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ドラムメジャーのつぶやき

第6回 ドリルの本番に向けて(12月8日更新)

気付けば、あっという間に2016年が終わろうとしています。
この時期になると、ドリルはとりあえず最後まで通せるようになります。
そこから、より良いドリルを見ていただくために、合奏訓練を行って演奏技術を高めたり、フォーメーションの並びをより整然とそろえたりして、さらに精度の高いドリルに仕上げていきます。

指導を行っていて、難しいなと感じることは多いのですが、一番難しいのはやはり「直線にならぶこと」ではないでしょうか。
そこに「等間隔」が加わると、さらにハードルが高くなります。
直線が難しい理由は、一言で言うと「誰が見てもずれていたら分かる」からです。
例えば、8人が直線に並んだとき、1人がほんの少しでも正規のラインからはみ出していれば、観客には「あ、あの人ずれている」とすぐに分かってしまいます。
それに対し、曲線に関しては、ほとんどの人が正規の曲線を探そうとはしません。
これは、マーチングの世界で常識とも言える考え方です。
しかし、逆に捉えると、直線が綺麗にそろっていれば、それだけで観客にアピールできるとも言えます。
そういった理由から、限られた訓練の中で、直線を整えていくことを心がけています。

ところで、ドリルの練習が始まると、どうしても動きの練習が主となってしまい、基礎練習に時間がかけられなくなってきます。
前回、L字パターンの練習方法について説明しましたが、基礎的な技術の積み重ねが、結果に繋がっていることを忘れてはいけないと今更ながら強く思うようになりました。
しっかりとした基礎的な技術の土台が出来ていないと、その上に高くそびえるドリルの技術は積み上げられないのです。
仮に積み上げたとしても脆い土台では崩れてしまうでしょう。
毎年、見てくださる方々に、より良いドリルを見ていただきたい。
そのためには、基礎をしっかりと固め、より高い技術を積み上げていくための長期的な計画が大切なのだと思います。
「急がば回れ」と言いますが、ともすれば近道を行きたくなる気持ちを抑え、うまくいかないときは原点に立ち返って基礎を見直してみると、案外、近道だったということがあるかもしれません。
とはいっても時期が時期です。
基礎練習ばかりやっていてもドリルは仕上がらないので、そのあたりのバランスを考えながら訓練を進めて行きたいと思っています。

もうすぐ第51回四国4県警察音楽隊演奏会を開催しますが、そこで感動をお届けできるドリルを目指し、残された訓練時間を無駄にせず、精進していきたいと思います。
今年のドリルタイトルは「THEATER(シアター)」です。去年と同じタイトルですが、1曲だけ曲を変更しています。
どの曲が変わったのか、分かった人は愛媛県警察音楽隊のマーチング通かもしれませんね。

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