員会定例会議会議録について
       総務室から、平成29年第2回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
    2. 公安委員会宛て苦情の受理について
       総務室から、1月27日付けで公安委員会宛て苦情を受理したことについて報告があり了承した。
    3. 「公文書非公開決定」に対する審査請求の申立てについて
       警務部から、公文書非公開決定に対し審査請求の申立てがあったことについて報告があり了承した。
    4. 運転免許取消処分取消請求事件にかかる訴えの取下げに対する同意にについて
       警務部から、運転免許取消処分取消請求事件にかかる訴えの取下げに対する同意について伺いがあり了承した。
    5. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
       生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告1件を実施したことについて報告があり了承した。
    6. 特定交通安全施設等整備事業を実施すべき道路の指定について
       交通部から、特定交通安全施設等整備事業を実施すべき道路の指定について伺いがあり了承した。

    報告事項

    1. 平成28年中の苦情の受理及び処理状況について
       総務室長から、平成28年中の苦情取扱状況について報告があった。
       委員から、
       県民からのお礼の声は、どのようにして職員や県民に周知・紹介されているのか。
      との質問があり、総務室長から、「全職員に文書で回覧しているほか、職員はグループウェアでも閲覧できる。また、県民の方々にも県警のホームページで紹介させていただいている。」との回答があった。
       委員から、
       問題が認められた業務の改善に際しては、対象となった職員の年齢や経験年数等を分析した上で、今後も研修やOJT(職場教育)に生かしていただきたい。また、職員の育成には、優れた指導者による反復した現場指導が大切である。
      との発言があった。 
    2. 平成29年春季人事異動の日程について
       警務部長から、春季人事異動の日程について報告があった。
    3. 監察案件について
       首席監察官から、監察案件2件について報告があった。
    4. 平成28年中の少年非行概況(暫定値)について
       生活安全部長から、平成28年中の少年非行概況について報告があった。
       委員から、
       少年非行の低年齢化が懸念される。今後も学校関係者等と連携し非行防止対策に努めていただきたい。
      との発言があり、生活安全部長から、「家庭や学校を含め、地域ぐるみで非行防止対策に努める。」との回答があった。
    5. 県外居住の初犯者による多額金庫破り事件の検挙について
       刑事部長から、今治市内で発生した窃盗事件で逮捕した県外居住の被疑者1人を多額金庫破り事件で再逮捕したことについて報告があった。
       委員から、
       今回の事件検挙は、現場で不審者を追及した地域警察官の適切な職務執行の成果である。
      との発言があった。 
    6. 関係機関と連携した重大交通事故対応訓練の実施について
       交通部長から、関係機関と連携した重大交通事故対応訓練の実施結果について報告があった。
       委員から、
       今後も重大事故発生に備えて、関係機関と連携した訓練に励んでいただきたい。
      との発言があった。 
    7. 第55回愛媛マラソンに伴う交通対策等について
       交通部長から、2月12日に開催される第55回愛媛マラソンの大会概要及び交通対策等について報告があった。
    8. 外国人技能実習生をめぐる諸問題について
       警備部長から、外国人技能実習生をめぐる諸問題及び県警察の取組等について報告があった。
       委員から、
       関係企業等に「外国人問題対策協議会」の活動を理解していただくため、今後も積極的な広報啓発活動に努めていただきたい。
      との発言があった。 

    その他

    1. 本部長から、「先日、愛媛県がワークライフバランスの推進施策として取り組んでいる愛媛県版のイクボス「ひめボス宣言」に参加した。県警においても、職員のワークライフバランス向上に向けた様々な取組を推進中であるが、男女を問わず全ての職員が能力を最大限に発揮して活躍することは、県警全体の組織力を高めることに繋がることから、引き続き、業務の合理化・効率化を含めた働きやすい職場環境の構築に努める。」との説明があった。

    公安委員会定例会議(第2回)の開催状況

    1. 日 時
      平成29年1月24日(火)
      午後1時30分 〜 午後4時10分

    2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
      本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

    3. 議事の概要

    委員長説示

     遺産相続に関する従来の最高裁判例では、被相続人の預貯金は「相続開始と同時に相続分に応じて分割されるもので、遺産分割の対象にはならない」とされていたが、昨年12月19日の最高裁大法廷決定により「遺産分割の協議対象になる」との変更がなされた。
     しかし、金融機関では、これまでも原則として相続人全員の同意がなければ相続預金の払い戻しに応じておらず判例と実務が必ずしも一致していなかった。
     最高裁判所は、憲法違反かどうかの最終判断を行うほか、下級審で結論が分れている判例を統一する役割があるが、近年、最高裁判所の判断は現代の考え方に沿って、過去の判例を柔軟に変更している傾向が感じられる。
     現在、捜査令状のないGPS捜査の適法性について、下級審の結論が分かれており、本年春には最高裁判所の初の判断が示される予定であるが、令状の必要性や要件等について注目するとともに、引き続き、判例等を踏まえた適正な捜査に努めていただきたい。

    決裁事項

    1. 公安委員会定例会議会議録について
       総務室から、平成29年第1回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
    2. 愛媛県警察職員定数条例及び愛媛県警察本部組織条例の一部改正について
       警務部から、愛媛県警察職員定数条例及び愛媛県警察本部組織条例を一部改正することについて伺いがあり了承した。
    3. 監査の実施について
       警務部から、2月13日と15日に監査委員による警察署に対する監査が実施されることについて報告があり了承した。
    4. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
       生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告1件を実施したことについて報告があり了承した。
    5. 苦情申出に対する調査結果及び回答について
       警備部から、公安委員会宛苦情申出に対する調査結果及び回答について伺いがあり了承した。
    6. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
       交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、28件の行政処分を決定した。

    報告事項

    1. 訪日外国人等の急増への取組状況について
       警務部長から、訪日外国人等の急増への取組状況及び今後の新規取組施策について報告があった。
    2. 平成28年度第3四半期警察庁長官及び四国管区警察局長が行う監察等の受監結果並びに本県の随時監察実施結果について
       首席監察官から、平成28年度第3四半期警察庁長官及び四国管区警察局長が行う監察等の受監結果並びに本県の随時監察実施結果について報告があった。
       委員から、
       拳銃保管管理システム導入の効果はどうか。
      との質問があり、首席監察官から、「各警察署において適正な管理が行われている。」との説明があり、また、本部長から、「簿冊による管理では、保管状況が一目で分りにくいケースも考えられることから、システムの導入は非常に有効であると感じる。」との説明があった。
    3. 平成28年中の人身安全関連事案対応状況について
       生活安全部長から、平成28年中の人身安全関連事案対応状況について報告があった。
       委員から、
       行方不明者が犯罪や事故に遭遇していないかの判断は慎重になされているか。
      との質問があり、生活安全部長から、「警察署と県警本部が連携し、家族や関係者等との面接を始め、行方不明者の立ち回り先の確認を確実に行うなど、あらゆる可能性を想定して対応している。」との説明があった。
    4. 松山市余戸東5丁目における複数死体の発見について
       刑事部長から、松山市内の家屋で複数の死体が発見された状況及び捜査状況について報告があった。
    5. 新居浜太鼓祭りにおける暴力行為等処罰に関する法律違反等事件の送致について
       刑事部長から、平成28年10月の新居浜太鼓祭りにおける暴力行為等処罰に関する法律違反等事件で、被疑者8人の送致予定及び新居浜太鼓祭りの平和運行に向けた取組状況について報告があった。
    6. ガンマニアによる大量の拳銃等不法所持事件の検挙について
       刑事部長から、大洲市内で発生した拳銃等不法所持事件で被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
    7. 平成28年中の機動隊活動概況について
       警備部長から、平成28年中の機動隊活動概況について報告があった。
       委員から、
       災害出動した場合には、隊員はどのような場所で宿泊しているのか。
      との質問があり、警備部長から、「災害時は宿泊先を確保する余裕がなく、車両内で仮眠をしたり、テントや持参した寝袋で睡眠をとっている。」との説明があった。
    8. 初任科第168期生卒業式について
       学校長から、1月27日に初任科第168期生(長期課程)の卒業式を実施することについて報告があった。
       委員から、
       来賓として高等学校教育関係者の方々も出席する予定であるが、立派になった教え子の姿を見れば感銘を受けると思う。
      との発言があった。

    その他

    1. 本部長から、「公安委員には、年頭から署長会議を始め観閲式等の県警行事に御臨席いただいたほか、警察施設や訓練等の視察にも多数御出席いただいている。公安委員の御出席は職員の士気高揚に繋がることから、今後も各種行事等への御臨席・御出席を賜りたい。また、本年6月には、機動隊の新庁舎が完成する予定であり、同施設や訓練等の御視察についてもよろしくお願いしたい。」との説明があった。

    公安委員会定例会議(第1回)の開催状況

    1. 日 時
      平成29年1月11日(水)
      午後1時30分 〜 午後4時10分

    2. 出席者 増田委員長、山本委員、渡部委員
      本部長、警務部長、総務室長、首席監察官、生活安全部長、刑事部長、交通部長、警備部長、学校長、総務課長、情報通信部長

    3. 議事の概要

    委員長説示

     先日、日本老年学会・日本老年医学会が現在「65歳以上」とされる高齢者の定義を「75歳以上」に見直す提言を発表したとの新聞報道があった。
     日本は世界一の長寿国であるが、その要因として日本人の「心情・食・社会面」の3点が大きな影響を与えていると考えられている。
     心情とは、お互いを思い合い、助け合う国民性であり、食とは和食の構成や味噌等の調味料、国内産農産物の効果も高いとされている。また、社会面として、高い医療技術と保険制度の充実に加え、社会情勢の安定が挙げられるが、安全・安心な治安こそが最大の福祉であり、私たちが取り組んでいる治安維持の仕事は、日本の文化、経済、長寿を支える上で最も重要なものであると感じる。
     歌人「大伴家持」は、新年の宴で「新しき年の始めの初春の今日降る雪のいや重け吉事」(雪が降り積もるように、良い出来事が積み重なるように)と希望を込めて歌っているが、県警察においても、引き続き、県民の安全・安心のために様々な目標を掲げ、すばらしい結果を積み重ねていただきたい。

    決裁事項

    1. 公安委員会定例会議会議録について
       総務室から、平成28年第33回公安委員会定例会議会議録について伺いがあり了承した。
    2. ストーカー規制法に基づく警告の実施について
       生活安全部から、ストーカー規制法に基づく警告1件を実施したことについて報告があり了承した。
    3. 運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について
       交通部から、運転免許の行政処分に係る意見の聴取結果について報告があり、審議の結果、24件の行政処分を決定した。

    報告事項

    1. 西条西警察署庁舎落成式の開催について
       警務部長から、1月23日に開催される西条西警察署庁舎落成式について報告があった。
    2. 損害賠償請求控訴事件の発生等について
       首席監察官から、損害賠償請求控訴事件の発生及び損害賠償請求事件で原告の請求を棄却する判決が言い渡された旨の報告があった。
    3. 平成28年の刑法犯認知・検挙状況について
       生活安全部長及び刑事部長から、平成28年の刑法犯認知及び検挙状況について報告があった。
    4. ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部改正について
       生活安全部長から、ストーカー行為等の規制等に関する法律の一部改正について報告があった。
       委員から、
       改正された法律を適正に執行し、より安全で安心できる社会づくりに努めていただきたい。
      との発言があり、生活安全部長から、「被害の未然防止のため、今後も関係部署と連携し、迅速・適切な対応に努める。」との説明があった。
    5. 平成28年の110番通報受理状況について
       生活安全部長から、平成28年中の110番通報受理状況について報告があった。
       委員から、
       各警察署で啓発イベントが開催されたと報道されていたが、今後も積極的な広報啓発活動に努めていただきたい。
      との発言があった。また、委員から、
       いたずら等による無効通報の件数が多く感じられる。
      との発言があり、生活安全部長から、「子供等のいたずらについては、家族や学校関係者と連携し指導を行うほか、悪質なものについては事件対応も検討するなど防止対策に努めている。」との説明があった。
    6. 今治市伯方町尾浦港における傷害事件被疑者の逮捕について
       刑事部長から、今治市伯方町で発生した傷害事件の被疑者1人を通常逮捕したことについて報告があった。
       委員から、
       捜査員の鋭敏な捜査感覚が事件検挙に結びついたと感じる。
      との発言があった。 
    7. 西条市における殺人未遂事件被疑者の逮捕について
       刑事部長から、西条市内で発生した殺人未遂事件で中国人実習生の被疑者1人を緊急逮捕したことについて報告があった。
       委員から、
       来日外国人の増加に伴い、特異な形態等による犯罪の増加が懸念されるほか、今後も通訳人の確保等に配慮する必要がある。
      との発言があった。 
    8. 平成28年中の交通事故発生状況について
       交通部長から、平成28年中の交通事故発生状況について報告があった。
       委員から、
       適切な交通事故分析により、今後の課題がよく理解できる。引き続き、交通安全協会を始め関係機関・団体との情報共有に努め、交通事故抑止に努めていただきたい。
      との発言があった。
    9. 治安出動にかかる自衛隊との共同実動訓練の実施について
       警備部長から、治安出動にかかる自衛隊との共同実動訓練の実施について報告があった。
       委員から、
       今後も様々な場面を想定した訓練に努めていただきたい。
      との発言があった。

    その他

    1. 本部長から、「昨年、本県の刑法犯認知件数及び交通事故の発生件数・負傷者数の減少率は、全国の平均減少率を上回ったほか、犯罪の検挙率についても全国の平均値と比較して高い水準を維持している。また、県民の安全・安心に繋がるような事件検挙や各種施策を展開することができたほか、警備実施についても完遂し、県民の期待と信頼に応える成果を一定以上に挙げることができたと感じる。その一方で、特殊詐欺の認知件数増加や交通事故死者数の高止まりの課題等もあり、更なる対策の強化に努めたい。本年も、県民の期待と信頼に応える成果を挙げることができるようチーム県警として努力したい。」との説明があった。
    2. 警務部から、1月13日に「愛媛県警察年頭観閲式」を実施することについて説明があった。